人材紹介会社 or 転職エージェント
「金曜どうでしょう」ではペルソナが紹介業の理想郷づくりを目指して、どんな取り組みをしているのかをお伝えしています。
ペルソナでは仲間あつめに奮闘中ですが、いろんな方とお会いする中で「紹介業のあるある」に疑問を持ち、もやもやを抱えている方が想像以上に多いと感じました。
そこで「紹介業のあるある」をテーマにこういう風に考えていますよ、ということをお伝えしています。
▼過去記事はこちら
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言葉の定義は人それぞれ
人材紹介会社で活躍する人とは
第14回は「人材紹介会社で活躍する人とは」です。
紹介業あるあるシリーズも14回となりました。
いったん今回をひと区切りとし、今後は不定期更新の予定です。
人材紹介業界についての危機感について警鐘を鳴らしつつ、そもそも我々は何者なのかを振り返る記事を書きたいと思います。
どのように名乗っていますか
「人材紹介会社の〇〇です」
「転職エージェントの〇〇です」
意識して使いわけをしていますか?
企業に対しては「人材紹介会社」と名乗り、個人に対しては「転職エージェント」と名乗るようにしているという方が多いかもしれません。
人材紹介ビジネスの歴史は古いですが、人材紹介会社の歴史は2000年代に入ってから本格稼働した、新しい部類に入る業界です。
1999年の職業安定法の改正に伴う、民間の有料職業紹介事業の原則自由化が始まりです。取扱職業の原則自由化、手数料制度・許可期間の改正、職業紹介責任者の法定化、守秘義務、個人情報の取扱い、求人・求職の全件受理などが規定されました。
2000年には、社団法人日本人材紹介事業協会が設立。
2004年には、さらなる改正職業安定法の改正があり、兼業禁止の廃止、保証金制度の廃止、職業紹介責任者制度の改正、許可手続きの簡素化が進みました。
人材紹介業界は、約20年ほどの歴史です。
いまでは3万社になろうとしています。
昨今は人材採用の手法のひとつとして人材紹介会社を利用することは珍しくありませんが、地域によっては「人を紹介するだけでこんなに支払うのか?」と驚かれることもあります。
都市部においても、成功報酬手数料:理論年収の〇%について「高い」と言われることも少なくありません。背に腹は代えられぬと高いと思いつつも、採用のため契約を締結する企業もあるようです。
モノを売っているのとは違い、人材を”紹介する”という行為、機会創出がサービスです。結果として紹介された人材が採用にいたったとしても、連絡が遅い、候補者の選考状況・志望度に関する情報が曖昧、そもそもそれまでに紹介する人材がミスマッチだったなど、プロセスに不満を持つ企業の声を聞くことがあります。
「高い」と思われているということは、期待を下回っている状態ということです。
もちろん「自分は大丈夫。クライアントに満足していただいている」という方もいると思います。ただ、業界全体への不信感をそのままにしておくと、ひいては自分の身を脅かすことにもなるのではないでしょうか。身を置く業界がそんなふうに言われていることから目を背けていいのだろうか…と考えています。
転職エージェントに期待していない
キャリア面談の際、警戒心が強いと感じることがあります。
よくよく話をお聞きすると、過去にエージェントとのやり取りで失望感を覚えた経験があり、信頼できるのかどうかを探っているようです。
たとえば、過去に求人を紹介してくれなかったり、紹介される求人が希望とかけ離れていたり、企業の情報を聞いても知らないと言われ、転職エージェントに過度な期待をするのはやめようと思いつつ、興味のある求人の話だけ聞こう、というケースです。
弊社のコンサルタントが書いた記事もご覧ください。
大切なのは誠実であること
企業に対しても、個人に対しても「誠実であること」が何よりも大切だと考えています。人材紹介会社、転職エージェントとして企業・個人と真摯に向き合うこと、それに尽きると思っています。
100-1=ゼロの法則 をご存じでしょうか。
サービス業でよく例に挙げられる法則で、1人の応対がそのブランド・店舗・会社の信頼をゼロにすることがある、ということです。
自分にとっては数あるクライアント、候補者かもしれませんが、受け手にとっては業界全体につながるような印象を与えてしまうかもしれないことを肝に銘じたいと思います。
私たちペルソナでは日々まなび、紹介業の理想郷づくりに奮闘中です。
カジュアル面談は、月に数名お申込みいただいています。
共感いただける方、ぜひお気軽にご連絡ください!
▼ペルソナにはこんな人がいます
キャリア支援会社の中の人がキャリアに悩み意思決定した話
30代OL、地元へUターンする話
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#1 ペルソナ創業の思いとこれまで
#2 ペルソナの事業や制度について
#3 若手社員から見たペルソナ
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