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カジュアル面談は本当にカジュアルなのか

「金曜どうでしょう」ではペルソナが紹介業の理想郷づくりを目指して、どんな取り組みをしているのかをお伝えしています。

ペルソナでは仲間あつめに奮闘中ですが、いろんな方とお会いする中で「紹介業のあるある」に疑問を持ち、もやもやを抱えている方が想像以上に多いと感じました。
そこでこれから隔週水曜日に「紹介業のあるある」をテーマにこういう風に考えていますよ、ということをお伝えしていきます。

▼過去記事はこちら
スカウトの自動化ってどうなの?
人材紹介業をやっていて心震える瞬間

第三回は「カジュアル面談」をテーマに書いていきます。

カジュアル面談はエージェントの力不足?

応募の前段階で候補者と接点を持つ手法として、数年前から「カジュアル面談」という言葉を目にするようになりました。そのときは「カジュアル面談ってなんですか?」という質問をいただくこともありましたが、いまはだいぶ定着してきた感があります。

とはいえ、英語が混じると途端に人によって解釈が曖昧になりがちです。
エージェント業に携わる者からすると、定着してきたように思えるカジュアル面談。しかし、面接官や候補者からすると何するのかよくわかっていないということがあります。共通言語として定着するには至っていません。

面接は選考の場でもあるため、候補者の経験、経歴、なぜ転職するのかなどを質問していきます。ですので候補者も準備をして臨みます。

一方、面談は企業からの情報提供の場です。面談の前に「カジュアル」をつけることにより、「気軽に参加してくださいね」という意味合いを込め、心理的ハードルを下げています。

企業からすると面接の前に1つ工程が増えるのが手間だったり、人事→面接官とのコミュニケーションが円滑ではなく、カジュアル面談の意味が伝わっておらず、逆効果の場合もあります。


応募ではなく、カジュアル面談を企業に依頼する理由の一つが
「応募までの熱量はないけれど、興味はある」です。

果たして、エージェントとして、ターゲットの方々にお声がけして面談をし、案件の説明をしたものの応募までの熱量にならない場合の妥協策がカジュアル面談でしょうか。

企業のこれから、課題感、その候補者に想定しているポジション、期待していることを伝えずに、「カジュアル面談からOKですよ、だからとりあえず話を聞いてみましょうよ」と安易に誘導するのは、エージェントとしての仕事からの”逃げ”だと思います。

それとも、候補者との接点を増やし、機会創出に繋がっているからOKなのでしょうか。場を設定することで想定外のマッチングにつながる可能性もゼロではありません。

これは意見の分かれるところかもしれませんね。

企業側は、応募意思まで醸成されていない候補者と会うことができるようになりますし、知名度が低かったりHPやSNSなどでのブランディングがうまくない場合には、直接話をすることで、印象をがらりと変えることにもつながります。

候補者側は、仮にその後面接に進んだときに、カジュアル面談で得た情報がベースにありますから、理解を深めたうえで選考を進め、意思決定ができるようになります。
面接となると、経歴や転職理由、志望動機、これからやりたいことなど、想定される質問にどう答えるのか準備したり、選考されていると思うと「こんなこと聞いてよいのかな」と心配になり、突っ込んだ質問ができなかったりもします。ですので、カジュアル面談ではフラットな状態で情報収集できるというメリットがあります。

とりあえず、ではなく、候補者はどういう情報を求めているのかをエージェントとして企業に伝えることで双方の時間を有意義なものとしていきたいですね。


さて、今回はカジュアル面談について気になったことがあったので記事にしました。

これからも紹介業に関するアレコレについて発信していけたらと思います。
ご興味のある方は是非ペルソナをノックしてください!

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