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スカウトの自動化ってどうなの?

候補者に送るスカウトメール。

最近ではRPAで自動化していたり、アシスタントが機械的に大量に送付していたりするところが増えてきたようです。

「スカウトの自動化は生産性が上がるのか?」
「顧客にとってベストなのか?」

結論、スカウトの自動化は生産性は上がらないし、顧客にとっての利益はないと考えます。

これまで「金曜どうでしょう」ではペルソナが紹介業の理想郷づくりを目指しており、どんな取り組みをしているのかをお伝えしてきました。

ペルソナでは仲間あつめに奮闘中ですが、いろんな方とお会いする中で「紹介業のあるある」に疑問を持ち、もやもやを抱えている方が想像以上に多いと感じました。

そこでこれから月1回を目途に「紹介業のあるある」をテーマにこういう風に考えていますよ、ということをお伝えしていきたいと思います。

さて、話を戻しまして今回のテーマである「スカウトの自動化」について。

そもそも、なぜスカウトの自動化をしているのかですが、紹介会社によりけりですが、アクティブ・休眠含めて100社近い企業と案件を担当していることがあります。そうなるとコンサルタントは、全てに対応しきれません。

そこで、集客部分を切り出して、案件を数多く抱えるコンサルタントが成約に近いフェーズに力を割けるようにするためでしょう。

KPIでは、書類推薦数、書類通過数、内定数が設定されており
「とりあえずとにかく数応募して、通過してから考えればよい」と応募要件に合致していないにもかかわらず、応募させている紹介会社もあるようです。

受け取る側は分かっている

スカウトメールを受け取ったことがある人ならば
「なぜ私にこの案件を送ってきたのだろう?」と疑問に思ったことがあるはず。

経験業種・職種、希望業種・職種も、希望勤務地も年収帯も合わず。
自分の経歴を見て送ってきたのか、そうでないかはすぐに分かります。
自動化されたもの、定型文かどうかは一目瞭然です。

例えば、不動産業界を得意としているコンサルタント宛てに、不動産業界の専門職のスカウトがきたりします。
恐らく職種関係なく”不動産”というキーワードマッチングで送信されたスカウトでしょう。

案件は絞った方がいい

情報過多になると脳は拒否をし始めます。

候補者は数多くのスカウトを受け取り、自身でも求人を探したりして転職活動中は情報過多の状況です。

複数案件の概要を記載し「まずは面談しませんか」と送るスカウトをよく見ます。

ペルソナでは、基本的に一人の方に対して一つの案件でスカウトします。
それは、企業側の採用要件(経験・経歴・人柄・課題)を聞いたうえで、マッチすると思った方だけに送るからです。

業種・職種・年収帯など定量面はある程度推測でき条件マッチングはできますが、経営者・上司・部署内のメンバーとの相性、雰囲気や組織の課題感を解決できそうかどうか、という定性面については一人ひとりの経歴を読み込まないと判断が難しいものです。
候補者の方のこれまでの経歴から推測される意思決定の判断軸、文章の書き方から推測される仕事の進め方など、いわゆる行間を読み解く力が必要です。

これは自動化では現状難しい領域です。
企業とやり取りをしていないアシスタントが機械的にサーチするのもハードルが高いといえるでしょう。

若手層には有効かもしれませんが、一定のキャリアを重ねて志向が定まっている層をターゲットにする場合は、効率的でも効果的でもないといえます。

「まさしく今自分が感じてることが文面に書かれていてそれで話したくなりました」

1to1でスカウトするとこんな返信をいただくことがあります。

数を追うと疲弊しますし、仕事が雑になりがちです。
ペルソナではKPIは設定せず、どういうターゲットにどういう文章を送るのかを練りに練ってからスカウトしています。

数を追わなくても、いえ、追わない方が結果的に効率的で効果的であることを実感しています。


さて、今回はスカウトの機械化・自動化について気になったことがあったので記事にしました。

それ以外にも紹介業をもっと良くする取り組みなど発信していけたらと思います。
その中にはまだどの紹介会社でも前例のない施策もあると思います。
ご興味のある方は是非ペルソナをノックしてください!

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