仲間からの信頼をもとにお金を貸す銀行『マイクロクレジット』
マイクロクレジットとは、少額融資という意味です。
ムハマド・ユヌスが作り上げたマイクロクレジットは「5人1組の信頼」によってお金を貸出審査するシステムであり、仲間内で返済計画を練らせるので返済率が95%もあることが特徴です。
今回は、仲間からの信頼をもとにお金を貸す『マイクロクレジット』について紹介します。
ムハマド・ユヌス
ムハマドユヌスは、バングラディシュチッタゴン大学の教授で、グラミン銀行を立ち上げました。
ユヌスは、農村の貧困層(BOP)を支援するために、農民にポケットマネーから少額のお金を貸し出すことにしました。
ユヌスは、布の仕入れに使いたいという農民の願いをかなえるために、ドンドンお金を貸していきました。
マイクロクレジットとは
マイクロクレジットとは、少額融資という意味です。
本来お金を貸し出す側は、担保をとってからお金を貸し出しますが、少額の場合、担保をとったら誰も借り手がいなくなります。
しかし、無担保でお金を貸すとなると返済能力や返済意志が確認できないので逃げられてしまう貸付リスクが高まります。
そこでユヌスは、個人調査や与信審査をするのではなく「仲間からの信頼」で確認することにし、借り手は「同性の5人1組」のグループを作り、個々人の資金計画についてグループ内でチェックさせることにしました。
返済率は95%以上
ユヌスがポケットマネーから始めたマイクロクレジットの仕組みは、返済をしないと仲間に迷惑がかかるため、部活のような連帯感が生まれ返済率は95%を超えるようになりました。
また1976年には、大学の実証実験プロジェクトになり大学周辺の村が対象になりました。
活動はさらに広がり、2009年時点では貸し付け対象者は787万人となり、貸付総額は81億ドル(約8,892億3,043万円)になっています。
農民が布を安心して仕入れられることで雇用も安定し、貧困層を助ける大きな力になりました。
最後に
今回は、仲間からの信頼をもとにお金を貸す『マイクロクレジット』について紹介しました。
マイクロクレジットとは、少額融資という意味です。
ムハマド・ユヌスが作り上げたマイクロクレジットは「5人1組の信頼」によってお金を貸出審査するシステムであり、仲間内で返済計画を練らせるので返済率が95%もあることが特徴です。
ユヌスは、布の仕入れに使いたいという農民の願いをかなえるために、ポケットマネーからドンドンお金を貸していき、2009年時点では貸し付け対象者は787万人となり、貸付総額は81億ドル(約8,892億3,043万円)になっています。
農民が布を安心して仕入れられることで雇用も安定し、マイクロクレジットのおかげで貧困層を助ける大きな力になりました。
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