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教育・保育

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学校現場や学童保育での経験やエピソードを踏まえつつ、私なりに感じ考えたことをまとめていきます。
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#保育園

子どもたちとの関わりから拡がった手遊び+α

子どもたちとの関わりから拡がった手遊び+α

私は小学校教諭養成課程出身であり、手遊び歌にあまり馴染みがありません。が、現場の先生方が手遊びをしているのを見聞きして、自分なりにアレンジしながら子どもたちと笑い合うのを楽しんでいます✨

「いろんなめがね」ならぬ「いろんなマーク」

この日は、秋祭りで年長の子どもたちが出店するお店のロゴを考えるきっかけになればと用意していた様々な店のロゴを印刷した紙を見つけたコウくん(仮名)に、「いろんなめがね

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パンダ型の乗り物遊具を通して生まれた〝動き〟

パンダ型の乗り物遊具を通して生まれた〝動き〟

3歳児クラス(年少)〜5歳児クラス(年長)までの異年齢児保育をしている園での、ある日の場面。この日は20名弱の子どもたちと近所の公園へ。3歳児クラスの子どもたちは、それまで行なっていた個の遊びから、だんだんとモノを介した小集団の遊びへと変化してきたように感じています。そして、その様子を眺めていてとても興味深い場面がありましたので、文章にまとめてみました。

※なお、トップ画像はnoteの「みんなの

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〝かえるくん〟人形から紡がれた実践に出会う〜臨床育児保育研究会レポート〜

〝かえるくん〟人形から紡がれた実践に出会う〜臨床育児保育研究会レポート〜

昨晩は、オンラインで開催された臨床育児保育研究会に参加させていただきました。

幼稚園に通うある女の子が、前年度に着ていたエプロンの布地を見に纏う〝かえるくん〟の人形をお家で作り幼稚園にもってきた(しばらくは引き出しにしまっており、そこに先生の素敵な感性が動いた)ところから展開する実践。やがて他の子どもたちも加わって温かな関わり合いの中で劇作り遊びが生まれ、一般的には「課題のある子」として捉えられ

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2歳児クラスの子どもたちが紡いだ影と光の探究物語

2歳児クラスの子どもたちが紡いだ影と光の探究物語

ある日、2歳児クラスの帰りの会で『かげはどこ』(文:木坂涼、絵:辻恵子、福音館書店、2016年)を読みました。

すると、何人かの子どもたちが、その後の合同保育の時間に「影、あったよ!」と呟き、大喜び。絵本の世界と現実世界とが繋がった瞬間に感動しました。そこで翌日、もう一度この絵本を読んで、園内にある影を探してみようと子どもたちに提案してみました(全員ではなく、もう1つの活動と選択制にしました)。

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誰も知らない「ミッキーマウスマーチ」〜未知の前では皆平等〜

誰も知らない「ミッキーマウスマーチ」〜未知の前では皆平等〜

「無知の前では皆平等」というのが、最近の個人的なモットー。とはいえ日常の保育やワークショップで自分がリーダーシップをとる時は、結構緻密に展開を組み立てることが多いです。もちろん「結果」や「ゴール」、その過程の一挙手一投足を縛るような決め方はしませんが、予想や想定をするからこそ予想外や想定外に驚き感動することができると考えています。

そんな私ですが、先日ほぼノープランで未知に飛び込む面白さを保育の

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〝あいだ〟を意識して、より楽しくなるものを共創造する〜保育園での子どもたちとの関わりで生まれる葛藤場面から〜

〝あいだ〟を意識して、より楽しくなるものを共創造する〜保育園での子どもたちとの関わりで生まれる葛藤場面から〜

保育園で働いていると、子どもたちとの関わりの中で様々な葛藤に直面することがあります。具体的には

「食事で様々なものを食べる楽しさを味わって欲しいなぁ‼️」vs「苦手だから食べたくない〜‼️」

「部屋を綺麗にして欲しい‼️」vs「遊びが楽しいから片付けをしたくない〜‼️」

など。
ついイライラしてしまったり急かしてしまうような声掛けをしてしまった時には後々自己嫌悪に陥ることも😔
そんな状況に

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