モモ

97年生まれ

モモ

97年生まれ

記事一覧

夕立

雨が降る。雷が鳴る。 それに準えて私の心みたいだと思う。 今日の夕立はすごかった。 ザーザーと、ゴロゴロと、 龍神様が荒れているみたいだ。 ねっとりと肌にまとわり…

モモ
10日前
3

できない自分を認めるということ

目標を立てるのも、マイルストーンを置くのも、 因数分解するのも、割と得意だと思う だけど、どうしても身体がついてこない 論理的思考に感情的意思決定という最悪の組み…

モモ
2週間前
1

北国

「真っ白い雪がすき 白い雪は汚いもの全てを覆い尽くす気がするから」 窓の外は吹雪いていて 私はそれをひっそりと眺めている。 今日の授業はサボってしまおうか。 雪の…

モモ
3週間前
3

沖縄

1泊2日で沖縄へいってきた 本州よりもひと足先に梅雨入りした沖縄は 予報通りの小雨 小腹が空いて 天ぷら屋さんでサーターアンダギーを買う。 揚げたてのそれは外側がザ…

モモ
3週間前
3

6/19

今朝は外に出た瞬間、 夏だと思った 夏がきた 今年も夏がきた 夏がくると思い出すのは、 不思議と小学生のころ 学校で育てたきゅうりやトマト 夏期講習で通った塾 暑く…

モモ
3週間前

6/12

怖くて眠れない夜がありますか。 こわくて眠れない夜 朝が来るのがこわい 厳密に言えば、 朝起きて絶望するのがこわい そういえばさっき大学時代のことを思い出していた…

モモ
1か月前

6月10日

「月曜日だけ早く出社すれば、 上司は君がやる気のある新人だと思うはずだよ」 と言った誰かの声が頭の中に響く。 だから日曜日はいつもより 15分早く目覚ましをセットす…

モモ
1か月前
1

雪降る街

窓の外では雪がしんしんと降っている なんて寂しい景色だろう ふるさとにはないこの寒さにも もう慣れてしまった 遠いところまで来てしまった ほんとうに遠いところまで…

モモ
1か月前

なつ

息を吸う 夏の匂いがする 夏の夜は 特別な匂いがする いのちのにおい みどりのにおい 線香のにおい

モモ
1か月前
1

うつつ

夜の静けさがピンと張った 踏みしめるたびに キュッキュッと雪が軋む 転ばないように気をつけて 垂直に足を下ろす 街灯が わたしを照らしている 少し暖かい色で わたしを…

モモ
1か月前
3

夜がすきだ わたしと世界の境界線が どんどん薄まっていって このまま世界に 溶けちゃうんじゃないかとおもう 夜は毎日やってきて わたしの輪郭を曖昧にする 夜がすき…

モモ
1か月前

きみ

しあわせそうなきみ わらっているきみ おばあちゃんになって ぜんぶ忘れちゃっても きみのことをすきでいられたらうれしい

モモ
1か月前

邪魔しないで

思考を深めるほどに、 身体が心に追いつかなくなり、 物理的な身体と精神が分離していく。 私は踊れる 私は奏でられる 私は描ける 思考の深い部分では いつでもどこでも …

モモ
1か月前

今日から

今日から日々のあれこれを書いてみようと思う。 今の私が感じたことを 書き留めておきたい。 いつかの私の助けになることを願って。

モモ
1年前
2

夕立

雨が降る。雷が鳴る。
それに準えて私の心みたいだと思う。

今日の夕立はすごかった。
ザーザーと、ゴロゴロと、
龍神様が荒れているみたいだ。

ねっとりと肌にまとわりつく湿気。
雨は降り止まない。
私の悲しみも止まらない。

一世一代の大きな賭け。
チャンスの神様の前髪は掴めたのだろうか。
失敗してしまったかな、と思う。
明日から頑張れるだろうか、やっていけるだろうか。
はやく、はやく、たすけにき

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できない自分を認めるということ

目標を立てるのも、マイルストーンを置くのも、
因数分解するのも、割と得意だと思う

だけど、どうしても身体がついてこない
論理的思考に感情的意思決定という最悪の組み合わせ

どんどん自分のことが嫌いになって
理想と現実の乖離が起こる

できない自分を認めてあげられたら
わたしきっともっと楽だったんだろうな

もう明日は頑張れないかもしれない
そんな毎日を過ごした先にはなにが待ってるの

許して欲し

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北国

「真っ白い雪がすき
白い雪は汚いもの全てを覆い尽くす気がするから」

窓の外は吹雪いていて
私はそれをひっそりと眺めている。

今日の授業はサボってしまおうか。
雪の日に大学まで歩くと30分はかかる。
こっちの雪はパウダースノーだから、
傘は刺さなくてもいいけど、
雪道は滑ってしまうからゆっくり歩かなければならない。

今日は授業をサボって
札駅の喫茶店で本を読むことにした

アルバイトまでたっぷ

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沖縄

1泊2日で沖縄へいってきた

本州よりもひと足先に梅雨入りした沖縄は
予報通りの小雨

小腹が空いて
天ぷら屋さんでサーターアンダギーを買う。
揚げたてのそれは外側がザクザクで
ほんのりと甘さを感じる、とても美味しい。

観光地的な側面よりも
そこに根付く文化や、
人々の呼吸を感じたいと思う。

緑の濃い植物たちの
水に濡れた姿が美しいと思った
海も植物も艶やかで、
なんだか泣きそうになる。

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6/19

今朝は外に出た瞬間、
夏だと思った

夏がきた
今年も夏がきた

夏がくると思い出すのは、
不思議と小学生のころ

学校で育てたきゅうりやトマト
夏期講習で通った塾

暑くてたまらない
畳の部屋で
寝転がったり
アイス食べたり
宿題したり

いつまでも
どこまでも同じ毎日であった
あの夏休みが一瞬で蘇る

なにが必要なの
なにも必要ないの
この瞬間を忘れてしまうのがこわいの
心がなくなってしまった

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6/12

怖くて眠れない夜がありますか。

こわくて眠れない夜
朝が来るのがこわい

厳密に言えば、
朝起きて絶望するのがこわい

そういえばさっき大学時代のことを思い出していた。

地元から離れて
誰1人私を知らない土地で過ごした4年間。

なんの繋がりもなかった人たちと、
大学やバイトやサークルだけで繋がっていた。

夜通し飲んで
酔っ払って雪道を歩いた。

まるでそうしていないと皆、
寂しさや不安で押

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6月10日

「月曜日だけ早く出社すれば、
上司は君がやる気のある新人だと思うはずだよ」
と言った誰かの声が頭の中に響く。

だから日曜日はいつもより
15分早く目覚ましをセットする。

だけど、そんな誰かの言葉で起きられるはずもなく
今日も私はいつも通りの時間に起きた。

朝起きると絶望が始まる
死ぬ瞬間を想像する

だけどそれはそんなに
リアルなものじゃない

わたしは神童と呼ばれていたけれど、
お金にも不

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雪降る街

窓の外では雪がしんしんと降っている
なんて寂しい景色だろう

ふるさとにはないこの寒さにも
もう慣れてしまった

遠いところまで来てしまった
ほんとうに遠いところまでひとりきりで

なつ

息を吸う
夏の匂いがする

夏の夜は
特別な匂いがする

いのちのにおい
みどりのにおい
線香のにおい

うつつ

夜の静けさがピンと張った

踏みしめるたびに
キュッキュッと雪が軋む
転ばないように気をつけて
垂直に足を下ろす

街灯が
わたしを照らしている
少し暖かい色で
わたしを照らしている

粉雪がふりかかる

このままどこまでも歩いていけるような気がした
歩いていかなければならないような気がした

夜が明けるまで
静かなこの世界で

夜がすきだ

わたしと世界の境界線が
どんどん薄まっていって

このまま世界に
溶けちゃうんじゃないかとおもう

夜は毎日やってきて
わたしの輪郭を曖昧にする

夜がすきだ
はやくはやく
わたしを溶かして

きみ

しあわせそうなきみ
わらっているきみ

おばあちゃんになって
ぜんぶ忘れちゃっても
きみのことをすきでいられたらうれしい

邪魔しないで

思考を深めるほどに、
身体が心に追いつかなくなり、
物理的な身体と精神が分離していく。

私は踊れる
私は奏でられる
私は描ける

思考の深い部分では
いつでもどこでも
何にも捉えられない。

今日から

今日から日々のあれこれを書いてみようと思う。

今の私が感じたことを
書き留めておきたい。
いつかの私の助けになることを願って。