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取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

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本当にただの日記です。自分のために、(なるべく)毎日、寝る前だったり、寝落ちしたあと夜中起きた時だったりに書いたものです。
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#幼馴染

11月8日「誠実さについて考えるときにオレの考えること」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

11月8日「誠実さについて考えるときにオレの考えること」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

「誠実」
まじめで真心がこもっていること。

オレが誠実さについて考えるとき、思うのは、オレはつくづく不誠実なやつなんだということ。
高校時代、フクダにいつも言われていた。お前って薄っぺらな人間だなとか、お前に向いてるのは詐欺師くらいだって。実際、自分でもオレは薄っぺらなやつだと思う。

だいたい、オレは人や場所にあまり執着がない。だから、人や場所に関りを持っても、何かがあればそれを簡単に断ってし

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11月1日「裸のままで」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

11月1日「裸のままで」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

井上の野郎のメールのせいで、今日は一日中滅入った気分になっちまった。

朝起きてケータイ見たら、「みんなお前のこと終わったと思ってる」とか言われたらさ、そりゃもうスゲーずーんってなるじゃん。ずーんて。
バイト中もそのことばっかり頭にあって心ここにアラズって感じだったし。

なんやかんやでヤツラとは長い付き合いで、深い付き合いだし。このままフェードアウトして会わなくなっちまうってのはあまりに寂しすぎ

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10月3日「回顧②」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

昨日の続き。

小学校の幼馴染のヤツラには絶対に弱みを見せたくなかった。
なぜなら、オレたちはお互いに特別な友達だという認識があったからだ。(少なくともオレは)

ヤツラはみんな頑張って結果を出している。佐藤、ニイミ、Kは中学受験に成功し有名校へ、井上は高校から留学、タケルは横浜の高校に行ってインターハイで優勝した。
そんなヤツラと小さな頃から付き合いつつ、ごく普通の公立中学・高校(北高の偏差値は

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10月2日「回顧」|取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 

こうして日記を書くことで、オレはかろうじて月日を感じることができている。
夜、日記のタイトルをつける時に、「あ、今日は〇日か」と初めて気づく。もう一日も終わろうとしているタイミングで。

最近のオレは精神的にかなり弱ってきている。それは、自分の、将来への不安が原因だ。

オレはこのままどうなるのか。将来何をしているのだろうか。いや半年後は何をしているのか。どうせ困ったら大学に行けばいいと思っている

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【9月23日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「futsuとは」

【9月23日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「futsuとは」

オレって普通かなぁ…。
普通と特別の線引きなんて簡単にはできない。そもそも人は一人ひとり全然別モノなんだから。
まぁ、そこをおしなべて大半が属する方を普通とするのかな。

オレは…、昔から大抵のことは人並みにできた。勉強も、スポーツも、人付き合いとか、そのほか…料理とか?歌とか?あくまで「人並み」にだが器用にできていたと思う。

うん、そんなオレは普通だと思う。
そんなオレが自分でも実は好きなんだ

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【7月14日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「幼馴染」

【7月14日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「幼馴染」

今日発見したこと。
この時期になっても夜バイクで走ると肌が涼しくて気持ちがいい。

今日は暑い日だった。小麦屋の中も、パン場は特に暑かった。作業していると、体から汗が出てくるのがジワリと感じられた。

何だか最近になってこの小麦屋のバイトも少しマンネリしてきているような気がする。そもそもバイトをする一番の目的はお金だ。当然、稼ぐために働いているんだ。でもオレにとっては、今は働いて、社会に出て独り立

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