マガジンのカバー画像

外側のこと

11
自分の外見や装飾品についてのあれこれ。
運営しているクリエイター

#エッセイ

いつまでも外見に呪われてる

いつまでも外見に呪われてる

肌のアラは隠さなくちゃいけない。眉毛は左右対称に書いて、眉マスカラをして。アイシャドウは濃くなりすぎないように。涙袋はしっかりと。まつ毛は長くてふさふさで、上向きであるべきで、アイラインも不自然にならない程度に。ハイライトやシェーディングも忘れちゃいけない。マスク生活でもリップは塗るのだ。

ああ、いつまでこんなことしなくちゃならないんだろう。正解って、どこにあるんだろう。

そんなことをずっと思

もっとみる
ひとり育爪、気付けば半年

ひとり育爪、気付けば半年

爪を育て始めて半年経ったので、現時点をここに記録します。
育爪チャレンジャーに幸あれ。

過去に一度爪の話をしているので、こっちを先に読んだ方が分かりやすいかもしれない(読まなくても良い)。

過去にも書いたけれど、アトピー持ちなのでかなりの深爪だった。

アトピーがなぜか落ち着いている今しかない、爪を綺麗にしよう!と思い立って半年、ようやく育って来た実感があった。

まんまるな爪もころんとしてい

もっとみる
爪を整え、ひとり喜ぶ

爪を整え、ひとり喜ぶ

最近の趣味は爪の手入れ。
私はアトピー持ちだから、昔からとにかく爪を短く切っていた。白いところは全部切る。週に一度は必ず切る。そうしないと、肌が傷だらけになってしまっていた。

(深爪だった頃)

高校を卒業したくらいからマニキュアが好きになった。推し事の現場に行く気合い入れから始まって、気付けばなんでもない日でも。

爪に好きな色が乗っているとテンションが上がる。ちょうど化粧を覚え始めたのと同時

もっとみる

ピアスを開けても、きっと運命は変わらない

「ピアスを開けたら運命が変わるんだって」

数年前、母にピアス穴を開ける相談をしたときに言われたこと。

新しい靴は午前中に下ろす
夜中に口笛を吹くと蛇が出る
夜に爪を切ると親の死に目に会えない
そういうのと同じレベルの、昔から言われている迷信めいたもの。

だけどピアスのそんな話を聞いたのは初めてだったので、一体いつの時代の話なの?って気持ちで全然信じていなかった。

それでも開ける日も、開けて

もっとみる
自分らしさの欠片を集めて

自分らしさの欠片を集めて

例えば、
新学期の自己紹介
道徳の授業の「心のノート」
流行だったプロフィール帳
受験の面接
就活の自己分析
自己PR

小学生の頃から、自分らしさとは何か、自分とはどんな人間であるかを知るために、様々な場面で教育されてきたように思う。

内面の場合は上記のようなものだけど、外見においての「自分らしさ」の教育に覚えはなく、周りに流されるように、恥をかかずに溶け込めるよう変化してきた。

以前こんな

もっとみる
困った足

困った足

私は靴のサイズが25.5cmだ。

背は少し高めな程度なのに、足はしっかりと大きくて本当に困る。
スニーカーはユニセックスがあるので良いとしても、服屋さんで売られている可愛い靴の品揃えは大抵24か24.5cmまでだし、大きいサイズの取り扱いがあったとしても、100%店員さんに声を掛けなければ試し履きができない。

父親譲りで足が大きいなら、手も縦に18cmあって、女にしては大きいと思う。たぶん。

もっとみる

髪を伸ばして良かったこと

中学生から働き始める頃まで、ずっとボブを保ってきた。

ここ数年で今がいちばん髪が長い。

シャンプー・トリートメント・コンディショナーに始まって、オイル・バーム・スタイリング剤...髪に塗るもの全て消費量が多くなるし、髪を乾かすのにもかなり時間がかかる。

多分もう少し伸ばしたら美容室だってロング料金になってしまうのかも。そもそもロングって、明確にどこからなんだろう?ミディアムとロングの差って何

もっとみる

夏嫌い、メガネ屋デビュー

合計1時間くらい鏡に向かってメガネを掛けたり外したり、店内をウロウロしていた。基本的に何に対しても優柔不断なきらいがあるので、本や服や化粧品を間に見ることでじっくり考える時間を稼ぎ、1人で4回くらい店を出入りした。小さい店だったし、店員さんに「あの客また戻って来たな......」と流石に思われていたかもしれない。

メガネ1本、6,050円(税込)。無職にとってはあんまり安い買い物でもない。じっく

もっとみる