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どうしても忘れられない記憶

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数日前、あるいは昨日のことすら記憶が曖昧なのに。 どうしても忘れられない記憶が、きっとみなさんにもあることでしょう。 2人きりで過ごしたあの日のこと。   その時、心が動いて…
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#忘れられない恋物語

22歳の自分は

22歳の自分は

疲れ果てていた。

憧れていた場所で働きはじめて、3度目の夏を迎えていた。

私は、夢を、体現しているんだ。

学生時代、5年間も追いかけてきてた、やりたかったことを、やれているんだ。

自分はまだまだだけど。
それでもその夢の舞台で、私は、なんとか。


どこにだって、安心できる場所なんて、なかった。

職場、駅、バス、通勤路、アパート。
ディズニー、イクスピアリ。
ジム、居酒屋、食堂。銭湯

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「うん」って、言えなかった。〜夢を追いかけるために別れを選んだ話〜

「うん」って、言えなかった。〜夢を追いかけるために別れを選んだ話〜

15歳の時に持った夢は、
ディズニーのホテルで働きたい だった。

この本を初めて手にした時、私は、
将来、この本に載るホテルの一つで
働くことができるだなんて、思ってもいなかった。

当時の私は、ページをめくるたびに、
ただただ、心が躍っていた。
可愛いグッズ、可愛いお菓子、可愛いキャラクター。

夢の国。

そんな夢の国も、何回、行ったんだろう。
家族、友人、恋人、仕事の同期や先輩。
共に過ご

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