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Kindle unlimtedのおすすめ:『アイルランドを知れば日本がわかる』

 まずURLをば。アイルランドの事を知らない人も、名前と位置とちょっとした歴史を知っている人にもおすすめだ。もうアイルランドの事は何でも知っているぜ、みたいな人にもお勧めできるかどうかはあまり自信が無い。私にはわからない。ただ、「アイルランドってそもそも何よ?」みたいな人でも、読み進めて行く上で必要な知識や前提の説明があるので安心だ。

 本書のアイルランドの捉え方は大きく分けて三つある。アメリカ

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Kindle unlimtedのおすすめ:『お江戸の「都市伝説」』

  お江戸の「都市伝説」というタイトル通り、江戸での、つまり江戸時代の東京(つまりは江戸だが。ややこしいな)のあたりで流布していたらしい、いわゆる「都市伝説」を取り扱った内容だ。前に旧日本軍の怪談話も取り上げたが、これも同様の物だ。都市伝説と怪談との線引きは有って無いような物、あるいははっきりとした線引きのある物ではない。このような意味では、本書には妖怪や幽霊の類、ポルターガイストに近いような超常

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Kindle unlimtedのおすすめ:『超美麗イラスト図解 世界の深海魚 最驚50 目も口も頭も体も生き方も、すべて奇想天外!!』

 『超美麗イラスト図解 世界の深海魚 最驚50 目も口も頭も体も生き方も、すべて奇想天外!! 』というタイトルの通り、深海魚が図解されている。深海魚のイメージはある程度広く共有されていると思う。一言でいえば、「きしょい」見た目をしている。同じ魚でも、普段我々が目にするような魚とも違った見た目をしている。それは深海という特殊な環境に適応した故の姿であるのだが、地上で活動する動物に馴染みのある我々とし

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Kindle unlimtedのおすすめ:『ロシアから来たエース』

 野球の話をすると、野球に興味の無い人から嫌われるというのはもはや一般常識だが、嫌われる程の知名度もないだろうから気にせずに進めようと思う。悪名は無名に勝るとも言うし。

 しかしこれは何も野球だけの話にはならない。『ロシアから来たエース』というタイトルの通り、ロシア出身の選手、ひいては一人の人間の話だ。スポーツの世界における、いわゆる外国人選手というのは決して珍しい存在ではないが、親しみのある存

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Kindle unlimtedのおすすめ:『今を生き抜くための70年代オカルト』

 先にURLを貼っておく。途中で貼るつもりでいたが、あまりに後になるので、「とりあえずURL貼れよ」という読者諸兄の声を想定し、先に貼っておく事にした。

このオカルトと言うのは、UFOやUMAとか、秘密結社が出てくるあの「オカルト」で間違いない。そのうさん臭さはカルトに丁寧語の「お」を付けてオカルトというのが語源であるからして・・・というのは嘘で、オカルトの語源はこれだ。wikipediaにある

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Kindle unlimtedのおすすめ:『日本軍の怪奇話』

 kindle unlimitedに登録されている作品でも、怪談の類は様々あるが、『日本軍の怪奇話』。これは正統派怪談、と言った趣がある。怪談に正統も異端もあった物ではないのも確かだろうが。
 日本軍というのはもちろん、旧日本軍の事だ。時期は日露戦争から太平洋戦争の間、場所も中国大陸だったり、南洋の島国とそれなりの幅がある。
 そもそも、軍隊と怪談話とはどういった関係にあるのだろうかというと・・・

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Kindle unlimtedのおすすめ:『トラブルなう』

 著者が、『月刊実話ナックスルズ』という雑誌の編集者をしていた当時に寄せられた苦情の数々、そしてそれへの対応の一部、極一部が収められている。『トラブルなう』というタイトルは、まさにそうして寄せられた苦情やクレームの対応に四苦八苦している状況を端的に表している。
 こうして編集部に送られてくるクレームや苦情は決して理不尽なクレームなどではないのだ。なぜか?

編集者とは恫喝、脅迫、恐喝、暴力、拉致、

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Kindle unlimtedのおすすめ:『そしてドイツは理想を見失った』

 出羽守撃退といえば、本書も役に立つだろう。ドイツに対しては不可解な愛着を持っている人が多いというのは個人的な印象だが、そのようなドイツも完全ではない。いいところだけを切り取って評価するのであれば、恐らく日本も我々が見聞きする想像上のドイツと負けず劣らない理想郷になるであろう。そうした一部を切り取って、自己満足にほぼ等しいマウントや、なんとなく相手をけなしたいだけの人は存在する。Twitterを利

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Kindle unlimtedのおすすめ:『イギリスのタブロイド新聞: イギリスは面白い何でもアリの面白記事が満載』

 先に断っておきたいのだが、読む環境によってはひどく読みにくいだろう。というのも、フォントが崩れていたり、英文の行間がつぶれていて、分かち書きになっていない、さらにアルファベットそれ自体が融合され、どうみても「φ」や「Ф」にしか見えない記号が現われたりと、もはやギリシャ語である場面に出くわす。私の環境では、PCで見る場合にこの傾向が強く、kindle端末ではあまり気にならない程度に留まっていた。少

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Kindle unlimtedのおすすめ:『栃木県に侵入した害虫の図鑑』

 この本は文字通り、栃木県に侵入した害虫の図鑑である。こういうのをトートロジーという。小泉進次郎が得意とする文章の構成だ。
 ここでの害虫というは、一般家庭に現れるあいつのような害虫ではなく、農作物に被害を与えるという意味での害虫だ。そのような害虫のうち、「侵入した害虫」という語は、元からそこにいる害虫とは区別される害虫の存在を示唆している。つまり

 侵入害虫とは、本来、自然条件では地域内にいる

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Kindle unlimtedのおすすめ:『だから仏教は面白い!』

 前編と後編に分かれているが、どちらもkindle unlimitedの対象作品となっている。仏教を―特に釈迦が語った言葉という意味で―扱っているkindle unliited対象の本は、著者でいえば苫米地英人氏など、少なくないので興味があるならばおすすめだ。

 元はツイキャスで放送された物が電子書籍として出版され、それからさらに書籍化もされている。文語ではなく口語で、つまりインタビューだとか対

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Kindle unlimtedのおすすめ『承認をめぐる病』

Kindle unlimtedのおすすめ『承認をめぐる病』

 我々にとって環といえば向坂か斎藤、というのは私一人しか使っていないであろう冗談だが、こちらは斎藤環著の『承認をめぐる病』。今回は半分くらいはゲームの話を交えて。後半に始まるゲームについては、私の『ゲーム原論』か、過去の記事を見て頂けると幸いです。
 この手の誰でも評価できるものの評価が低い物だが、私の経験だと3以上の物であるならば、時折理不尽なレビューの被害にあっている場合がある。よく目にする、

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Kindle unlimtedのおすすめ:『元F-15パイロットが教える 戦闘機「超」集中講義』

 kindle unlimitedのおすすめシリーズ第三弾、今回は『元F-15パイロットが教える 戦闘機「超」集中講義』。ちょっと前にF35が墜落した際にも、ツイッターでこの本を紹介しているツイートがあったから、もしかしたらそれで知っている人も居るかもしれない。
 本の内容はというと、F15パイロットの日々の業務から、F15に限らない航空機そのもの、つまりは飛行機の諸々の仕組みや、操縦について必要

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Kindle unlimtedのおすすめ:『珍獣の医学』

 最近、NHK出版の本がkindle unlimitedに多く登録されているから、なんかあったのかもしれない。今回取り扱うのがNHK出版だという訳では特にない。珍獣の医学だ。

 いわゆる、森加計問題という懐かしさを感じないでもないワードがあるが、その際にも出てきた獣医学部という語がここにも登場する。獣医学部とは具体的に、家畜、牛や豚だとか、そういった動物の獣医を育成する場だ。ペットについてもメジ

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