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優しさと冷たさは見分けがつかない
事件や殺人が起きるわけではないのに、とても怖い小説を読んだ。
アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』だ。
今まで理想の人生を送ってきたと思っていた主人公が、とあるきっかけから過去を振り返り「自分の人生は本当にこれでよかったんだろうか?」と振り返る話だ。
今までの自分の生き方は正しいと思っていた。人のためを思って自分のことはいつも後回しにし、相手のことを考えて、良き母親、良き妻で常にあろうと
松本清張の『青のある断層』や『或る「小倉日記」伝』のようなハッピーでもバットでもないようなエンドで、切なさがひたすら胸に迫ってくる作品もかなり好き 『菊枕』や『信号』もいい
特に『父系の指』は特別に好き 主人公の親に対する感情を考えると、いても立ってもいられなくなる
ノンフィクションは記録を元にしたフィクション
ノンフィクションだからと言って事実がそのまま描かれているではない
ノンフィクションは実際にあったこと(記録として残っているもの)に基づいて作られた作品のこと
ノンフィクションに出てくる登場人物たちの心境などは作り手が想像したものに過ぎない
だから、ノンフィクションはフィクション(虚構や創作)の部類に入る
フィクションは虚構(創作)なので、作者が想像力を駆使して作った作品のこと
ドキュメ
体験はフィクション、気持ちは本物
「偉い人やお金持ちにならなくてもいいけど‥‥ 思いやりのある強い子に育ってほしいわ。」
SwitchでMOTHERが遊べるようになりましたね!!
本当はSwitch版の『OMORI』という楽しみにしているゲームがあって、その発売に合わせて買おうと思っていたのですが、MOTHERが遊びたくて、遊びたくて、我慢出来ずに、先日東京でも雪が降った帰り道に買ってきてしまいました。
「ゲームも好き」とい
モルカーボールを手にした者はセカンドシーズンの幻覚(ゆめ)を見るか
見ちゃうでしょ。
そうとしか言えないくらい魅入ってしまった。
そして映画は確かに幻覚(ゆめ)ではなかった……。
先日、人生初の3D映画とMX4D映画をモルカーに捧げてきた。
一回目は、3Dだけで観に行った。いつもYouTubeやNetflixで観ているモルカー達がこんなに大きくて立体的に見えると、まるで自分がモルカーの世界に入ったように錯覚する。……
『PUI PUI モルカー』は子供向けのア
松本清張の「自分はもうこれ以上の人間になれないんだな」という同情と失望をさ、人生やり直さないと絶対に手に入らない実家の太さとか、運命とかへの反発心とセットにして表現してくるとこ、めちゃくちゃすきなんですよ
悲しみよ こんにちは
ものうさと甘さが胸から離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しくも美しい名前をつけるのを、わたしはためらう。
この感傷的でうっとりする書き出しから始まる作品を、古典恋愛小説と呼ぶには少し躊躇いを覚える
わたしには17歳の少女が自分の罪を告白するような内容に思えた
法では裁けない殺人を犯した告白のような
主人公のセシルは自分の父親が軽く、享楽的な人間だと知りながら、それに伴う共犯意識が愉し