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エッセイ集

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エッセイガッサイは「一切合切」をもじり名付けました。文字通り、全て出しきる想いで綴ります。 また、喜怒哀楽と心が動いた瞬間に文章として書き留めています。 宜しくお願いします!
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#西海市

【エッセイ】さいかい丼に魅了されて 2023

【エッセイ】さいかい丼に魅了されて 2023

どうもシンスケです!

今日は仕事が休みでした。おまけに、平日で嫁や子供達も出払っており自宅には誰もいません。そこで私は、以前から密かに計画を立てていた「あること」を実行したのです。

          ✢

 11月上旬、とある昼下がりの午後。仕事の休憩中にデスクの上におもむろに置かれていたのは、さいかい丼フェアのパンフレット。

西海市では毎年10月1日〜11月30日に「さいかい丼フェア」と

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ➈通勤30分の大冒険!

人生の片手間に〜エッセイガッサイ➈通勤30分の大冒険!

「いってきます」
テーブルの上に置かれた弁当を今日は忘れずにバックに入れる。
「いってらっしゃい。ごめん、ゴミまとめてるから出しといて」
「了解〜」
毎週、火曜日と木曜日は燃えるゴミの日だ。気が付けば私が担当。
スニーカーに足を通してトントン。フルフェイスを被り玄関を出る。
階段を降りていると通学途中の学生に二度見された。そりゃフルフェイス被り左手にバック、右手にはゴミ袋を握っていれば誰でも気にな

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑧それぞれの子供の日

人生の片手間に〜エッセイガッサイ⑧それぞれの子供の日

毎年のように4月の下旬ともなると、実家の父が決まって「じいじが頑張って鯉のぼり上げるけん皆で見にこんばよ!」と電話越しに意気込む。

今年も例外なく迎えた当日、天候はあいにくの雨。実家の玄関には畳まれた鯉のぼりと残念がる父。それを尻目に、ごちそう目掛けていちもくさんの子供達。
私も皆で食べようと買ってきた「きんかい寿司(押し寿司)」をテーブルに並べていると、隣の部屋から匂いを嗅ぎつけたように祖母が

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人生の片手間に〜エッセイガッサイ➄その不格好な文字は時空をこえて親父から姉へ

人生の片手間に〜エッセイガッサイ➄その不格好な文字は時空をこえて親父から姉へ

最近は、パソコンに文字を打ち込む事ばかりで手書きの文字といえば、会社で書くメモや報告書のサインくらいのもんだ。

話は変わるが、親父が書く文字にはもの凄く特徴がある。横線は右上でなく平行で「とめ、はね、はらい」が無い、動きが硬いゴシック体のような文字だ。一つ一つ丁寧ではあるが、決して美しい文字ではない。

これは姉の話になるが、姉は今年から子供が習う剣道クラブの会計をやっている。活動に関する備品購

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