マガジンのカバー画像

ショップディレクターの頭の中

お店づくりの専門家が日頃モヤモヤ考えているアイデアや発想法や仮説。デザイン、マーケティング、ブランディングに興味のある方向けに幅広く書いていきます。 たまに図解を入れたり、おま… もっと読む
お店づくりの専門家ならではの知見を毎月4本以上お届けします。図解入りの有料記事をまとめて読めるので… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

記事一覧

楽天にまなぶwithコロナで伸びるジャンルと沈むジャンル

楽天にまなぶwithコロナで伸びるジャンルと沈むジャンル

ようやく緊急事態宣言の東京での解除も見えてきて、トンネルの出口が...という気分です。が、またすぐトンネルに入るパターンも十分あり得るんですよね。

当初あるはずだった2020の東京オリンピックはなくなりましたし、当初予想していた2020がピークで伸びるはずだった経済的局面は文字通り盤面がひっくり返った感じです。

で、こういう大きなルールチェンジが起きてしまうと、今までの常識やセオリーやノウハウ

もっとみる
リモートワーク激増で地方移住は加速するのか?これからの住まいへの価値観について

リモートワーク激増で地方移住は加速するのか?これからの住まいへの価値観について

緊急事態宣言が一部地域では緩和されたり解除されたり、少しづつ状況が良くなってきていますね。

とはいえ、感染者が増えたらまた自粛要請げ出たりしそうですし、なんやかんやで徐々にリモート勤務もできるのが当たり前になるのかもしれません。

なんせ毎回宣言出るたびに通勤やめてリモートに切り替えて...って結構なコストですしね。リモートワーク中のオフィスの賃料だって無駄になりますし。

だったら最初から対応

もっとみる
オンラインサロンはキャバクラなのか?

オンラインサロンはキャバクラなのか?

外出自粛で在宅勤務やら家で過ごす時間がすごく増えている中で、どうあっても消費のきっかけはインターネットが起点になってくる。

そうなるとインターネット上で販売できるモノやサービスじゃないとお金と交換できないので、みんな色々と工夫をして交換できるものを考えてくる。

誰もがすぐに思いつくのはEC。

広義にはElectronic commerce=電子商取引だから、ネット上の販売はモノに限らずサービ

もっとみる
リアル店舗大量閉店の波がくる / 次世代のお店とは?

リアル店舗大量閉店の波がくる / 次世代のお店とは?

休業要請にしたがって多くの商業施設が営業を止めている中で、聞こえてくるのは閉店や退店のお知らせばかり...

苦境の飲食店はもちろん、ライブハウス、劇場、そしてアパレルでも撤退や大量閉店の発表が多くされています。

アパレル大手のオンワードは不採算店舗を700店舗閉鎖。三陽商会も今期150店舗を閉鎖。

これはおそらくIRとして織り込み済みだったものがこのタイミングで出されたのかと思うのですが、E

もっとみる
応援というドーピングに頼り過ぎないこと

応援というドーピングに頼り過ぎないこと

未曾有の事態の中で、困っている事業者を応援しようという流れがたくさん出てきています。これ自体はすごくいいと思いますし、助け合いの文化、互助精神こそ文明的な社会インフラだと感じます。

ですが、応援や支援って、ずっと続けられるものなのでしょうか?

ちょっと極端な例を出します。

東日本大震災の時、募金をした記憶はありますか?
数年前の台風の時は?
その時、募金って何回しましたか?

2年前も日本で

もっとみる
国とは街、街とは店と家 / 文化を守るワクチン

国とは街、街とは店と家 / 文化を守るワクチン

緊急事態宣言から、外出自粛の要請がより強く求められるようになり、街中が静まり返っています。

ある意味では穏やかで、帰省ラッシュ後の東京の雰囲気に近く感じます。もともと東京が実家の人達だけが残った、ちょっと閑散とした東京の空気感。

実際はみんな家にこもっているんでしょうけど。

とはいえ、出勤しないと食べていけないから出勤する人も7割ほどとのことなので、実態はまだまだなんでしょうね。これで抑えら

もっとみる
参入タイミングがめちゃくちゃ大事

参入タイミングがめちゃくちゃ大事

先日、noteが6周年を迎えて各種発表がありました。そして運営会社も株式会社ピースオブケイクから社名変更し、note株式会社に。

看板サービス名を会社名にするというのは、いくつかのサービスを走らせて当たったサービスを軸にするスタートアップの基本戦略でよくみる手です。

よくみる手ですが、サービスでホームランを打つのはそんなに簡単な話じゃないので、この社名変更は本腰入れてnoteの会社になりますよ

もっとみる
デザインのとっかかりとアイデアスケッチ

デザインのとっかかりとアイデアスケッチ

デザインを仕事にして15年くらいたつのだけれど、いろいろとつくってる中でつくりかたのルーティンというか大筋が少しずつ固まってきたように感じている。

これは良い部分もあれば悪い部分もあって、良い部分としてはクオリティが安定し、成果物を出すまでの時間が短縮できる。

悪い部分としては、安定と怠慢は紙一重でもあり、想定している100点を超えることがほぼない。

もちろん、15年もデザインで食っているの

もっとみる
さよならプルリエル

さよならプルリエル

3月末、ずっと乗っていた愛車とさようならをしました。妻が結婚前から乗っていて、嫁入り車としてうちにきてかれこれ7年...

子供が生まれても2ドアのハッチバックに乗りつづけてきたのですが、とうとう手放す時がやってきました。

思えば、この車があったからこそ、僕らは夫婦になり、娘を2人授かることになったのです。

それらの顛末は、以前結婚記念日にnoteに絵本風に書きました。

当時、僕はなんと普通

もっとみる
これはさすがにマズいのです / お店のランニングコスト

これはさすがにマズいのです / お店のランニングコスト

このまんまだと都市封鎖すんぞという会見が開かれて、気づけば緩んだ危機感がまたドキッと締め直されるような今日この頃...

リモートワークに外出自粛、そしてついには飲食店も名指しで行くなよと言われてしまいました。

「週末に多くの人が外出したり、平日でも夜の飲み会などをしたりすることは感染リスクを高めるおそれがあるので、こうした機会を避けることは必要だ。また、平日の仕事を自宅で行うという取り組みは個

もっとみる
タイトルは、俳句みたいに書けばいい / 悪魔のタイトル術

タイトルは、俳句みたいに書けばいい / 悪魔のタイトル術

タイトルで出落ちなのだけれど、noteのタイトル書くのに迷ったらね、俳句のリズムで書くといいよ。

5.7.5のリズム。

別に煽ったりとか、数字入れた方が伸びるとか、疑問文で終わらせるといいとか、そんなことはしなくてもいい。

もう少し短いなら、7.5とかでもいい。

5.7.5だと17文字。7.5だと12文字。

noteはだいたい20文字でタイトルが2段になって折り返すので、5.7.5の17

もっとみる
言動ではなく成果を見よう / 100日後に死ぬワニと応援経済の話

言動ではなく成果を見よう / 100日後に死ぬワニと応援経済の話

SNSの中にはいつも立派な言説や説教風のコメントをしている人がいたりするのだけれど、そういう人に限って仕事の成果をほぼ見せなかったりする。

これ、ハッキリ言い切っちゃうけど、成果を見せないのは故意だ。

見せられないのは守秘義務だとか言うけれど、権利関係が問題なら自主制作を見せればいい。

それすらしないで成果物は隠しつつ言葉だけが雄弁な場合、十中八九その人は自分の仕事に自信がなくて外に出せてい

もっとみる
気配について考える

気配について考える

関わっているお仕事で「気配」というものについて考える必要があり、ここ2週間ほどぼんやりと頭の片隅で考えている。

実体のないものであり、概念。つまりは捉えようのないものである。

一説には人間の体はものすごく微弱な電気を纏っていて、それを気配的なものとして感じているらしい。一理ある気はする。

でも、科学的な説明だけでは包括できない。これだけでは可視化するには要素が足りない。

そんな「気配」につ

もっとみる
横文字の専門用語を禁止して書いてみよう

横文字の専門用語を禁止して書いてみよう

デザインでもマーケティングでもそうなのですが、専門用語ってありますよね?飲食店だと符牒って呼んだりするんですけど、いわゆる暗号のような知っている人同士でしか通じない言葉のことです。

これ、すごく便利なんです。

例えばSNS=ソーシャルネットワークっていう単語も知らない人にとっては「なにそれ?」という言葉でしょう。

では、SNSを知らない人に改めて言葉で説明をしてみてください。

インターネッ

もっとみる