記事一覧
「普通」に生きるということ
けしごむを食べているような気分だ。
毎日、つまらない会社に行き、東京在住なのに、手取りは20万に届かない。
わたしが仕事を頑張っても、上司が部長に却下されたらそこですべてはリセット。
そんな日々。
心の支えは、きちんと作っておいた。筋トレと、習い事。
つまらない仕事も、くだらない先輩の戯言も、週末のわたしには関係ない。
でも、ほんとうにそうなのだろうか。
牙を取られた気分だ、なにも味がしないから
衝動的に死んでしまうのではないかという不安
「生命保険 自殺の場合」と検索したら、ホットラインみたいなページがずらっと出てきて、ちょっと笑った。
もしかして、衝動的に死にたいと思う人を笑わせようとしている?
いや、笑わせるまでいかずとも、そうなんだよね。
なんでそれを検索したかって、ちょっと生きることが退屈で死にたくなったからだった。
でも、それはわたしが積み重ねた33年のなかでは、わりと頻発する事案だったからそこまで重い話ではない。
だ
50歳になったら 2
夕方にあいつと新宿の駅前で待ち合わせした。わたしはわざと、すこし遅めに家を出て、すこしだけ、遅れていった。それは昔から、彼にだけそうしていたことだった。とくに理由はなかった。
待ち合わせ場所にいたあいつのことは、すぐにわかった。
会わなくなって20年経っていたけど、なんとなくわかるものだ。
近くにおそるおそる近寄って声をかける。
「だいちゃん・・?ひさしぶり。」
なにも言葉を交わさずに歩き出