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日々のこと

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日常のこととかです。
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#子育て

昼食のポリッジ

昼食のポリッジ

下の子どもの昼食に、ポリッジを作る。粉状のポリッジをお湯でぐるぐると弾力が出るまで混ぜるだけなので、すごく簡単に出来上がってしまう。簡単な上に、乳幼児用のものなので、鉄分やカルシウムなども配合されている。用意が簡単なのに栄養価が高いので、このポリッジには、かなり助けられているというもの。毎食ごと、ご飯粒の散らばりやら油分でベタベタの手口やらの後始末に追われないでいられるのは、体力精神力共に余計な力

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子どものセルフねんねを、インディアナ・ジョーンズの映画で…

子どものセルフねんねを、インディアナ・ジョーンズの映画で…

昼食後、気になっていたNetflixの番組、ナディヤのお助けクッキングを観ていた時、子どもがカーペットの上でセルフねんねをしてくれそうな雰囲気だったので、続けて何か映画でも観ることにした。ナディヤさんの番組がイギリス英語だったので、同じく何か英語のものを見ようと思い、観終わった後の画面に出てきたものをさっと適当に選んだ。インディアナ・ジョーンズのシリーズの初作映画、レイダースの失われたアークだ。子

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じゃがいもを掘る

じゃがいもを掘る

しとしとと降り続いた雨が漸く上がった、日曜日の午後。子どもと一緒に、庭のじゃがいも掘りをする。大きなフォークを地面をにぐさっと突き刺して、ドスンと両足でフォークの上に乗って土を抉る。土が簡単にぼこっと浮くのが楽しい。数回もぼこぼこっとすると、じゃがいもがぽこぽこっと出てきた。ザクぼこぽこっと、じゃがいもが土の中から出てくる。私の予想を超えて、しっかりと成長したじゃがいもがぽんぽんと出てくる。赤ちゃ

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カミシアがいいらしい

カミシアがいいらしい

下の子が、私のカシミアのカーディガンを抱きしめて、においを嗅いではむぬむぬ舐めて、「んああーっ」と言葉を発した。不意をつかれた行動に、びっくりした。私はそれは、水や汁物を飲んだ後だけに出てくる言葉だと思っていた。いや、思い込んでいた。
子どもに教えてもいないのに、味噌汁を赤ちゃん用の小さい匙で飲んだ後、その都度子どもが「んあーっ」と言うので、人はおいしいと感じるものを口にした時は自然と言葉を発して

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初めてのハロウィン

初めてのハロウィン

ハロウィンの装飾にすごく力を注いでいる家の飾りつけを見たく、線路の反対側の地区に行く。そこの家の装飾は他の家と比べて明らかに浮いているくらい、すごいのだ。昨年度までの保育園の送り迎えの時(家から少し離れた保育園に通っていた。モンテッソーリだという理由で)、私はその家のハロウィン飾りを見ることが、その時期の小さな楽しみになっていた。この街は電車の線路によって街が二つに分断された形になっていて、私たち

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カシミアのセーター

カシミアのセーター

唇をむぬむぬむぬむぬ動かしながら、下の子どもが、私のカシミアセーターをなめなめと舐めている。もちもちと動く唇は、とてもかわいい。だけどどうして、私のカシミアのセーター。
疲れている、眠たいけれど、寝つけない時など。赤ちゃん用のタオル地の掛け布団でも大人用の掛け布団でもドゥドゥ(小さい子が好んで持つ、人形や布のこと。フランス語)でもなくて、私のカシミアセーターを舐めたがる。
肌に直に身に着けて、痒く

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一歳の検診

一歳の検診

子どもの一歳検診にて。この日はいつもの助産師さんだけではなく、医者も同席での検診だった。ほっそりとして白髪で眼鏡をかけていて、溌溂とした感じの女性。しかし入室時から、子どもはぎゃん泣きである。「あらら、この子、私の方を見ては泣くわよ」と言うので、可笑しいけれど、申し訳ない。前回の検診時に比べて身長は伸びているものの、体重が10グラムしか増えていなかった。心配されるので、ご飯も本当によく食べます、と

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バーバパパを読む

バーバパパを読む

毎日。そして1日に何回も、バーバパパの絵本を子どもと一緒に読む。私は特に読みたいとは思わないのだけども、幼い子どもがそれはとても気に入っており、何度も何度も小さな手で本を取っては、ページを繰る。もちろん、まだ字は読めないし言葉も喃語でまだ話すことはできないけど、本当によくこのバーバパパの絵本を手に取っては頑張ってそれを広げているので、感心する。子ども自身、バーブイが全面に大きく刺繍されたパジャマを

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蒸し温めて

蒸し温めて

昨夜の残り物を、お昼にフライパンで蒸して温めて食べる。スーパーマーケットにて半額になっていたので買った、味付け豚肉をオーブンに適当に入れて焼いたもの。すーごくおいしく仕上がって、全部食べてしまう。むしろ昨日の出来立ての時よりも、柔らかくなって肉汁が溢れ出て、おいしい。お皿の端のスープ部分に、冷蔵庫に保存している茹で春雨を入れてもみたりする。おいしい。
蒸して温めるって、いいなー。今までは電子レンジ

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服は引っ掻かれても

服は引っ掻かれても

割とお気に入りの服を、赤ちゃんに爪でバリバリとされる。あんたは猫かー!と心の中で呟いてから、服をそっと赤ちゃんから遠ざける。
家から一歩も出ない日であっても、かわいい服を着ていたい。自分が好む服を着て、少しだけでも生きる活力が増えれば良い。たとえそれが一日ずっと家の中にいて、子どもとパートナーだけしか顔を合わせないのだとしても。

二階のバスルームの鏡を、拭き取る化粧水と化粧用コットンで拭いてみた

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夏日の、火山みたいな赤ちゃん

夏日の、火山みたいな赤ちゃん

晴れて空が高く広く青い、夏日。太陽の日差しが、ぎゅっと地に届く。人々が芝生や砂浜の上、はたまた公園のベンチの上に寝そべって、日光浴を楽しんでいる。そんなような、一日。こういう日は、ここスウェーデンでもかなり、暑い。家の二階はむうんと蒸し暑くなって、少し動いただけでも、肌にうっすらと汗が滲み出す。日本の夏が思い出されて、恋しくもなったり。
そしてまた同じく、赤ちゃんも熱いというもの。

赤ちゃんが、

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かわいいおなら

かわいいおなら

すごい、赤ちゃんのおならが。
それはもはや、芸術的。

赤ちゃんの離乳食中、リズミカルで小刻みに「ドッドドドド………」という音がして、何かと思ったら、赤ちゃんがおならをしている。
そしてそのおならのすぐ後にまた音がして、それがとーーっても長いから、本気で外の工事現場からの音かと思ったけど、あかちゃんのおならの音だった。信じ難いけど、赤ちゃんのおならなのだ。
それが可笑し過ぎて、みんなで大いに笑う。

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バナナが落ちない

バナナが落ちない

パートナーが不在の、土曜日の午後。いい感じで赤ちゃんが寝てくれたので、数分だけでも勉強をしようと、パソコンとノートを開く。しかし勉強の用意が整った途端に、子どもからおやつを要求される。やる気を途中で削がれたくないので、いつもよりも少し甘さ増しで、おやつを用意。静かになって、いい感じに勉強が進んでいた時、

「見て!バナナ普通は落ちるけど、落ちない。ここに来て。見に来て」

最近、また見てって言い出

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赤ちゃんの涙

赤ちゃんの涙

赤ちゃんの涙

赤ちゃんは、泣く。
よく、泣く。
何か感じること、おもうことがあれば、泣く。

毎日、泣く。
赤ちゃんが泣かない日は、ない。

そういうふうに、できている。

でも、赤ちゃんは、自分の涙を自分で拭うことができない。

赤ちゃんは、まだ、自分が泣いていること、涙を流していること、生まれたばかりで、よくわからないから。

だから、私が、赤ちゃんの涙を拭ってあげる。
抱っこして、指で、そ

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