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バーバパパを読む

毎日。そして1日に何回も、バーバパパの絵本を子どもと一緒に読む。私は特に読みたいとは思わないのだけども、幼い子どもがそれはとても気に入っており、何度も何度も小さな手で本を取っては、ページを繰る。もちろん、まだ字は読めないし言葉も喃語でまだ話すことはできないけど、本当によくこのバーバパパの絵本を手に取っては頑張ってそれを広げているので、感心する。子ども自身、バーブイが全面に大きく刺繍されたパジャマを着ているので(フランス、シャンベリー近くのリサイクルショップで買った)、それは理解している様子ではある。少しづつ、ちっちゃな指で気になるものを指すようになってきたので、たまに「ぱぱぱぱ〜。ばっ!ばっ!」などと発音しては、バーブイなどを指でとんとんとする。
バーバパパ Barbapapa、バーバママ Barbamama、バービデュール Barbidur、バーバララ Barbalala、バービブル Barbibul、バーバベル Barbabelle、バーブイ Barbouille、バーボティン Barboitine、バービドゥ Barbidou。フランス原語のバーバパパファミリーの各名称だ。全部覚えるのは、大変だった。今でこそ、どのバーバの名前もぱっと言えることができるけど、バーバファミリーを全て覚えるのは、本当にすごく時間がかかった。書くのも言うのも私には難しくて、発音は慣れないと舌がうまく機能しないのだ。日本語が母語の人には簡単には覚えられないからなのか、日本語翻訳版では、適当に呼び名が変えられている。(例・バーブイ→バーバモジャ)
この取得するのに苦労した各バーバの名称を、1日に何度も何度も子どもに向かって話す。話しかける。これはバーブイ。バーブイバーブイバーブイ。これはバーバパパ。バーバパッパ、ピンク色はバーバパパ。黒のバーバママ、バーバマンマ…………。こんなふうに、同じ説明を永遠と繰り返している。ちょっと気持ちがおかしくなってしまいそうな感じがするけど、子どもがかわいいからオッケーなのです。

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