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じゃがいもを掘る

しとしとと降り続いた雨が漸く上がった、日曜日の午後。子どもと一緒に、庭のじゃがいも掘りをする。大きなフォークを地面をにぐさっと突き刺して、ドスンと両足でフォークの上に乗って土を抉る。土が簡単にぼこっと浮くのが楽しい。数回もぼこぼこっとすると、じゃがいもがぽこぽこっと出てきた。ザクぼこぽこっと、じゃがいもが土の中から出てくる。私の予想を超えて、しっかりと成長したじゃがいもがぽんぽんと出てくる。赤ちゃんの頭くらいの大きさに育っているものもあれば、大人の親指ほどに小さいものもあって、面白い。調理するのが億劫で食べ損なってしまい、棚の中で芽が大きく育った3〜4個のじゃがいもを庭の隅に植えただけなのに、こんなに立派に実がなって…。ありがたや。植物を育てていていつも思うことは、自然ってすごいなということ。人間と比べたら、植物はその小さい種からとてつもなく早いスピードで成長するのだから。
自宅の庭で子どもと一緒にじゃがいも掘りをすることは、楽しい。ここでは芋掘り遠足なんてないしねえ。合計14個のじゃがいもを収穫した。同時に、子どもはざくざく出てくるミミズに夢中で、じゃがいもを掘り終わった後もずっとミミズと遊んでいた。ミミズも、じゃがいもと一緒にたくさん土中にいたのだった。

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