残り火

生きていると、全部が元に戻らない。壊れた部分は壊れたまま、抱きかかえながら生きていく。

残り火

生きていると、全部が元に戻らない。壊れた部分は壊れたまま、抱きかかえながら生きていく。

記事一覧

なんとか乗り切った1日の積み重ねが人生だというなら。

最近、体調不良がつづいている。仕事が佳境を迎えているということが、大きな要因だ。仕事終わりに、ほとんど記憶喪失になっかのように疲れ切っている日が増えている。 な…

残り火
2年前
30

伝えられなかった想いでぼくたちはできている

最近、Netflixに加入して映画やアニメをたくさん観ている。 ぼくたちはコロナ禍によって、人との交流や移動の機会を奪われた。誰かと会うことは減り、知らない土地に行っ…

残り火
2年前
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みんなの弱音が集まる場所。はじめまして。(残り火)

先日書いた記事が、先週とくにスキを集めた心理学系の記事とのお知らせがnoteより届いた。なんとも喜ばしいお知らせに、胸を躍らせていたそのとき、自己紹介もなにもしてい…

残り火
3年前
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ぼくは大丈夫ではない。でも、きっと大丈夫。

この夏休みは珍しく規則正しい生活を送っている。平日のように朝早く起き、コーヒーを飲みながらTwitterなど弄り、noteを書いたり、本読んだりして過ごしている。休日にな…

残り火
3年前
60

自己肯定感を高めようとして、まわりまわって自己否定していた話。

今日も仕事が忙しかった。そして、いつものように上司から指摘を受けてしまった。重箱の隅を突かれたようで納得いかず、また指摘を受けるたびに無能感に浸ってしまいそうに…

残り火
3年前
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燃え殻『これはただの夏』と、あるいは物語による自己充足と。

心があたたかくなる、でもすこし切ない、そんな夏の思い出を巻き戻す、燃え殻さんの『これはただの夏』。うだる夏にふさわしい、すこしダブついた休暇を、ちょうどよく埋め…

残り火
3年前
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なんとか乗り切った1日の積み重ねが人生だというなら。

なんとか乗り切った1日の積み重ねが人生だというなら。

最近、体調不良がつづいている。仕事が佳境を迎えているということが、大きな要因だ。仕事終わりに、ほとんど記憶喪失になっかのように疲れ切っている日が増えている。

なんとか乗り切った。

毎日の終わりに、そう思うことがほとんどだ。

生きていくことは大変だ。ぼくたちは、自分という資本を労働力として売って、お金をもらって、そのお金で生活をしていかねばならない。ぼくたちの大切な時間を、これまでに培ってきた

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伝えられなかった想いでぼくたちはできている

伝えられなかった想いでぼくたちはできている

最近、Netflixに加入して映画やアニメをたくさん観ている。

ぼくたちはコロナ禍によって、人との交流や移動の機会を奪われた。誰かと会うことは減り、知らない土地に行ってインスピレーションを感じる機会もなくなった。人生でこれまで得られていた経験が、急に剥奪されてしまったのだ。ぼくは、“これまで”を忘れないように映画やアニメを観ている。体験質(クオリア)を担保するため、とも言えるかもしれない。

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みんなの弱音が集まる場所。はじめまして。(残り火)

みんなの弱音が集まる場所。はじめまして。(残り火)

先日書いた記事が、先週とくにスキを集めた心理学系の記事とのお知らせがnoteより届いた。なんとも喜ばしいお知らせに、胸を躍らせていたそのとき、自己紹介もなにもしていないことに気づいた。ということで、ぼくのことをすこし紹介させて欲しい。

noteをはじめたきっかけ実は、ぼくはこの残り火アカウントのほかに、実名アカウントを現在進行形で運用している。仕事に関連した記事を主に書いている。そんなぼくが、な

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ぼくは大丈夫ではない。でも、きっと大丈夫。

ぼくは大丈夫ではない。でも、きっと大丈夫。

この夏休みは珍しく規則正しい生活を送っている。平日のように朝早く起き、コーヒーを飲みながらTwitterなど弄り、noteを書いたり、本読んだりして過ごしている。休日になると、遅くまで本を読んだりYouTubeをみたりして、昼夜が逆転するような人間だったので自分でも驚いている。

理由は何かというと、薄々わかっていたりする。おそらくは、自律神経を失調している。交感神経が優位で、寝たくても寝れないの

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自己肯定感を高めようとして、まわりまわって自己否定していた話。

自己肯定感を高めようとして、まわりまわって自己否定していた話。

今日も仕事が忙しかった。そして、いつものように上司から指摘を受けてしまった。重箱の隅を突かれたようで納得いかず、また指摘を受けるたびに無能感に浸ってしまいそうになる。どんなことにも狼狽えない盤石とした自己肯定感がほしい。

自己肯定感。このワードはTwitterをしていてもよく見られる。この生きづらい世の中を生き抜くために多くの人が自己肯定感を高めたいと思っているようだ。でも、経験上、自己肯定感は

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燃え殻『これはただの夏』と、あるいは物語による自己充足と。

燃え殻『これはただの夏』と、あるいは物語による自己充足と。

心があたたかくなる、でもすこし切ない、そんな夏の思い出を巻き戻す、燃え殻さんの『これはただの夏』。うだる夏にふさわしい、すこしダブついた休暇を、ちょうどよく埋める贈り物だった。

日々の喧騒に飲まれて、ぼくたちは思い出を忘れてしまう。思い出どころかぼくたちは昨日していたことさえ忘れてしまったりする。そして、今目の前にある問題や課題に苛まれながら、余裕もなく暮らしている。もっとゆとりある暮らしがした

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