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自己肯定感を高めようとして、まわりまわって自己否定していた話。

今日も仕事が忙しかった。そして、いつものように上司から指摘を受けてしまった。重箱の隅を突かれたようで納得いかず、また指摘を受けるたびに無能感に浸ってしまいそうになる。どんなことにも狼狽えない盤石とした自己肯定感がほしい。

自己肯定感。このワードはTwitterをしていてもよく見られる。この生きづらい世の中を生き抜くために多くの人が自己肯定感を高めたいと思っているようだ。でも、経験上、自己肯定感はすぐには高まらない。ぼく自身、低い自己肯定感をなんとか高めようとしてきたが、今のところ高くなってきたのかどうかもよくわからない。掴みどころのない、しかも高めるのが難しい、それが自己肯定感なのかもしれない。

よく考えてみると、自己肯定感を高めるぞ!と思った瞬間に、今の自己を否定してしまっているのだから、高まる訳がないのかもしれない。ということは、自己肯定感が高くない自分を“まず肯定する”ことが必要なのか。そんな気もしてくる。自己肯定感が低い自分にOKをだす。よくないと思っていることにOKをだすとは、なんだか違和を感じるが、でも論理的には間違っていないような気がする。

ぼくたちは日々、誰かからダメ出しされ、そんな自分に自分さえもダメ出しするという、ダメ出し地獄に住んでいる。そんなダメ出し地獄にいては、自己肯定感など高まるはずもなく、自己否定感が高まるだけのように思える。

自己肯定感を高めよう!などと今の自分を否定せずに、ただ今ここにいる自分を肯定してあげる。たとえ、今日が最悪な日で、自分が情けなくても自分にOKをだしてあげる。このダメ出し地獄に住むぼくたちを救うのは、“無条件のOK”なのかもしれない。

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