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2020年12月の記事一覧
アトツギよ、胸を張っていこう!!
2020年は本当に大変な一年だった。
この一年間を経営者として乗り越えただけでも、胸を張って良いと思う。
お互い健闘を称え合いたい。
★★★
一般社団法人ベンチャー型事業承継(通称アトツギU34)という団体がある。
その名にもある通り、「ベンチャー型事業承継」や「アトツギベンチャー」という言葉を一般化した立役者的存在。
そのアトツギU34の初代事務局長を務めた奥村真也さんがこの年末に退
アトツギよ、コテンに学ぼう
「メフメト2世(アトツギ)は、ムラト2世(先代)が死んだ時、だいぶ喜んだらしいよ」
「フィリッポス2世(先代)をちゃんと知らないと、アレクサンドロス(アトツギ)がなぜあれほどの成果を残したのかわからないと思う」
★★★
古今東西、親子関係というのは愛憎入り混じるドラマがある。
現代ではファミリービジネスがその舞台だが、歴史的には王国/帝国で様々な承継物語が展開された。
賢いからと言って必
トップシークレットっていうのは、トップにシークレットって意味だから(笑)
「先代が新しいことをやらせてくれません。どうしたら良いでしょうか?」
アトツギあるあるの一つ。
幸いにしてうちは「会社が傾くような投資じゃなかったら、勝手にやったら良いじゃないか」という先代だったので、あまりこの壁にぶつかったことはなかったけれど、本当によく聞く話。
まず、先輩アトツギの経験則からの学びは「業務時間外にやる」 というもの。
例えば、婿入り系アトツギとして有名な大都の山田岳人
「英知、勇気、情熱を与えたまえ」ある女性アトツギの祈り
妻の実家も中小企業を経営している。
いきなり余談だけど、経営者の娘と結婚している経営者って多い印象。「社長の働き方 / 生き方が感覚的にわかっているから良い」とか言うのも聞いたことあったり。皆さんの周りはどうですか?
先日、妻の実家のご家族と一緒に鍋を囲む機会があったので、岳父に「◯◯家には家訓とか、経営理念とかあるんでしょうか?」と聞いてみた。
うーん…と悩まれてから、
「そう言えば、お
「親父の葬式」を覚悟する
社長になると、冠婚葬祭に呼ばれる頻度は格段に増える。
特にアトツギは、昔からお付き合いがある取引先や地元の繋がりなどで、ほとんどお話したこともない方のお葬式やお別れの会に参列することも少なくない。
昔は、正直そういうのを「めんどくさい」と思ったこともあった(…かもしれません。ごめんなさいっ。)
でも今は、お葬式の背景にある先代の物語やアトツギの新たな思いを感じるようになった。
★★★
「
「他社で修行をすべきか?」問題
「アトツギは他の会社に修行に行った方が良いと思いますか?」
これは講演会や大学での講義でよく訊かれる質問。
①家業と関係のない業種で働く
②(A) 家業と関係のある業種で働く - コネなし
(B)家業と関係のある業種で働く - コネあり
③いきなり家業に入る
④起業する
というような選択肢があると思うが、正直どれが「正解」ということはない。自分自身の納得感があれば、どれでも「正解」にはでき
親父の言葉(就活編)
「『雇ってください』という奴よりも、『一緒に稼ごう』っていう奴の方が、俺なら雇いたいな。」
就職活動で悩んでいる時に親父から言われた一言。
それまでは「貴社に入りたいんです!なぜなら自分が成長できそうだからです。」みたいなことばかり言っていた自分にとって、まさにコペルニクス的転回。
そりゃ、雇う側からしたら「自分の将来に役立つスキルを勉強をさせてください。稼げないかもしれないけれど、お金もく
アトツギ視点で見る「サグラダ・ファミリア」
「完成するのが50年後だとすると、その前にご自分は死んじゃいますよね?完成を見れないのは良いんですか?」
「そうだね〜…まぁ、しょうがないよね(笑)人生ってそういうものなんだよ。若いあなたにはまだわからないかもしれないけれど。」
卒業旅行でスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアを訪れた際、工事現場でレンガを積んでいた日本人の方との会話。(有名な建築家の外尾悦郎さん以外に、経理に一人、現場に