親父の言葉(就活編)
「『雇ってください』という奴よりも、『一緒に稼ごう』っていう奴の方が、俺なら雇いたいな。」
就職活動で悩んでいる時に親父から言われた一言。
それまでは「貴社に入りたいんです!なぜなら自分が成長できそうだからです。」みたいなことばかり言っていた自分にとって、まさにコペルニクス的転回。
そりゃ、雇う側からしたら「自分の将来に役立つスキルを勉強をさせてください。稼げないかもしれないけれど、お金もください。」という自分勝手な人間を雇うよりは、「チームの役に立つよう頑張ります。一緒に稼いだ分をみんなで分け合いましょう。」という人間を雇いたいというのは当たり前だよな…とハラオチした。
とは言え、まだまだ20歳そこそこの若造。その後も二転三転悩みながら、最後には三菱商事の内定をゲットした。
その最終面接では「僕にはアイデアと若さがあります。貴社にはブランドとネットワークとお金があります。その2つを掛け合わせることで、いつか世界に大きく展開できるようなビジネスを創れると思っています。生意気を言いますが、その利益を会社と分け合えるような社員になりたいです。」と言っていた。
めちゃ親父の影響受けてる(笑)
これはアトツギに限らないけれど、親は一番身近な社会人。そのアドバイスをうまく活用できるに越したことはないな、と。
今回は昔話でした。
<追記>
・もちろんですが、上記は「社畜」が欲しいという意味ではなく、「相手の立場になって考えることができる」や「自分なりのアイデア/チャレンジ精神がある」という人と共に働きたい…という意味です。
・自分が雇用側になって気づきましたが、向学心があるだけでもめっけもんだという捉え方もあるとは思います。またポジションやタイミングによってはチャレンジ精神が溢れている人よりも、安定して働いてくれる人の方が良い場合もあります。何が言いたいかというと、上記は僕の現時点での採用基準を書いているわけではなくて、親のアドバイスを役立てられると良いよね…ということが書いてあるだけです。なんだこの言い訳感のある追記は(笑)
・また、「親のアドバイスは何でも聞け」という主旨でもありません。時代に合わないこともあるだろうし、親の偏見もあるだろうし。ただ、月並みだけれども子どもの幸せを願わない親は少ない前提で、そのアドバイスから何を学びとして得られるかは自分次第だよ、ということは言えると思います。追記の方が長くないか、これ?
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