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554.終わりがすべてさ、人生はね。その人生の終わりって、未来にあるんだもん~

【お馬鹿なcoucouさんの自主出版論⑫】


1.coucouさんの暴走論

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

今回もcoucouさんの暴走が止まんない~
そう、10,000文字越え~
どうやっても、どうしても収まんない…。

だから、お許しくださいね~

そこで、coucouさんはね、秘策を考えた~
だってね、全部、大切なことなんだもん~~

この【お馬鹿なcoucouさんの自主出版論】はね、独自の方法なんだ~
こんな内容は、出版社さんから嫌われるし、本にしてもらえるわけじゃあないし、そんな勇気のある出版社さんなんていないもんね~

だって、このnoteを読んでくれている人たちが、みんな来年デビューしてもらいたいんだもの~そしてね、自分には無理だとか、夢だとか、夢のまた夢だと思い込んでいる人たちが多すぎるんだもの~

coucouさんはね、コメントもスキも我慢してひたすら書き続けているんだ~
どうしょうもない、ひとり相撲のお馬鹿さんなんだからタイトル通りなんだ~

このことで、腐りきってしまった日本、壊れてしまった経済。
もしかするとね、noteのクリエイターさんたちがこの壊れた世界を救うかもしれない、お馬鹿かなあ~でも信じているんだよ~

その理由はね、みんな作品にあるんだからね~
みんな自分ではわかんないだろうけれど素晴らしい、凄い作品だらけの宝の山~その宝の山を利用できない出版社さん、おっと、全部じゃあないよ~
ほんの一部だよ~
noteの世界だって、いくつもの出版社さんたちが投稿しているよね。おそらくこの人たちはこのnoteの価値を理解している人たちだよね~

でも、大半の出版社さんはこのnoteの存在を知らないし、知っていてもちゃんと見ていない気がするんだ。


だからね、ちゃんと伝えたい、ちゃんと知らせたい、って気持ちが強すぎるんだ…。これって完全に読む人を無視している気もしている…。


おっと、また話がずれるcoucouさん~
そこで、くだらない秘策なんだけれど、前半は出版論、後半は実務、知識論にして、後半は必要な人、必要な時に見てくれればいいのかなあ、っていうお馬鹿な秘策~そうすればcoucouさんの内容を全部読まなくていい~

あれ~
変かなあ~

駄目かなあ~

みんな、いなくなっちゃうのかなあ~

©NPО japan copyright association Hiroaki

2.自費出版論(自主出版論じゃあないよ~)

coucouさんはね、自費出版の会社をたくさん知っている。そこで小さなセミナーや講演会を定期的にしているんだよ~

参加者のほとんどはね、一般の出版社さんもいるけれど、ほとんどが印刷屋さん。地方からも来ていただいている。

そう、どこもかしこも大不況、紙の値段が上がったとか、印刷のインク代が上がったとか、物価高騰、大インフレの到来~
何ったって物資が思うように手に入らない…。

567もそうだけれど戦争の影響も、政治家さんたちの人災まで混ざっている。

で、これからどう生きればいいの~という切実な声を聞かされる。
だからね、coucouさんはね、このnoteで【coucouさんのビジネス論】のお話をメインで続けてきたんだ。

そしてね、もう一つの大アイデアをみんなに提供しているんだよ。

それはね、もう印刷業界は限界にきている。
それはね、ネット印刷価格には勝てない時代。
一切の人件費を失くし、AIがデータさえ送れば自動的に印刷や製本が出来てしまうんだ、それも安くね。

印刷機だってロボットさんたち、食べ物やお金、休みなんていらない~
もう、人間が要らなくなったんだね。
これはね、全国の製造業もみんなロボット化し、たった数人で公工場を管理できるシステムなんだ~

これじゃあ、逆立ちしたって勝てっこないよね~

これって、coucouさんの顧問先の商店街と同じじゃあないかな~
大手の商業施設が複合大型店を次々に開店、そう開店ラッシュ~小さな店は次々と潰れ、撤退している…。

そこで、秘策が2つ~
ひとつめは自主出版のすすめ。
もうひとつは独自のアイデアを持つこと、そうオリジナル商品の開発さ~
するとね、みんな鳩が豆鉄砲…
その目はね、coucouさん馬鹿みたい~って顔をする…

そうなんだよ~
coucouさんは否定しないよ、だってお馬鹿なんだからね~

そう、小さな会社が勝つには、独自のモノを開発すること、オリジナルを持つこと、そう独自の「味」があれば大手のラーメンチェーン店にも勝てる~
そこでね、coucouさんの大好きなブレーンストーミングを美味しく食べてもらうんだ。

そうね「自費出版」とか「出版社」なんて名前を捨てよう~

この言葉はマイナスなんだ~
個性的でもないし、独自性もない、さらにありふれた名前~

もう、時代は変わったんだから、過去なんて捨ててしまい、未来をつくる。素晴らしい未来ができたなら、すべての過去だって変えることが出来る。
「過去があって、現在があり、未来がある」なんて全部、嘘っぱち~

どんなに素晴らしい過去があったって現在や未来が駄目ならば、その素晴らしい過去だつて駄目になる。
でもね、「未来から、現在があり、過去がつながる」んだ。未来が素晴らしければどんな過去だって素晴らしくなるんだよ~

coucouさんの過去なんて、どうしょうもない過去なんだけれど、未来が素晴らしければ、そんな過去がすべて変わるんだもの~
終わりがすべてさ、人生はね。

その人生の終わりって、未来にあるんだもん~

©NPО japan copyright association Hiroaki

3.coucouさん自主出版論その1


昨年と今年の出来事なんだけれど、coucouさんに出版依頼が舞い込んだんだ。このコロナ禍になんと奇特な人がいるんだろう~

coucouさんはすぐさま喜んだ~
だって、久しぶりのペーパブックなんだもの~

でもね、一瞬、変だなあ…と思ったんだ。
だって、coucouさんは無名だよ、それに本を出版しているなんてnoteだけにしか話していないし、その本を本当に読んだのかな~いや、電子書籍を見てくれたのかなあ、と単純に理解した。

最初の電話では「coucouさんの本?を拝読して、とても素晴らしいと感じました。そこで、是非、わが社から本を出してもらえれば嬉しいのですが…」

わお~
こんなこと言われたらcoucouさんは簡単に舞い上がっちゃう…。
それに、その出版社はかなりの本を出版している中堅どこ。面会する前にネットでチェック~

そして、指定の新宿の京王プラザホテルのロビーで待ち合わせ。coucouさんは遅刻しちゃあ申し訳ないので30分前に到着して1,200円のコーヒーを飲む。(普段は、自動販売機のコーヒーなんだよ、スーパーだと10本は買える…)

この京王プラザは想い出深いなあ、高校生の時に初めて来たかな。何よりも豊澤会長の出版記念パーティや誕生会はここだった…。

すねと、20分遅れて担当の編集らしき人が名刺を差し出し、さっそく出版の話。そして、本の内容、ページ数や発行部数、発行日、そして印税の話。ああ、ちゃんとした会社だなあ…。と思っていたら…。


ねえ、みんな~
再現するから聞いてほしい…

「先生?」

なんだよ、いつからあんたの先生になったんだよ…。

「今はどこも本が売れなくて困っているんですよ。そこででしてね。5,000部発行した場合、先生はどのくらい引き取ってもらえるでしょう?」

は~引き取る?

「はい、私どもの会社は、著者の方にも販売協力をお願いしいてるんですよ、他の先生方にも…」

はあ~

「では、何部引き取ればいいのですか?他の先生がたは?」
「大体5分の1ぐらいですね~」

はあ~
「5分の1って、1,000冊ってことですか?」
「はい、そうです…」

「他の先生方も同じなんですか?」
「はい、みなさんからも応援をいただいています。それに先生は講演会などをしているようなので、その会場で売っていただければ簡単だと思うのですが…」

「1,000冊っていったら1冊1,800円なんだから、1,800,000円支払うってことなんですか?」
「いやそんな酷いことは考えていませんよ~先生の場合、著者割引がありますから、当社はなんと7掛けで計算します。」

「え、1,800,000円の70パーセント引きってこと?」
「はい、1,260,000円となります。お安いと思いますよ…それに先生はその本を売れば1800円ですから1,800,000の最終的な利益、印税になるはずですから…」(ふむふむ、売れたら540,000円もらえるんだ、売れたらね…)

なんと事務的にスラスラと答える営業マンなんだろう?
あまりにも悔しいのでcoucouさんは質問してやったんだ~

「5,000部作っていくらかかるんですか?本って」

「はい、最低でも250万から350万はかかりますね」
「それじゃあ御社は儲からないでしょう?」

「いや、5,000部売れば、約900万円の売り上げとなりますから十分に採算は取れると思うのですよ。(550万円から650万円儲かるんだね…ボロい商売だ)

それに先生の印税結果的には180万円プラス残の4000冊分(10パーセント180円で、さらに720,000円)となりますから損はないと思うのですよ…いや、いい話だと思いますよ~」

(1,800,000円+720,000円=2,520,000円?)
720,000円+540,000円=1,260,000円じゃあないの?凄い魔術だ…

さて、みんな~
どう思う~

coucouさんはね、新宿までの電車賃と二人分のコーヒーを支払い、損失を被った…。(会計の席でこの最低な営業マンは財布すら出さないんだもの…)


©NPО japan copyright association Hiroaki


そう、嘘だらけ…。

3,000冊分の本の印刷代、自社の利益をすべて著者に負担させるテクニックだよね。それに言葉巧みで上手いよね~coucouさんを先生だなんて馬鹿にするんだもの…。3,000冊印刷したって100万円以下、実際に3,000冊印刷するのかも信用できない。

大した儲けではないけれど、一銭も負担しないで本を発行する出版社~
名前はいわないけれど、有名な中堅出版社~これって、結果的に自費出版だよね…。

こうやって、coucouさん以外にも営業が回っているんだね…。

哀しいなあ、こんな出版社さん~


©NPО japan copyright association Hiroaki

4.coucouさんの自主出論その2.

coucouさんはね、自費出版を否定しているわけじゃあないよ~
ほんの一部だと思うけれど、酷くない~
真面目にやっている自費出版さんたちが可哀そうだよ…。

だからね、この「自費出版」という看板を外して、その人たちと一線を引くために「自主出版」って、coucouさんはね、良心的な出版社さんたちと手を組んで進めているんだ。

そう、自分でお金を払うのは悪いことじゃあないよ~
それに出版社さんや印刷屋さんだって利益をいただかなければね経営なんて成り立たないもんね。

ただね、原価なんてわずかなものなんだから、多額の費用を請求するんならお金持ちさんたちを対象にして、coucouさんみたいな貧乏人にはね、優しくしてほしいよね…。
そしてね、もっと大切なことはね、みんなの夢を壊さないでほしいんだよ~

本はね、特定の選ばれた人たちや出版社のモノではないんだよ~その本の持ち主は、書いた本人、それは「著作者」なんだからね~

勘違いしないでほしいんだ…。

ねえ、みんなあ~
みんなは、どう思う~

coucouさんがね、この【お馬鹿なcoucouさんの自主出版論】わ急に始めたわけはね、このnoteの世界にもこのような、編集者とは呼ばないよ、営業マンたちが暗躍し始めたからなんだ。

「【出版のお願い】あなたのnote記事を見ました。とても素晴らしい作品です。ぜひ、当社で書いていただけないでしょうか?あなたの本が書店でも売られます。夢をかなえて見ませんか~創業50年の出版社」

なんだ、これ~

ただ、大体の人は金額が高すぎるために断念しているけれど、断念ぐらいならいいよ、でもね、こんなことで簡単にあきらめてしまい、こんなさやかな夢をすてるなんて、なんという哀しい罪なんだろうね…。

だから、coucouさんはね、膨大な時間をかけて緊急でまとめ続けているんだ。そして、このシリーズがやがて役に立ってくれて、みんながね、本を出す。これ以上の素晴らしいことなんてない気がするんだ。


coucouさんの周りには心ある、低額でも十分に利益が出せる印刷屋さん、出版社さんがアイデアを求めて集まってくる~


そうだ梁山泊をつくるんだ~

©NPО japan copyright association 


さて、ここからは実務編~

読みたいときにお読みくださいね~

これがcoucouさんの奇策なんだあ~
………?

無反応…


5.そうか!2、3人で本をつくっても楽しい!


 

本は1人で書くもの~
本は1人ぼっちの世界~

そんなことはないよ~

本はね、テーマによっては2人で、または3人で、または4人で、場合によっては10人で作るのも楽しい~

それはね、協働で1冊の本を書くんだ。

それを「共同著作物」というんだよ~
1人で本を出す自身がなかったりね怖かったらね、大好きな仲間とコラボもいいね~

1冊の本を2人で書いたら2人の共同の著作物になる。
もちろん3人で書けば3人の権利だよね。

仲間がいるとね、お互いが叱咤激励し合い、それよりも燃えるという人もいるよ~

ただね、注意する点は、2人でひとつの著作物ですから、どちらかが一方が勝手には利用できない。

たとえば、3人、4人の共同著作物の場合、共同で書いているわけですから全員が著作者になるんだ、その1冊の本に対してね。

だから、何かのときに利用したい場合は全員の合意が必要になる。
また、共同著作物であっても、ひとつのテーマがそれぞれの内容になっている論文形式の場合は、きちんと、発行する前に個々に利用する場合があるということをしっかりと話し合いをしておく必要があるんだ。
もちろん、書いた人たちからの了解があればなんにも問題はないけれどね。

©NPО japan copyright association Hiroaki


 

6.著作者と著作者人格権って何?


 
著作権法第二条一項二号では「著作物を創作する者」と定義されいる。
「著者」の意味はわかるけれど、「著作権者」という言葉もある。
そうなると「著作者」と「著作権者」の違いはどうなるのかな~

著作権は譲渡や相続などをできるもので、必ずしも著作者が著作権者でない場合があります。著作権者は著作権を保有するという意味で、著作者でない者でも著作権を持つことができます。
そのため、「著作者」と「著作権者」の区別が必要となるわけです。」
                   特定非営利活動法人著作権協会


著作者でない人でも著作権を持てるということはだれでも著作権を持てるということなの?

「著作物を創作する人が著作者ですが、著作物は第三者に譲渡したり、貸与したりすることができます。
貸与する場合は著作権は移動しませんが、譲渡する場合は第三者に著作権は移動するわけですから、だれでも著作権者になれるわけです。」

しかし、著作権が第三者に移動し、著作権者が変わったとしても、著作者には「著作権」と「著作者人格権」があり、注意が必要です。
これは、著作者には、著作物(創作物)を創作した時点で自動的に「著作権」「著作者人格権」の両方の権利が発生しています。

「著作権」は財産的権利として、著作者の経済的利益を保護し、「著作者人格権」は著作者の人格的利益の保護を目的とした権利のため、この二つの権利が重なり合っているからです。ですから、著作権を譲渡してもらったからといってもこの著作者人格権を無視することはできません。
また、この著作者人格権は譲渡不能のもので、一般に一身専属性と呼ばれ、著作権は譲渡されても、この著作者人格権は譲渡することはできないものです。」


よく誤解されていることですが、著作権を譲渡されたものは、その新しい著作権者の自由に使用できる、代金も支払い、契約も交わしたのだから、自分の権利だと思い込みがちですが、この著作者人格権によってある程度の制限があります。

「著作者人格権」とは、著作者の人格的利益の保護を目的とする権利で、著作権の場合、それを利用することにより収益をもたらす財産権としての性格を持ちますが、著作者の人格を傷つけないという配慮として性格という二面性の権利が含まれています。

この人格権とは、身体、自由、名誉、貞操などの人格的利益にもとづいて生ずる権利の総称ともいわれ。これらの人格的利益が他人によって侵された場合には、加害者に対し、損害賠償その他の措置請求をすることができます。これは、プライバシーの権利もこれと同じと考えられます。

このように、著作権を契約により譲渡されたとしても、著作者人格権は譲渡できないものですから、ある程度、著作者の人格を傷つけないための使用、利用方法に制限があるわけです。

                   特定非営利活動法人著作権協会

では、その一定の制限とはどんなものなの?


©NPО japan copyright association Hiroaki


 

7.著作者人格権ってどんな権利なのだろう


 
著作者人格権は他の知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)に含まれる各権利の中でも特別な地位があり、特許等の工業所有権にはこのような人格権を保護する規定はありません。

著作権法では、著作者人格権と実演家人格権が特別に認められています。
著作者人格権は次の三つがあります。
 

①  「公表権」


無断で公表されない権利。これは著作物を公表するにあたって、公表するかどうか。公表するとしたら、その時期はいつか。方法はどうするかを決定する権利を公表権といいます。

一言でいえば、「公表するか、しないか」を著作者自身が決められる権利で、「いつ公表するか」ということについても及びます。

たとえば、著作者が季節的な公表を望み、春に考えていたものを、勝手に冬に公表されてしまったり、たとえば演奏会での公表はよいが、楽譜として出版することは複製権のほかに公表権の問題も生じます。
つまり、しっかりと公表時期、方法を話し合わねばならないということです。ただし、公表権があるからといって、著作権の譲渡をした場合、両者の確認等があるにかかわらず拒否することは問題があります。

②「氏名表示権」


無断で名前の表示を変えられない権利。
これは、著作物を公表するにあたって、著作者名を表示するかどうか。表示するとしたらどんな表示にするかを決定する権利を氏名表示権といいます。つまり、その作品に実名にするか。ペンネームや雅号にするか。あるいは匿名にするか。著作者が決定することができるという権利です。

たとえば本を出版するにあたり、作家が匿名で発表したい場合、また他のペンネームで発表したい場合、無断で実名で発表されてしまったり、他人の名前で発表されてしまったりすれば、いずれも氏名表示権侵害行為になります。
たとえばゴーストライターが有名人の影の執筆者として文章を作成した場合、たとえ著作権を譲渡していたとしても、著作者は著作物を創作したゴーストライターにあり、著作者人格権もあります。
 

③「同一性保持権」


無断で改変されない権利。
これは、その著作物を著作者に無断で、変更、切除したり、その他の改変について適用されます。

たとえば、文章を編集の上の都合や頁数の問題で修正したり、一部カットしたりする場合、絵画や写真の一部をカットしたり、加工したり、トリミングしたりする場合などのことをいいます。

このように無断で勝手に改変することは著作者の人格を傷つける恐れもあり、題号、つまり作品の題名やタイトルなども著作物と密接不可分に結びついているため、タイトルの改変にも及んでいます。

ただし、小・中・高校等で用いられる教科書等に著作物を掲載する場合や学校向けの放送番組で放送する場合などは、児童・生徒の理解を助けるため認められています。

©NPО japan copyright association Hiroaki


 

8.著作隣接権って一体何だろう


 
これは、実演家(俳優、舞踏家、演奏家、歌手などの実演をおこなう者、および実演をおこなう者を指揮・演出する者)、レコード製作者(レコード原盤製作者)、放送事業者(放送を業としておこなう者)、有線放送事業者 (有線放送を業としておこなう者)の経済的利益を保護するための権利の総称といわれているものです。

著作隣接権とは一言でいえば、「伝達者の権利」です。また、実演家のみには公表権を除いた、氏名表示権、同一性保持権が著作者人格権として与えられています。

さて、著作者の死後における人格的利益の保護とはどんなものでしょう。
著作者人格権は著作者の死亡と同時に消滅します。
しかし、著作権法は、著作者の死後においても著作者の尊厳を保護することは文化の保護・継承という意味において重点を置いています。
たとえば、著作者の死後であっても、もし著作者が生存していたとすればと想定し、著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならないと定めています。(著作権法第六十条)

つまり、生前、著作者が明らかに拒否していた作品を公表してしまったり、死後において氏名表示を怠ったり、死後において著作物や題号を勝手に改変することは、生前であれば侵害行為となっていることに対し、これらの行為は死後においても禁止されています。

そのため、著作者が死亡していたとしても、その遺族 ( 配偶者、子、父母、祖父母、兄弟姉妹 ) が法的手段を取ることが定められています。
また、これは親告罪ではないので、告訴がなくても検察官の判断で訴訟が提起されうるといわれています。
ただし、何百年前とてったかなり昔の作品に関しては問題ありません。
 
 

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9.自分の書いた本がどのような財産権として主張できるの?


 
著作権の中には著作者人格権を傷つけてはならぬという著作者人格権があることがわかりましたね。
そして著作権の中のもうひとつの権利が「財産権」。「著作財産権」と呼んでもよいかもしれません。

「自分の書いたものが財産なの?」
「どうして財産になるの?」

ならば、
「いっぱい文章を書き残したら物凄い財産家になってしまうじゃあない?」
「そんなの変だよ!」
という人もいます。
では、一般的に懸賞付きで募集している作品展や、コンテストなどはどうでしょう。ほとんどが賞金もしくは賞品となっているでしょう。

これは、働いたひとへの対価でもあります。
作家でいえば著作権使用料、印税としていただける立派な財産といえます。
別に文章だけではありません。
アルプス岳や穂高の山に登って貴重な写真を撮れば、それが何万円、何十万円になる可能性もあり、スクープ写真などはまさに高いお金で買いとってもらえるものです。

そして、プロだからといってだれもがスクープ写真や映像を撮れるわけではありません。
写真などはまさにシャッターチャンスの世界であり、その瞬間は撮影した人、著作者に権利があるものです。

俳句や短歌、詩なども同じです。
小さな子どもが描いた絵でも、どうして賞金や賞品が出るのでしょう。コンクールに入賞、一等、二等があるのはなぜでしょう。

やはり、目標がある人は一生懸命になって燃えるものですし、わずかでもお金をいただくことは嬉しいはずです。
このときが一生懸命やったあとの報酬というものかもしれません。

たとえば挨拶文を人に頼まれます。
最初は親切で無料でやってあげていたとしても、評判がよく、だんだんと頼まれる量が増えてきました。
困ったもんです。
なぜなら、仕事もあるし生活もある。喜ばれるのは嬉しいけど、仕事に差し支えてしまう。どうしよう。

でも、1枚1000円でも2000円でもいただけるなら、どうでしょう。
やりがいや報酬をもらう喜び、認められる喜び、報われて、さらにパワーアップしないでしょうか

もし、すべての創作がタダであれば、人に創作意欲など湧きはしないでしょう。別にお金だけの問題ではありません。相手の感謝の度合いが高ければ、多ければ無償でやっても喜びという報酬を受け取ることはできます。
また、このようなことをまるっきりタダでやらせ続ける人は逆に冷たい人です。
私は何かをタダで頼めません。
人は不思議なもので、アルバイトすれば時給1,000円、1,200円ともらえます。
しかし、このような知的労力に関する評価は、まるまる10時間かかってしまったとしても、10,000円、12,000円支払うことに頼んだ人間は抵抗があるようです。
でも、それは大きな誤りです。
そんな人は思いやりのない、相手の気持ちのわからない、エゴイストです。頼まれてやる方にも問題はあるかもしれませんが…。

著作物は創作した人の人格を傷つけてはならぬ法律です。
著作物は創作した人の大切な財産権です。
もし、無断で使用されたら訴えましょう。
もし、他人に差し上げたものでも、勝手に利用したら訴えましょう。
もし、お金をいただいたとしても、勝手に改変されたら訴えましょう。

               文責 特定非営利活動法人 著作権協会

さて、これ以上必要な人はね、ここの「著作権に関して」監修をしてくださった、特定非営利活動法人 著作権協会さんのnoteで学んでくださいね~
noteさんのクリエイターさんたちに必要な情報が満載~


「クリエイター著作権全般」特定非営利活動法人著作権協会(NCA)

※困ったときにはねきっと、親切に教えてくれると思いますよ~今回の、監修、協力も感謝申し上げます~



coucouさんのホームページだよ~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru







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