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473.駄目で当たり前、上手く行っても当たり前。どっちでもいい。どっちに転んだって、それはそれでいいさ。
(34)人生を好転させる方法
how to turn your life around㉞
1.期待という病
人って、coucouさんもそうなんだけれど、みな何かしらに期待して生きているような気がするね。
でもね、その期待って、おかしくない~
それはね、期待って、自分だけの期待、自分の都合だからなんだよ。
そんなに世の中は甘くないし、物事って期待通りにはならないよね。
でも「期待する」って大事なこと。
問題は「期待しすぎない」ってこと。
そう、人に過度な期待をしない、かけないってことのような気がするんだ。
人って、期待通りには動いてくれないし、期待通りにはならないもんね。
だけど、わかっていても期待してしまうんだよね。
そして、その期待通りに相手が動かなければ腹が立ったり、怒りにまでも発展する場合もある。
だから、coucouさんはね、期待はするけれど、期待しすぎてはいけない気がするようになったんだ。
それに、期待ってするほうも、される方も大変だよね。
期待する人って、相手の成長や幸せを願う場合もある。
期待される側は、その期待に応えようと努力する。
そのような期待は良いのだけれど、だからといって、「あんなに期待していたのに…」「これだけ期待していた…」と自分や相手を責める場合があるけれど、それが「過度の期待」になっちゃいそう。
駄目で当たり前、
上手く行っても当たり前。
どちらでも良い。
どちらに転んでも、それはそれでいい。
そんな期待が素晴らしいかもね。
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2.coucouさんはみんなに嫌われている
coucouさんって、随分と嫌われいるみたい~
coucouさんはその人のことを嫌ったりしていないんだけれどね。
以前は、嫌われていると感じるたびに悲しい思いをしていたんだけれど、あまりにも嫌われすぎたためか、麻痺してしまったのかな~
でも、どうしてそんなに嫌われるんだろう~
例えば、尊敬している先輩が一切連絡が取れなくなったり、とても仲良しだったはずなのに、その友人から連絡がなくなった…。
もちろん、ラインや電話の着信記録だって残っているはずなのに、なんの音沙汰もない…。
もっと酷いのは、ブロックされてしまったこと…。
coucouさんはね、たとえ嫌いな人だってブロックしたり、無視なんてしないよ~ただ、借金取りは無視するけれどね(笑)
つい最近はね、仲の良い女性がいたんだけれど、まったくの音信不通。心配になって手紙を書いたのだけれど、返事がない…。
あれ~
もしかすると、嫌われているのかもしれない…。
え~
じゃあ、今までのあの楽しかったひととき、あんなに仲が良かったのに、それって、みんな嘘だったのかな~
うそ~
信じらんない~
(まるで、女性言葉…)
coucouさんの息子だって、そう。
もう、会わなくなって、3年近くなる…。
そうだよね~
嫌われているんだものね、こんな偏屈親父だもん。
だからね、もう追いかけないよ~だって、迷惑をかけてしまうんだものね。
人って、会いたければ会えばいいのだし、会いたくなかったら会わなければいい。当たり前だよね。
おい、coucouさんよ、何を求めているんだよ~
おい、coucouさんよ、何を期待しているんだよ~
そんなもん、捨てちまいなさい~
もう一人のcoucouさんはそう話しかけてきた…。
う~ん~
そうだね、求めすぎ、期待しすぎかな…。
う~ん~
自分が、ただ寂しいだけなのかな…。
でもね、人間関係ってこんなものなのかな~
そう、こんなものなんだよ~
![](https://assets.st-note.com/img/1665384891222-eXFMRcPZuS.jpg?width=1200)
3.期待を裏切ると嫌われるんだね
coucouさんはね、おかしいのだけれど、
期待されると頑張っちゃうタイプなんだ。
それはね、こんな、こんなcoucouさんを期待してくれるんだよ。
たとえ、できなくったって、その期待に応えることが使命なんだと思い込んでいた。
どうしてって?
なんだかわからないけれど、嬉しくなっちゃうんだよね。
もしかすると、子どもの頃から誰にも期待されないで育ったからかな。
反面、人には期待するというおかしな心理もあるんだ。
そしてね、いつもその期待に応えられないと嫌われるって怯えていた。
だからね、どんなことでも、無理な難しいことでも思いっきり背伸びしてきたんだ。だけどね、期待通りにできたとして喜び勇んで来ても、意外と褒められることは少なくて、当たり前化してしまうんだ。
だけど、coucouさんはそれでも嬉しくて頑張って来たのさ~
だけど、だけど…。
期待通りにならない場合は、ぼろくそ怒られたり、怒鳴られたり、顰蹙を買う場合もあるんだ。この話はね、仕事だけじゃあないよ、仕事以外も同じ。でもね、どうして怒られるのかがわからないんだcoucouさんにはね。
だって、一所懸命に頑張って期待に応えるために全力でしてきたんだもの。
でもね、お馬鹿なoucouさんだって、考える力くらいあるよ。
それはね、期待通りできて当たり前で、できなければ怒られる、おかしいよね…。まず、その怒る人って優しくないよね。
氷のように冷たい人かもしれない。
coucouさんをね、褒めてくれなくったっていいけれど、否定したり、怒鳴ったり、そんなに怒らなくてもいいと思うんだよ。
お馬鹿なoucouさんだって、そんなことぐらいわかるよ。
coucouさんは、こんな感じで、随分と人生を遠回りしてきた。
今当時を振り返ると、coucouさんを嘘でもいい、騙しでもいい、洗脳してもいい。うまく使いこなせば、こんなに便利な動物はいないはず。
だって、誰からも嫌われたくないし、期待されるだけで喜ぶ下等動物なんだもの。「豚だっておだてりゃあ木に登る」という諺だつてあるんだよ。
もっと、上手く使えば10人以上の働きをしたはずさ。
だけど、そう思えるまで随分と、思えば遠くに来たもんだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1665384910963-s7elnuQWCO.jpg?width=1200)
4.嫌う覚悟
本屋さんに行ったら「嫌われる勇気」「愛される勇気」なんてベストセラーの本があって立ち読みした。
でも、とてもきれいすぎてcoucouさんには役に立たない。
「嫌われる勇気」よりも「嫌う勇気」と「嫌われる覚悟」が必要だったからね。
「愛される勇気」よりも「愛さない勇気」と「愛されない覚悟」が必要だったんだもの。
そしてね、coucouさんを嫌う人に好かれようとか、愛されようなんて思わない努力を始めたんだ。(みんな、笑ってくださいね、これでも真剣だったんだ)
人間ってね、冷たくされると、ついその冷たさに惹かれてしまうときがある。愛されないと、愛してもらいたいと思うようになるんだ。
そしてね、優しく、あたたかな人よりも、coucouさんを信じて思ってくれている人よりも、coucouさんを愛してくれている人よりも、正反対な冷たい人に惹かれ続けてしまうという病いとなる。
ある人は「プライドが高いからなんだ…」とか、「悔しいからむきになって振り向かせようとしている…」とか、「その相手に認めさせようとしている」なんて酷い言葉を浴びせられた。
確かに、それも一理ある。
暴力を振るう夫と別れられない。
とても冷たい奥さんなのに別れることが出来ない。
愛もない夫婦なのに、そんな夫なのに我慢しい、依存して自らが不幸を選んでしまう。
みんな「別れればいいのに…」という。
でも、別れられない…。
そう、狂っているんだよね…。
「coucouさんって不幸が好きなのね…、まるで苦しみたくって苦しんでいるみたい…」そんなことをoucouさんに助言?する女性もいた…。
でもね、違うんだよ…
coucouさんはね、それでも嬉しかったんだよ…
だって、寂しかったんだもの…。
![](https://assets.st-note.com/img/1665384932028-6WSBkSusTy.jpg?width=1200)
5.駄目で当たり前、上手く行っても当たり前。どっちでもいい。どっちに転んだって、それはそれでいいさ。
coucouさんはね、それから少しばかり大人になった。
人さまに「期待しない」
人さまに「期待されない」
そう、どつちでもいい。
大切なことはこの変な人の渦の中から脱出すること、離れること。
離れられない自分を変えること。
だからと言って、そんなに簡単に自分を変えることなんて不可能~
だから、環境(人間関係)を変えることで、自分を少しでも変えられるんじゃあないかって信じることにした。
coucouさんはね、一生懸命にしている人を絶対に責めたりしない。
頑張っている人には必ずねぎらいの言葉と、ありがとう、っていう。それが期待通りでなかったとしても、心から感謝する。
上手く行っても、上手く行かなくったって、どっちでもいい。
だって、悪意でもない限り、わざと失敗する人なんていないんだもの。
だからね、どっちでもいい。
どっちに転んでもいい。
どちらにも感謝しかない。
人って、ただの動物じゃあないんだよね。
お互いが優しくて、支えあえて、信じあえるはずなんだ。
必ずそんな世界はあるはずなんだ。
どうしてもその世界からはなれられないとしたら、自分もその世界の住人ってことさ。似ているんだよね、共感できてしまっているんだよね。
そんな世界なんて捨ててやる~
そんな世界なんて嫌ってやる~
だから、「嫌う覚悟」が必要なんだ~
「愛されない覚悟」が必要なんだ~
coucouさんはね、「好きになる覚悟」も「愛される覚悟」もいらない、どっちでもいい、どっちでもいい環境(人間関係)の世界に入ることになった。
うん、約50年の時を必要とした。
coucouさんは少しばかり大人になった気がする。
新しい住人となって今の世界で生きている。
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Donna Donna
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