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531.お金も愛も出世もほめ言葉に吸引されるんだよ~褒め言葉研究会①

1.あなたに褒められたくて

金も愛も出世も
ほめ言葉に吸引される

             元社団法人発明学会故豊澤豊雄会長の言葉より


元社団法人発明学会故豊澤豊雄会長(御本人より写真提供)

coucouさんはね、子どもの頃から怒られることはあっても褒められたことがない…。それはね、とても人より劣っていたし、何もわからないまま子ども時代を病と一緒に生き続けてきたからね。つまり、闘病時代の空白の約3年間の時の流れについていけなかったからなんだ…。

だけどね、いつも褒められたい、好かれたい、愛されたいと願い続けていた。だけど、誰からも好かれない、愛されない、褒められないし、嫌われていると勘違いして子ども時代を過ごしてきたんだ…。

そう、とっても異常だと思っているよ~
だってね、実際には愛されているのに、好かれているのにそのことを信じることさえできないんだもの。

それでも、好かれたい、嫌われたくない、愛されたい、と思い続けながらいつのまにか大人になってしまったんだ。

そう、まるで子ども時代と同じなんだ。
大人になってもこの病がなくならない…。


そして、coucouさんはさらに嫌われ地獄に叩き落された…。
それは事業に失敗した。それも取り返しのつかない大失敗。
債権者たちはcoucouさんに罵声を浴びせる…。怒鳴る、怒る、蔑む、恨む、憎む…。
昨日まで仲の良かった友人たちが一斉に引いていく…。
あれほど楽しく仕事をしてきたはずの取引先も、今までは恵比須顔、潰れれば閻魔様…。
ああ、人間のどん底って、こんなに嫌われることなんだ~
愛されない、嫌われていると信じ切っていたけれど、こんなにも目の当たりにして嫌われる、愛されないなんて驚きを隠せなかった…。

ああ、やっぱり大人になってもおんなじ…。

そんなとき、coucouさんは本屋に立ち寄った。
何気なく本を眺めていたら不思議な本に出合った。それは、「頭の使い方」という本で、作者は社団法人発明学会会長豊澤豊雄という人だった…。

「頭の使い方」豊澤豊雄著 実業之日本社; 増補改訂版 (1961/1/1)

coucouさんは、まるで神さまからの啓示かのようにその本を一晩かけて何度も、何度も読み続けた。

そして、この作者の豊澤豊雄会長に逢いたくなった…。

こんなに有名な人が簡単に逢ってくれるなんて思っていなかったけれど、彼のいる場所に、そのそばだけにでも出向きたい衝動にかられた。

そこは、東京の新大久保駅のすぐそばだった。

coucouさんは何も考えずに、次の日に新大久保に向かった…。
何かに惹かれるかのようにね~

実際にその事務所のそばに出向いたら看板があった。しばらくその看板を見続けていたら、入りたくなった…。もちろん、心臓は張り裂けそう~

階段を登った~
何の目的もない、ただ、豊澤会長という人を見たかっただけなんだ。
これって、ストーカーみたい~

それに会ってくれる保証もないし、いるかどうかもわからない。アポイントもなしなんだもの。

そう、変質者だよね、今思えば…。

事務所の扉を恐る恐る開けた…。
すると、着物が似合いそうな年配の女性事務員さんが対応してくれた。
「…あの~」

「会長ですか?会長ならそこにいますよ~」

あれ、coucouさんはね、まだ何も言っていない~
書類だらけの事務所内に案内されて、coucouさんは豊澤豊雄会長と初めて出会った。
今から約25年以上も前のことだ。

coucouさんは丁重にお茶を出され小さな応接室に座った。
「ほお、あんたは、どこから来た~」
、と分厚い眼鏡のレンズにはとても大きな目玉だけが目立つ。
突然訪れたにも拘わらず、笑顔で迎えてくれた…。

「うん、あんたあ、いい目をしちょるのう~」

まだ、coucouさんは何も話していない…。
彼は、等々と話し続ける。実は、coucouさんはね、雲の上の人と逢えたためこの時の話をあんまり覚えていないんだ…。

ただ、覚えていることもある。
それはね、
「いいねえ、あんたは若い~その目がいい~」

えっ、coucouさんはね、この歳まであまり人に褒められたことがない。それに若さと目を褒められた…。
coucouさんはね、これからどう生きたらいいのかわからなかった。
何をしたらいいのか?
何の仕事をすればいいのか?
何の希望も夢も願いすらないのだもの…。

そして、彼は何を勘違いしたのか、coucouさんに講演してみないか?という。「うん、そうじゃなあ~あんたは話が上手そうだから、みんなの前で話してみないか、ワシの前座で…」

えっ~

なんだこれは?
coucouさんは慌てふためき、すぐさまお断りした…。

だけど、話は一方的~

「大丈夫だよ、心配しなくていい、あんたには才能がありそうだ。来月の成城での講演があるからそこに来て話をしなさい~」

ええい、当たって砕けろ…。

だって、coucouさんはね、尊敬する豊澤会長にこんなに褒められたんだもの~そう、嬉しさと恐怖心と、何が何だかわからないまま引き受けてしまった…。

そして、講演会には100名ほど集まっており、予想通り見事に大失敗した…。
すると、豊澤会長は餡蜜を差し出してくれて、こう褒めてくれた…。

「おう、良かった~良かった~あんたは大したもんだよ~話が上手い~」
coucouさんは深い嫌悪感の中で二度と受けまいと誓ったはずなのに、この彼の言葉でいのちが救われたような気がした…。

のちに現在も続いている当時の参加者が証言する。
「coucouさん初めてだったんだね、酷かったよ、でもね、一生懸命さは感じた…」
この受講生たちは現在25年過ぎてもcoucouさんの会に所属している。



そして、coucouさんはね、この豊澤豊雄会長のあることの後継者となった…

②次回続く(読んでね~)


95歳の金儲け遊び―発明ゲームで一獲千金! 豊沢 豊雄【著】 毎日新聞出版(2002/09発売)


2.豊澤会長の言葉より

episode(1)

はじめに


人は誰でも、お金がほしいと思う。しかし誰もお金をくれる人はいない。それは誰もお札をつくる機械をもっていないからです。

ところが、人々はお金と同じくらい、いやもっと、ほしがっているものがある。それは人々からほめられたいということです。人は無視されることが一番苦痛なのです。それなのに人々は決して、ほめようとはしません。

そのため、ますます、ほめられたい願望は強くなっています。

そこで私は考えた。「お金をあげるということはできないが、ほめることなら、いくらでもできる」と。

ほめ札をつくる機械なら頭の中にもっているからである。

それなら「ほめよう会」をつくって各人一日一つ以上、ほめるようにしたら、みんながよろこんで世の中あかるくなるだろう。

ほめると相手はよろこぶが、それ以上に自分が楽しくなり、利益もついてくる。

「お宅の梅、きれいですね、香もいい」といえば、奥さん、よろこんで仲よしになれます。

episode(2)

当会理事の末永さんが「まねき犬」を発明してもってきた。

それに対して「マネキ猫があるからだめでしょう」と言えば、気を悪くして敵になる。しかし私は、

「さすがに”すばらしい、マネキ猫より好きです一つわけて下さい。」というと次の理事長で助けてくれます。

昨年忘年会を数名とやっと店を出るとき、マスターに、「お店の料理はうまかった。きてよかった。」とほめると、マスターの態度が、がらりと変わって、チョッとお待ち下さい。手さげ袋をくれました。

「きてよかった」が相手の心をうったのです。
お世辞ではないとわかるのです。

出世をしたい人、成功したい人は、まず他人を一日一つほめることです。

それは大きなボランティアです。

私が中心になり仲間三人と相談して次のような案内をつくって、仲間づくりを始めました。

episode(3)

ほめ言葉研究会に入って他人をほめよう

「豚も、ほめると、木にのぼる」

という名言があります。それほど、すべてのものは、ほめられることで、良くなってゆくのです。

人は誰でも、ほめられたいと思うのに、人は誰でも、ほめようとしません。そのため世の中は褒められないため満たされぬ人が多いのです。

episode(4)


落第発明(失敗作品)といわれてるものでも、いいところを見つけようとすると、ほめるところに意味がある。

そこで「ほめ言葉研究会」をつくって、一日一つほめて、他人を良くすると共に、自分も良くなろうとするものです。ほめていると、ほめ方は自然に上手になります。

目は美しいものをみつけてほめ、

口は旨さをほめ、鼻はよい香をほめ、心は、よいふれあいをほめる。

そして段々と上手なほめ方をおぼえて、自分の周囲に楽土をつくり、

自分も、ほめた人々も仲間になって、段々と出世し、良くなっていきます。

現代、大脳生理学で、

「ほめると良薬ホルモンが出て、頭がよくなる。」ということが科学的に証明されました。

私はそれを研究して、「60才からの脳内革命(近代文芸社)」という本をを書きました。

これはほめることで60すぎて、金も出世も恋もできる本で、よく売れています。

この印税を全部、この会に入れて、普及につとめたいと思っています。

そこで貴方も、この会の会員になって、愛と金と出世を掴んで下さい。

そして古哲が言っている。

「まず自分が自分をほめてやれ、次は家族をほめ、友人をほめ、自然をほめよう。ほめることは、心のビタミンで、自分も人もよくなる」

それを実行してもらいたいのです。美点長所を見つける練習です。

episode(5)


すると、その間接的効果は大きな物質となって帰ってきます。いま、人や物のほめ方や、ほめたことによって、生まれた効果を書いた資料を集め、誰でも実行しやすいようにしています。

あなたも仲間になりませんか。

凡ての美点長所が見える心眼が開けて、自然にほめ上手にまります。


episode(6)


豚もほめると木にのぼる

「豚もほめると木にのぼる」

「猿もけなせば、おちてくる」そんなタイトルの本があった。

人間は誰でも、ほめたら、よくなる。お子さんも、ご主人も、友人も!!

人間は誰でもけなせば、ちぢこまる。そんな大事なことを、誰も知らない。人文学者のエラスムスは、

「人がほめて、くれないなら、自分が自分の長所をみつけてほめてやろう。自分をひめることに遠慮はいらぬ」と言った。

高倉健のような有名人でも、

「あなたに褒められたくて」という自伝を書いている。

人は子供のときから、ほめられたくて仕方がない、しかし世間の人は誰もほめてくれない、だからチョッと、ほめられると、大きな発奮エネルギーになって生長する。それに世間の人は、けなすことは、あってもほめようとはしない。

©NPО japan copyright association Hiroaki


②続く(次回も続くコラボ作品)25年ぶりに蘇る~


著者:中本 繁実
発行:日本地域社会研究所
価格 1,980円(税込)

大衆発明家の父・豊沢豊雄の生涯
五反百姓の子に生まれ、何事にも控え目に生きるよう育てられたが、小学校教諭時代の、 生徒の何気ない質問から、日本人のアイデンティティを取り戻すきっかけを得る。 悲惨な戦争体験から、高等女学校教諭という立場にもかかわらず代議士に立候補し、当選。 後に社団法人発明学会を立ち上げ、「大衆発明家の父」と呼ばれるようになった豊沢豊雄の足跡を追った一冊!

©NPО japan copyright association

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

豚も褒めれば木に登る~

©NPО japan copyright association Hiroaki

coucouさんはね、褒められることに飢えた豚さんだったからね、褒められれば褒められるほど嬉しくなって、木に登ったんだ~
いや、高い崖の上までもね~

褒められた~
とにかく褒められるのが嬉しくて、嬉しくて…。
それが、もし、嘘だったとしても、きっと信じてしまうくらい、幸せの絶頂となる。
だけど、coucouさんはね、それでも上手く行かないんだ…。
相変わらず失敗続き…。

でもね、会長は、大きな目玉でにっこりと笑いながら、coucouさんを褒め続けた…。そう、誰も褒めなくったっていい、豊澤会長だけが認めてくれるなら何も怖くない~

そして、失敗するたびに褒められ続けるcoucouさん~
そう、褒めてもらえるから続けてきたんだ~

豚さんだって木に登れるんだよ~

こうしてね、coucouさんは高い壁を登り続けるんだ。

何もかも失った40歳のcoucouさんの再出発となった…。

豊澤会長は、2人の後継者を育てた。
一人目は、現在の一般社団法人発明学会の中本繁実会長。

そして、もうひとりがcoucouさん~
道は違えど、向かう先は一緒~

中本会長は大衆発明~
coucouさんは、豊澤会長の唱えた○○会を引き継いだ~

少しずつ、全貌をお伝えしますね~

では、またあした~



coucouさんのホームページだよ~みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru







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