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ローライフレックス 2.8Fプラナー
ローライフレックス2.8Fプラナーを買った。2年くらい迷っていた。正直、無くてもいい。しかし、フィルムカメラというもの自体がそもそも無くてもいいものだ。となれば、フィルムカメラを「必要だから買う」という状態は存在しないことになる。だから買った。自分でも何を言っているのかよくわからない。
とにかくモノとしての魅力が素晴らしい。金属とガラスの塊感。大きさは意外と小さい。ライカのM3を縦にした状態
lomo800で散歩してきた
もう去年の話だけど。
語弊を恐れず言えば、ちょうどフィルム風プリセットを当てたみたいな写りだなと感じた。特にシャドウの色被りと粒子感が特徴的で。
ライカM3にportra400詰めて撮るときは、晴れの日の屋外ならだいたいf8でSS250固定で撮ればいい感じになる。だから今回はss500固定で撮ってみたんだけど、ちょっとシャドウが潰れ気味になった。もうちょっとオーバーで撮ったらちょうどよくな
鎌倉にある小さなホテル
鎌倉という街までは、僕の家から電車を乗り継いで2時間ちょっと。
そうしょっちゅうは来れないけど、2連休でもあればふらっと来られる距離でもある。
鎌倉に来ると、必ず訪れるホテルがある。aiaoiという小さなホテルだ。
古材や古布をふんだんにつかった、6部屋のみの小さなホテル。
打ちっぱなしのコンクリートが、なぜかあたたかい。
由比ヶ浜が目と鼻の先にある。静かな雨が降り続く日だった
フィルムカメラと、自分を知ること
「ぼくもぼくのことが理解できればと思う。でもそれは簡単なことじゃない。だから絵に描くんだ」
(村上春樹『騎士団長殺し 顕れるイデア編』より)
突然だが、僕はほぼ自己満足で写真を撮っている。僕は撮った写真の99%をSNSにあげない。彼女をメインで撮るが、彼女のために撮っている、という認識もない。あくまで自分が撮りたいから撮っている。
写真を撮ることによって得られる副次的な効果がひとつある。
違和感について。現在地を辿ること。
違和感を大事にしたいと常々思っている。違和感こそが個性だから。
「何か気持ち悪いな」と思うこと。「何かがおかしい」と感じること。直観がまず先にくる。そして細かく検証してみて、その正体を、概念を見つける。然る後に言語化する。僕はこのプロセスを大事にしている。
いかにたくさん見てきたか。検証してきたか。概念化して、言語化してきたか。その繰り返し。言語化は大事だ。概念としては理解できている
いつもポケットにハーフカメラを
フィルムカメラの最初の一台としておすすめなのが、通常の倍の枚数撮影できるハーフカメラだ。例えば36枚撮りのフィルムなら、1枚分を2分割するので、72枚撮影できる。これならフィルム代や現像代というハードルも多少下がるかもしれない。
僕が愛用しているのがオリンパスのペンEESというカメラで、1962年発売。このモデルは自動露出だから、基本的にはフレーミングしてシャッターを押すだけ。使い勝手と