晴れた冬の日の散歩ほど幸福なものはない。
早起きして電車の終点まで行き、カメラを片手に歩く。
風が無い日で、のんびり歩き続けていれば寒さを感じない散歩日和だった。
あいさつ代わりに駐輪場に差し込む朝日を。
団地の向こうにパチンコ屋の看板が見えた。
パイロンを見つけるとつい撮ってしまう。
いつもの朝の風景。ゲートボールやったことないけど面白そうだよね。
撮ろうとしたらフィルムが無くなって、慌てて詰め替えた。
ロボットみたい。
川を渡る。歩道を歩く人はほとんどいないのだろう、歩道沿いは雑草が伸び放題だった。
「「「ご安全に!」」」
もう回ることはない。
明日もきっと晴れ。