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芸術鑑賞 「女性画家たちの大阪」中之島美術館
気になっていた美術展に行ってきた。最高だった。
何がって絵が素晴らしいのはもちろん、音声ガイドや展示の姿勢にフェミニズムが溢れていた。
・社会の美しさの定義(ルッキズム)に挑戦する作品、
・若さと美への執着(ルッキズムの内面化)を批判的に表現するもの、
・女性の内面的な感情を巧みに表現し、主体としての女性を描いているもの、
・手仕事など(被写体の女性が他者からの視線を気にしていない)自然体の瞬
宝塚雪組 「ライラックの夢路」観劇録
注意:
盛大にネタバレしてますので、まだ見ていない人でストーリーを楽しみにされている方は(はばかりながら)お引き取りくださいませ。
まず、脚本が刺さったぁーーー!!
(ネットで見た宝塚ファンのブログでは「脚本が刺さらなかった」という方がいたけど、私は逆にドストライク。クリーンヒット、撃ち抜かれた)
作・演出・振付の謝珠栄さんは57期(1971年)の首席入団の元ジェンヌさんで、退団後にニューヨー
読書ノート 「これからの男の子たちへ『男らしさ』から自由になるためのレッスン 」太田啓子
今の日本はこの本を必要としていると思った。
私のような一般人がフェミニズムについて周りの男性と話すとき、経験、知識、当事者意識に大きな開きがあり、全く話が通じないことが往々にしてある。目標やビジョンなどの大枠を説明して、それに至る道筋などを説明したいと思っても、まず大枠からして共通認識を持てない。全然ピンときていないのだ。それは現状認識や背景の理解で大きな乖離があるからだろう。見てる世界が違いす
特別展 無言館 遺された絵画からのメッセージに行ってきた
2020年9月12日ー11月29日まで神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区六甲アイランド)で開催されている無言館の展示に行ってきた。
無言館は長野県上田市にある美術館で、第二次世界大戦で戦没した画学生の作品を展示している。現在130名分。
うち、神戸の展示では67名分の作品が展示されていた。数年前には北海道で無言館の巡回展があり、それを見てきた母曰く、前回とは違う絵が展示されていたとのこと。どれだ
はじめまして、Norah(ノラ)と申します。
熱しやすく冷めやすいタイプ。趣味は読書。たまに筋トレ。料理。ワイン。
最近読んだ「現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき(p256)」で著者の吉岡乾さんは以下のように言ってて私は爆笑して何度も読み直しその度にクスクス笑った。大好きな一節である。そして、私もしがない読書愛好の性癖を持っている人間である。
「趣味は読書です。
そういうとすなわち無趣味なのだろうと曲解されて捉われてしまうくらいに、