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読書日記

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エッセイや食をテーマにした本が多い傾向 𓌉𓇋 ‎
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#日常

鮮やかに変化する陽春とオールドレンズ

鮮やかに変化する陽春とオールドレンズ

季節が移り変わると旬のものがとても強く恋しくなる。

雪が残る少し前のこと、産直に並ぶ初物の苺に心を奪われた。週末だったからか量り売りなどもしていて、甘く馨しい香りのする苺…、気が付けばじっと誰よりも時間をかけて選んでいた。家に帰って水に晒して啄んでみれば、甘酸っぱい春の訪れでいっぱいになった。

浅利の押し寿司を観た夫は食べたいな…とぽつり。
食への熱量や関心の度合いが似ていて、夫婦揃って食べる

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氷や雪の結晶の静謐な小さな世界

氷や雪の結晶の静謐な小さな世界

わたしが住む雪国には膨大な量の雪が降り積もった。
先日夫となった彼は日々雪掻きに奮闘してくれている。

今日も珈琲を淹れて待っていて、と残してひとり雪と向き合っていてくれている。
無力ながらも珈琲が美味しくなるようにといつも以上に丁寧に淹れるように心掛けた。

𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧

◎せいいっぱいの悪口 - 堀静香

数多あるSNSの記事で紹介されていた本書。
タイトルに強く惹かれ、次の

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プロポーズと蘊蓄は歳晩の夜に

プロポーズと蘊蓄は歳晩の夜に

雪がたくさん振り積もった師走のある日。
一緒に住んでいる彼にプロポーズをして頂きました。

十代の頃、お付き合いをする前に食事や散歩に出掛けたことが今でも鮮明に思い出せます。長く一緒に居て、もう家族の様だった気がしますが、普段は寡黙な彼の言葉を改めて聞いて、胸がいっぱいになりました。

様々なものをたくさん見て共有して、何より彼と美味しいものを一緒に食べて生きていきたいです🍲‪𓂂𓏸

𖡼

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日暮れの早い季節には本のガチャを

日暮れの早い季節には本のガチャを

近頃寒さからか眠くて眠くてたまりません。
仕事から帰宅したあとも休日もうとうととしてしまい、ニトリの柔らかな着る毛布にくるまり寝てしまうので、中々読書にも身が入らない近頃。
でも変わらずに読書は大好きなので本を探していた時、とても面白い企画をしている頁に出会いました。

最近中身が分からないガチャ形式で販売しているもの、多いと感じます。そんな中見かけた本のガチャ。

この本のガチャはhontoさん

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温かな煮込み料理が恋しい霜秋

温かな煮込み料理が恋しい霜秋

茶葉の減りが早いと感じるこの頃、もう冬は間近。
わたしにとってお茶は気分が落ち着かない時に助けてくれるとても優しい存在です。

疲れが残る朝。仕事に持っていく水筒にはいつもより華やかな香りのするお紅茶を。そうすると、ふと水分補給した際に、こころがほっと軽やかになる気がするのです。

‎ܾ ܾ 𖥧𓇣𖦥𖥧𖥣

◎フィンランドで気づいた小さな幸せ365日 - 島塚絵里

ファッショナブルで自然

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待ちに待った寒露を五感で満喫

待ちに待った寒露を五感で満喫

ゆったりと外の風を楽しめるようになった。
そんな風にして窓を開けたら風が少し寒いと感じた。

隣の家の木々は鮮やかに色付きはじめ、どこからか金木犀の甘い香りのやわらかな風が家の中まで入ってくるので窓を開けることが日課です。身に付けるものもだいすきな秋色の服に囲まれています🍂🐏‪

𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧⚘

◎おいしいごはんが食べられますように - 高瀬隼子

ストレートな帯の謳い文句に

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盛夏にはゆっくりと図書館で

盛夏にはゆっくりと図書館で

最近蒸し暑さに拍車がかかってきたからでしょうか?
図書館を利用する方が増えた印象です。

紙の香りが漂う涼しい図書館、いいですよね🌿

わたしが行く度見るのは本日の返却本のコーナー
普段手に取らないものもたくさんだったり
誰かが面白そう〜と思って借りた本が溢れています。
気になった本を一冊、また一冊…
帰る頃には憧れの司書さんの如く
たくさんの本を抱えて帰るのでした。

𓂃𖤥𖥧𖥣⋆*

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