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盛夏にはゆっくりと図書館で



最近蒸し暑さに拍車がかかってきたからでしょうか?
図書館を利用する方が増えた印象です。


紙の香りが漂う涼しい図書館、いいですよね🌿


わたしが行く度見るのは本日の返却本のコーナー
普段手に取らないものもたくさんだったり
誰かが面白そう〜と思って借りた本が溢れています。
気になった本を一冊、また一冊…
帰る頃には憧れの司書さんの如く
たくさんの本を抱えて帰るのでした。


𓂃𖤥𖥧𖥣⋆*


◎やっぱり食べに行こう。- 原田マハ

アートへの表現が素敵な小説を書く原田マハさんの食に関するエッセイ。日本だけでなく執筆取材等で訪れた世界各国の美味しいものがたっぷりと載っています。特有の細やかさで描かれるごはんたち。食べたことがないものでもお腹が空いてきてしまい、ついつい何かを摘んでしまう程。

元来わたしは旅行がとても好きです。
中でも切符を買う時の高揚感が一等好きです。
次は何処に行こう?何を食べて何を見よう?
そんな風に考えて行けないもどかしさに悶えています。

ペリメニ、何処かで食べれないかしら。




◎本屋図鑑 だから書店員はやめられない - いまがわゆい

書店勤務が気になっている人に是非勧めたい一冊。コミックエッセイなので、一日の流れが非常に見易いです。
ISBNコードの数字の意味合いだったり、書店で仕事する上では外せない流通のことといったコラムも多く、書店あるあると著者の本への愛情が溢れています。
いつの間にか培われたテトリスの様な返本時の梱包術…
(引越し時にとても役立ちました、笑)
書店員だった頃のことをぽつぽつと思い出しました。

本という媒体が好きなので、製本に関する本や
読書論についての本も読んでいきたいと思っています。

落ち着いたらまた大型書店にも行きたいです。



◎パイの歴史物語 - ジャネット・クラークソン 

幼い頃に父が作ってくれたあつあつのアップルパイ。
夕方に染まるキッチンをバターの芳醇な香りでいっぱいにしたことを今でも強く思い出します。

本書を手に取ると分かるパイの歴史の深いこと。
︎︎‪”‬パイは食べるもの︎︎‪”‬だけでは無かった背景
習俗が色濃く反映されるレシピの多種多様さ…
わたしが知っているパイというものは
氷山の一角に過ぎないのだと強く感じさせられました。

何より古い文献から引用された文章やレシピも多く、
ヴィクトリア時代等の挿絵もあり見応えがありました。


𓂃𖤥𖥧𖥣⋆*


スーパーを色鮮やかにする夏野菜も増えてきました。
珈琲は氷たっぷりのアイスコーヒーを頼みます。

近頃、入道雲とコントラストがぱきっとした景色や
水墨画のような早朝の淡さに日々心が奪われます。

不安定な天候が続いた日も終わり、
じりじりと焼くようで夏本番をより感じます。




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