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【感想】きっと、またあえる

お疲れ様です。今まで死にたくなったことはありますか?

今回は映画を紹介します。インド映画です。

※ネタバレが含まれておりますので、閲覧にはご注意下さい。

というより、すいません。映画の紹介をするはずが、内容をほとんど全て公開してしまっています。

きっと、またあえる

アマゾンプライムで、プライム会員の方は今なら無料で視聴できるかと思います。

インド映画を観るのは初めてでしたが、インド映画の最後には皆でダンスがあると聞いていたとおり、今回のものにもありました。定番なんですね。

ちなみに、最後のダンスは本作の内容とは全く関係ありません。


さて、冒頭で貴方はこれまでに死にたくなったことはあるか、と尋ねますが、もしあるという方はぜひこの映画を観て下さい。

私も、過去に何回か死にたくなることはありましたが、大抵これ以上の不幸はないだろう、生きているのが辛い、そういったような理由が多かったような気がします。

今思えば、世界やまだ人生を知らないからそう思ってしまったのだろう、と思いますが。


あらすじ(ネタバレ)

本作では、主人公の息子が大学受験に失敗し、親に合わせる顔がない、自分は負け人間だと、マンションから飛び降りをしたことにより話は始まります。

奇跡的にも、青年は集中治療室のような部屋には入れられるものの、命は助かります。

しかし、脳にダメージを受け意識がない状態で、父親と母親はどうしたものか、とショックを受けます。ちなみに、父親と母親は別居状態にありました。父親は自分がプレッシャーを与えたからだと自分を責め、母親も私が近くにいれば、と落ち込みます。

青年は父親と共に過ごしていましたが、リビングには息子が合格したらお祝いで飲もうと買ったお酒のボトルが飾られていました。

父親は考えに考えたあげく、母親を説得し、自身の大学時代のことを話して聞かせます。

すると、それに対して息子が反応を見せ、目を覚ますと話をせがみます。


これを機に、父親は大学時代の旧友を呼び寄せ、面会時間を利用して様々な大学での出来事を語ってみせました。

父親の所属していた大学には毎年競技大会があり、寮ごとで競い合っていました。そして父親のいた寮は万年ビリでした。

ですが、父親の代で優勝を取ってみようではないか、とありとあらゆる作戦を使って上まで登り詰めます。

話もクライマックスになってきたというところで、息子の状態が悪化し、脳の緊急手術をしなくてはいけなくなりました。

そこで、父親たちは医者に時間をくれと頼み込み、息子に結末を知らせます。

結果は、残念ながら僅差で優勝は取れずに終わります。

それを話し終えたとき、息子は衝撃を受けた表情で、「死にたくならなかったのか?」と尋ねます。

しかし、父親も、彼の旧友たちも、その問いに関して全員が首を横に振りました。

父親たちは、失敗したとしても、負け人間だとしても、それまでに仲間と一緒に努力をしてきた、それがあれば十分なんだと、それを息子に教えようとしたのでした。

結果、息子の手術は成功し、そして翌年に無事に大学合格を果たします。


勝手に感想を述べる

最後の方で語られていた言葉が印象に残りました。

「生きることは自分の人生を歩むことだ」

当たり前といえば、そうなのだけれども、私はなるほどなと思いました。

人生というのは、成功ばかりではなく、そこには失敗もつきものである。でもそれも含めて自分の人生を歩むということであり、それが生きるということである、と。


とはいえ、映画に一つ文句を言いたいとすれば、僅差で父親の寮チームは負けて、相手側の優秀チームが拍手をして彼らを認めてあげようではないか、とでもいうように周りの拍手を促すという場面があるのですが、それに関しては正直むかっときましたね。

確かに、父親のチームは、ズル汚い手を使用したかもしれないが、トップならトップなりに最後までそれには屈することなく正々堂々と闘って欲しかったと思います。

だって、スパイクに針を仕込んで、敵チームの足を踏んで針をぶっ刺して怪我を負わせるなんて酷すぎますって。彼はその状態で競技に出ていますからね。いくらなんでも、それはないでしょう。

だから、父親チームは優勝は勝ち取れなかったとしても、自分たちはここまでやれたから、と満足することはなかったのでは、と少し思ってしまいました。人が良すぎるでしょって。

それでも、自分たちはずっとビリだ、負け人間だったわけですから、認められただけでも嬉しかったのかなあ。


本作は、息子の自殺未遂に関してはシュールな場面はありながらも、コメディ要素もあり、そして何より生きる上で大事なことを教えてくれた作品でした。


ここまで読んで下さりありがとうございました。
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