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『ワンルームワンダーランド』
『ワンルームワンダーランド』ひとり暮らし100人の生活
落合加依子・佐藤友理 編
小鳥書房 2024年7月刊
昨年の夏に寄稿のご依頼を受けたこの本が、7月17日に発売されました。
私も100人のうちの1人。全部を読み終えて、改めて著者の1人としてお声がけいただいたことを光栄に思います。
見開き2ページが1人分、右ページに部屋にまつわるエッセイ、左ページに写真という構成。ページをめくる度に、初め
『ワンルームワンダーランド』に寄稿しました
お知らせです。
小鳥書房さん刊、『ワンルームワンダーランド』に私、南波志稲も寄稿しています。ひとり暮らし100人のエッセイ集。私も早く手にしたくて、読むのを楽しみにしています。
X(旧Twitter)をやっていないので、小鳥書房さんのオンラインストアとXのポストを引用させていただきます。
是非、お読みください。
ちなみに、原稿のご依頼をいただいたのは昨年の夏、私の寄稿もその時期のものにな
近況(2024年6月)
日記のたぐいを公開で書くのはなんとなくもうやめようと思っていたんだけれど、心境の変化というのはあるもので、なんでもいい、何かを書きたい気分になっているので自分が最近どうしているのかを書こうと思う。
気が付いたら離婚して一人になった時を起点として4年半が経過し、その間に8回引越していた。いちばん最近の引っ越しは先月半ば。またかよ、と思われると思う。蒼海俳句会の事務の方には転居届のたびに思われて
『蒼海』21号掲載7句
都庁舎に南北の塔おぼろ月
道端に眠る老女や雪柳
不織布は舞へわが春の帰還せる
春灯し伸びては消ゆる影ぼふし
白木蓮もんわりコインランドリー
葉桜や社食のやうな恋だつた
雹降つて歓声ののち震への来
南波志稲
作句時季はちょうど1年前くらいです。都下のK市から23区内に転居した直後でした。狭い部屋でしたが、通勤時間を短縮できたのは本当によかったです。
昨年の春は一
この1年を振り返る(2023年)
1年の振り返りは毎年この時期にUPしているのですが、その前に近況報告を。実は仕事を辞めて東京を離れることになりました。兄が転勤で地方にいるのでそこへ居候します。引越は来週末です。関東を遠く離れることになります。
こうなるに至った主な原因は、昨年からの体調不良です。検査してもはっきりせず、おそらく年齢的なものと思われ。対症療法的なものは続けてきたのですが、とにかく体力が、それから気力が続かなく
『蒼海』19号掲載7句
早退の吾に充ちゆく秋の昼
糸屑のごと残る蚊や吸はせとけ
銀の腹舐めて秋刀魚に猛る火よ
話せずばただ触れたきを星月夜
マフラーに鼻先埋む受験の子
飴の匂ひ鉄焼く匂ひ一の酉
汝が好む湖沼のはなし掘炬燵
南波志稲
作句時季は昨年の秋~初冬。
この頃は派遣社員としてとある大学の入試広報関係の部署で働いていました。詳細は省きますが多忙でした。「早退」したのはワクチン接種のた
2023.8.27日 夏休みの終わり
今年の春先くらいからnoteに書いていた日記を非公開にしました。
心境の変化…といいますか、いつもの筆者の気まぐれです。何卒ご了承ください。
最近、日常生活にまつわる短い文章のご依頼を受けて(その件はまた正式にお知らせします)、それをきっかけに現在の自分が何を求めているのか考える機会がありました。求めているのはこれです、とはっきり言えるものは無いのですが、逆に求めていないもの・欲しくないもの
『蒼海』18号掲載7句
汗ゆ汗生るるごとしもオフィス街
涼しさよ五色のガラス陽に透けて
夜のプール上がり一礼する媼
水飯やわが身を管と思ふとき
空蝉の残れる葉裏日は高し
古きポンプ巻く朝顔や次は何処
室外機のほとぼり冷めず今朝の秋
南波志稲
作句は1年前の夏~初秋です。
今年もすでに猛暑ですが昨年も暑かったなぁ。そんな暑さの中、米どころの温泉地に避暑に行ったり青梅に映画を観に行ったり
この1年を振り返る(2022年)
今年もあと2か月になりました。毎年この時期にやっている振り返りなので今年もやります。昨年の記事はこちらです。
昨年の記事に「やっと落ち着いた」とか書いてるんですが、実はその2か月後には仕事を辞めてました。
少し前から振り返りますと、
2019年12月別居でK市転入(翌月離婚)
2020年5月 関東の某県某市へ転出
2020年12月 都内K市へ再転入
2021年3月 精神保健福祉士国家試験
『蒼海』14号掲載7句
あぢさゐの犇めきてその奥昏し
職歴の狭間は沼地バナナ剥く
靴擦れに汗沁みたるや外回り
言ひかけてやめたる喉をソーダ水
すすり泣く面談の子や扇風機
日盛りや刃傷沙汰の規制線
背泳ぎの不意なる無音終戦日
南波志稲
作句は昨年の夏。たったの1年前なのに大昔のことのようです。
当時は街なかの就労移行支援事業所に転職して、転職したばかりの頃に職場の近くで殺人事件があった