記事一覧
これまでにやってきたこと一覧
自己紹介代わりに、これまでに企画して作った本や開催したイベント等をまとめました。(*2023年5月追記あり)(*2022年12月追記あり)
「文芸企画ライブラリ」「稲や書店」は文学フリマ等のイベント出店時の個人サークル名です。
☆随時追加UP予定です。
一箱書店・書肆のぎへん店主 2023年4月29日、練馬のvita passo楓の樹10号[&B]さん内に棚をお借りし、小さく本屋をはじめました
『蒼海』21号掲載7句
都庁舎に南北の塔おぼろ月
道端に眠る老女や雪柳
不織布は舞へわが春の帰還せる
春灯し伸びては消ゆる影ぼふし
白木蓮もんわりコインランドリー
葉桜や社食のやうな恋だつた
雹降つて歓声ののち震への来
南波志稲
作句時季はちょうど1年前くらいです。都下のK市から23区内に転居した直後でした。狭い部屋でしたが、通勤時間を短縮できたのは本当によかったです。
昨年の春は一
この1年を振り返る(2023年)
1年の振り返りは毎年この時期にUPしているのですが、その前に近況報告を。実は仕事を辞めて東京を離れることになりました。兄が転勤で地方にいるのでそこへ居候します。引越は来週末です。関東を遠く離れることになります。
こうなるに至った主な原因は、昨年からの体調不良です。検査してもはっきりせず、おそらく年齢的なものと思われ。対症療法的なものは続けてきたのですが、とにかく体力が、それから気力が続かなく
『蒼海』19号掲載7句
早退の吾に充ちゆく秋の昼
糸屑のごと残る蚊や吸はせとけ
銀の腹舐めて秋刀魚に猛る火よ
話せずばただ触れたきを星月夜
マフラーに鼻先埋む受験の子
飴の匂ひ鉄焼く匂ひ一の酉
汝が好む湖沼のはなし掘炬燵
南波志稲
作句時季は昨年の秋~初冬。
この頃は派遣社員としてとある大学の入試広報関係の部署で働いていました。詳細は省きますが多忙でした。「早退」したのはワクチン接種のた
2023.8.27日 夏休みの終わり
今年の春先くらいからnoteに書いていた日記を非公開にしました。
心境の変化…といいますか、いつもの筆者の気まぐれです。何卒ご了承ください。
最近、日常生活にまつわる短い文章のご依頼を受けて(その件はまた正式にお知らせします)、それをきっかけに現在の自分が何を求めているのか考える機会がありました。求めているのはこれです、とはっきり言えるものは無いのですが、逆に求めていないもの・欲しくないもの
『蒼海』18号掲載7句
汗ゆ汗生るるごとしもオフィス街
涼しさよ五色のガラス陽に透けて
夜のプール上がり一礼する媼
水飯やわが身を管と思ふとき
空蝉の残れる葉裏日は高し
古きポンプ巻く朝顔や次は何処
室外機のほとぼり冷めず今朝の秋
南波志稲
作句は1年前の夏~初秋です。
今年もすでに猛暑ですが昨年も暑かったなぁ。そんな暑さの中、米どころの温泉地に避暑に行ったり青梅に映画を観に行ったり
この1年を振り返る(2022年)
今年もあと2か月になりました。毎年この時期にやっている振り返りなので今年もやります。昨年の記事はこちらです。
昨年の記事に「やっと落ち着いた」とか書いてるんですが、実はその2か月後には仕事を辞めてました。
少し前から振り返りますと、
2019年12月別居でK市転入(翌月離婚)
2020年5月 関東の某県某市へ転出
2020年12月 都内K市へ再転入
2021年3月 精神保健福祉士国家試験
『蒼海』14号掲載7句
あぢさゐの犇めきてその奥昏し
職歴の狭間は沼地バナナ剥く
靴擦れに汗沁みたるや外回り
言ひかけてやめたる喉をソーダ水
すすり泣く面談の子や扇風機
日盛りや刃傷沙汰の規制線
背泳ぎの不意なる無音終戦日
南波志稲
作句は昨年の夏。たったの1年前なのに大昔のことのようです。
当時は街なかの就労移行支援事業所に転職して、転職したばかりの頃に職場の近くで殺人事件があった
『蒼海』13号掲載7句
乗り慣れて乗り換へ慣れて四月尽
新緑や窓辺の席に撮るごはん
撫で牛の鼻つやつやと夏兆す
まどろみてまなうら朱き五月かな
しばらくは職無き日々を冷奴
玉苗やアンドロイドの指細し
明日も生く心へ強きシャワーかな
南波志稲
作句時季は昨年の春~初夏。
公立図書館の司書から福祉の仕事へと転職が決まり、有休消化で自由な時間がありました。
当時は谷保駅の近くに住んでいて
【お知らせ】noteを短歌・俳句作品置き場に特化させるため、衣食住関連のトピックスは非公開に、マガジンは削除いたしました。
*これらの記事はいずれどこか別の場所に移植するかもしれません。
『蒼海』12号掲載6句
歩むとき眼は北風を圧しかへす
つぎはぎの舗装へ雪の消えにけり
春光の運河へ傾ぐモノレール
蛍光灯等間隔に大試験
うららかや物置へ遣る参考書
海苔一枚浸して真夜の素らーめん
南波志稲
*作句時季と記事UPの季節がなるべく合うように、更新間隔調整中です。
『蒼海』12号掲載の句は昨冬~今年の春先に作ったもの。
歳時記に季語「大試験」はかつての卒業試験のこととあり
この1年を振り返る(2021年)
今年もあと2か月になりました。毎年この時期にやっている振り返りなので今年もやります。昨年の記事はこちらです。
ざっくりまとめると、転居と転職を経てやっと落ち着いたといえます。
2019年12月別居でK市転入(翌月離婚)
2020年5月某県某市へ転出
2020年12月K市へ再転入
1年で3回引越し…そりゃ貯金も減るわ()
諸々の段取りと手際だけは良くなりました 笑
現在の住環境は自分史上最高で