nizi

日常の中にきらりと光る、しあわせやかがやきを詩に綴っていこうと思います。教育に携わって…

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日常の中にきらりと光る、しあわせやかがやきを詩に綴っていこうと思います。教育に携わっています。耳が聞こえません。そんな自分の人生も好き。「みんなちがってみんないい」と笑い合える世界への、ひとしずくの波紋になれますように。

記事一覧

しあわせなら

しあわせなら からだ ゆらそう ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら… しあわせなら からだ ゆらそう ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら… しあわせなら からだ ゆらそう ゆーら ゆー…

nizi
2年前
18

満員電車の大人たち

久々に満員電車の中にダイブした ゆれる身体、服越しに感じる体温 疲れてすり減って それでも生きていく大人たちの横顔 わたしもそんな風に見えるのだろうか―― ぎゅうぎ…

nizi
2年前
14

両手

わたしは 必要とされたいんだと思う 手をさしのべるのが わたしでなくてもいいのなら 気弱なわたしは 引っ込めてしまうでしょう 手を だれもが だれかの きずなを求めてい…

nizi
2年前
14

消えてしまいたいと願った朝

消えてしまいたいと 願った朝、 残酷にも 空は晴れ晴れとしていて わたしを歓迎していた まぶしくて 手をかざした かすかに見えた 赤い潮 握りしめた ――馬鹿みたい。 な…

nizi
2年前
15

イマージュ

時々 これが現実でないような わたしの居場所が ここでないような 違和感がした ずっと遠く どこかに あるような気がして 奥歯をかみしめた 寒さが 身にしみる でもそ…

nizi
2年前
13

初詣

神様はどこにいるの? と小さな少年がたずねました まん丸いきれいなおめめで 純粋で純朴な質問に そうだねえと その眼差しを受け取った 少し大きな少年が微笑う しゃらん…

nizi
2年前
14

siawase

ひととせふり返って いい年だったなぁと思えたなら それはしあわせね たくさんの小さなしあわせ かき集めて 光をまとうよ そして 虹のように 誰かの心に 架けていきた…

nizi
2年前
16

おだやかでやさしい心を持った人だから おだやかでやさしい絵を描くことができるのだと 改めて感じました。   大阪市立美術館で展覧された、メトロポリタン美術館展を観…

nizi
2年前
30

合図だよ

何かが終わろうとすると 何かが始まろうとする ほら 合図だ よぉい どん *** たまには短い詩を… 何かを始めてみたい気持ちです😊 最近、太極拳に興味があります😆…

nizi
2年前
16

ものさし

何が正しいかなんて 誰にもわからないよ 誰もが自分のものさしで 世界を図っているんだから 小さな小さなものさしで 善か悪か 誤か正か 常識か非常識か ばらばらの目盛り…

nizi
2年前
28

My Load (わたしの道)

少しずつでも 前に進められているかな 変わっていないような気がして 時々足もとを見ては不安になったりする 地面に足は着いているのに 心許無いよ 歩いてみるよ 少し…

nizi
2年前
18

日曜日

パチっと目覚めた日曜日 あんなに疲れ切っていたのに すっきりした目覚めだった 心は今朝の空みたいに 晴れ晴れしていた 心做しか体も軽いような気がして 思わず苦笑いした…

nizi
2年前
16

noteの「オー」

どんなひとかしらどんなふうにおしゃべりしてどんなものがすきでどんなものがきらいでどんなふうにものをかんがえてどんなふうにないてどんなふうにわらうのかしらわたしの…

nizi
2年前
18

矮小な叫び

この世界はどこに向かっていくの? 何を目指して進んでいくの? 何が善で 何が悪なのか 分からない形而上的な世界 物事を理屈で理解するだけでは (真実は)見えやしないよ…

nizi
2年前
19

幼馴染

もう私たちは少女の頃ではないと 互いに笑いあった黄昏れどき 友人の薬指は光り かつて見た大人たちと同じ香りがした もう私たちは少女の頃ではないと 互いに手をふりあっ…

nizi
2年前
23

見て 風が吹いているよ どっどど どどうど どどうど どどう 大雨が地面をたたきつけ 木々が今にも折れそうに耐えている 屋根の瓦は吹き飛ばされ 水は侵食している 動物…

nizi
2年前
19
しあわせなら

しあわせなら

しあわせなら からだ ゆらそう
ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら…
しあわせなら からだ ゆらそう
ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら…

しあわせなら からだ ゆらそう
ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら…
ゆーら ゆーら ゆ ら ゆ ら…
......

しあわせなら みぃんな とけて
ひとつに なれたら
いいのにね

そんなこと いったら
みぃんな へんなかお するんだ
しってるよ
でもね
もともとは

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満員電車の大人たち

満員電車の大人たち

久々に満員電車の中にダイブした
ゆれる身体、服越しに感じる体温
疲れてすり減って
それでも生きていく大人たちの横顔
わたしもそんな風に見えるのだろうか――

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車
こんなに近くにいるのに
みんな知らない だけどみんな
ひとりひとりに 家族がいて
それぞれに生い立ちがあって
人生があって
みんな何かを背負っている
その背負っているものが 何なのか
わからないけれど――
(知りた

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両手

両手

わたしは
必要とされたいんだと思う
手をさしのべるのが
わたしでなくてもいいのなら
気弱なわたしは
引っ込めてしまうでしょう 手を
だれもが だれかの
きずなを求めているのは
知っている
きみも わたしも
だれもかもが――

だけど わたしの手は
ふたつしかない
わたしの両手は
たくさんのことを
抱えられない
わたしは知っている
ひとりで
できることなんて
限られていると――

だから もし
必要

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消えてしまいたいと願った朝

消えてしまいたいと願った朝

消えてしまいたいと
願った朝、
残酷にも 空は晴れ晴れとしていて
わたしを歓迎していた
まぶしくて 手をかざした
かすかに見えた 赤い潮
握りしめた
――馬鹿みたい。
なんだか笑いがこみ上げてきたよ

消えてしまいたいと
願った朝、
わたしは変わらずに朝食を食して
歯磨きをし、 髪の毛を梳かしながら
今日一日のことを考えた。
足元だけを見ていても
ずっと見えない先を馳せていても
変わらない――。

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イマージュ

時々 これが現実でないような
わたしの居場所が ここでないような
違和感がした
ずっと遠く どこかに
あるような気がして
奥歯をかみしめた

寒さが 身にしみる
でもそれが 心地良い
通り過ぎる人々 信号が赤から青へ
すれ違う人々に 小さくおじきした
無機質な建物に溶け込む あの人たちは
これが「世界」だと
認識しているんだろう
小さな花を 添えるように
ささやかな 愛を

ここが どこなのか

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初詣

初詣

神様はどこにいるの?
と小さな少年がたずねました
まん丸いきれいなおめめで
純粋で純朴な質問に
そうだねえと
その眼差しを受け取った
少し大きな少年が微笑う
しゃらんしゃららと
鈴の鳴る音
手を合わせて祈る者たち
ぴゅうと風が吹く
帳が揺れる
少し大きな少年は目を細めた
その瞳もやっぱりきれいで

「神様はね、
  ”ここ”にいるよ」

 
  

siawase

siawase



ひととせふり返って
いい年だったなぁと思えたなら
それはしあわせね
たくさんの小さなしあわせ
かき集めて 光をまとうよ
そして
虹のように 誰かの心に
架けていきたいよ

ありがとう
大好きだよ

*。

本当にみなさんのおかげです💕☘
今年もたくさんの愛をありがとうございました😊💕
来年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます🎍
皆さんにとって、良い1年となりますように🙏✨

絵

おだやかでやさしい心を持った人だから
おだやかでやさしい絵を描くことができるのだと
改めて感じました。

 

大阪市立美術館で展覧された、メトロポリタン美術館展を観に行きました。
NYにあるメトロポリタン美術館から、選りすぐりの西洋絵画の65点が日本で見られるということで、HPで知った途端、すぐに申し込みました。
初日ということもあって、名画をひと目観に!とたくさんのお客さんで賑わっていました。

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合図だよ

合図だよ

何かが終わろうとすると
何かが始まろうとする
ほら 合図だ
よぉい どん

***

たまには短い詩を…
何かを始めてみたい気持ちです😊
最近、太極拳に興味があります😆✨
やってみようかなあ。
読んで下さってありがとうございました😊
今日も一日お疲れさまでした🌈☘

 

 

ものさし

ものさし

何が正しいかなんて
誰にもわからないよ

誰もが自分のものさしで
世界を図っているんだから
小さな小さなものさしで
善か悪か 誤か正か
常識か非常識か
ばらばらの目盛りで
図っている

かくいう私もそう
子どもを叱った側から
ひょっこりと
小さなものさしが出てきて
自分自身に問いかける
”本当に正しいの?”
って

みんな自分のものさしに
自信が持てなくて
右や左のひとのものさしを
盗み見ては正そ

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My Load (わたしの道)

My Load (わたしの道)

少しずつでも 前に進められているかな
変わっていないような気がして
時々足もとを見ては不安になったりする
地面に足は着いているのに 心許無いよ

歩いてみるよ 少しずつスピードを上げて
走ってみよう 駆けていく 道を
それでも 流れていく景色が同じように見えて
時々これでいいのかなって不安になったりする
ちゃんと進んでいるはずなのに 心許無いよ

大丈夫だよね (大丈夫だよ)
ちゃんと前に進めてい

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日曜日

日曜日

パチっと目覚めた日曜日
あんなに疲れ切っていたのに
すっきりした目覚めだった
心は今朝の空みたいに
晴れ晴れしていた
心做しか体も軽いような気がして
思わず苦笑いした
あぁ
こんなに力が入っていたのね
”がんばったね おつかれさま”
こんな日はじっと
ステイホームしていないで
外へ出かけてみようか

久しぶりの投稿になります💨
先週の土曜日に、
やっと体育祭が終わりました😌
子どもたちの頑張り

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noteの「オー」

noteの「オー」

どんなひとかしらどんなふうにおしゃべりしてどんなものがすきでどんなものがきらいでどんなふうにものをかんがえてどんなふうにないてどんなふうにわらうのかしらわたしの詩をよんでくれた!あなたにこころからの「ありがとう」(!)noteの(オー)をのぞきこむとひろいうちゅうがひろがっていたどこまでもどこまでもぼうちょうしつづけるうちゅうのなかでおよぎつづけるとなりのりんじんたちはみんな ともだちあうもあわな

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矮小な叫び

矮小な叫び

この世界はどこに向かっていくの?
何を目指して進んでいくの?
何が善で 何が悪なのか
分からない形而上的な世界
物事を理屈で理解するだけでは
(真実は)見えやしないよ!

忍び寄る影 迫りゆく足音
早く気づいて! 早く逃げて!
"大丈夫"なんかじゃないよ!

だって そいつは
(邪悪な)微笑みをたたえて
ぼくたちの肩の上に手を置くんだよ
あくまでもそっと優しく
”今度はあなたの番ですよ”
って

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幼馴染

幼馴染

もう私たちは少女の頃ではないと
互いに笑いあった黄昏れどき
友人の薬指は光り
かつて見た大人たちと同じ香りがした

もう私たちは少女の頃ではないと
互いに手をふりあった別れぎわ
友人の笑顔は昔と変わらず
無邪気でそれでいてやさしかった

手提げの誕生日プレゼント
思わぬサプライズに 嬉し涙を咽んで
運転する友人の横顔にはっとする

喧嘩した日々 ふざけあった日々
励ましあった日々 笑いあった日々…

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風

見て
風が吹いているよ

どっどど どどうど
どどうど どどう

大雨が地面をたたきつけ
木々が今にも折れそうに耐えている
屋根の瓦は吹き飛ばされ
水は侵食している
動物たちはじっと身を隠し
風が吹きすぎるのを待っている

どっどど どどうど
どどうど どどう

築き上げてきたものが
ガラガラと崩れていく
人々は怯え 困惑し

どっどど どどうど
変わっていく
闇夜を切り裂く音がする
犠牲をはらみ

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