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アーティスト/田舎暮らしの日々

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アーティストが田舎で過ごす日々をnoteに綴ります。 アーティスト/演出家/メダカとウーパールーパー飼い/田舎暮し 紅茶と宝塚歌劇、ピンク色と紫色が好きな人間
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#田舎暮し

帰りにほろよいを買って帰る、それが大人への小さな一歩。

帰りにほろよいを買って帰る、それが大人への小さな一歩。

うどん、ヨーグルト。うどん、ヨーグルト。電車の中でそれを心で唱えながら最寄りの駅で降りる。今日は家に迎え前に近くのスーパーでうどんとヨーグルトを購入する予定なのだ。

とても忘れっぽい私は大体買おうと思っていたものが複数あればあるほど忘れる。そして大体予定にないものを買って、帰り道に本当に必要だったものに気付く。だから私は帰りの電車の中でうどん、ヨーグルト。うどん、ヨーグルト。と心の中で唱えていた

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サクランボとの一期一会

サクランボとの一期一会

在宅勤務中も、家の周りは緑が豊かなせいか、休憩時間は思う存分リフレッシュすることが出来た。
ただ縁側で緑を見つめる事もあれば、畳でたれぱんだのように少しうたた寝をする事もある。特に、庭にあるサクランボの木になっているサクランボを取る時には、童心に帰ったような気持ちになり、とても楽しい。

今週は梅雨が近いのか、一日雨が降る日があった。雨の日は基本的に家で過ごす事が多く、ただ雨が降り続ける様子を縁側

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私は鳥とキスをする

私は鳥とキスをする

4月から会社員として街中に毎日出勤する日々が続いている。そんな中、急遽今日から在宅勤務となった。

元々在宅勤務を希望して入社した会社であったが、半年ほどは出社するという事で合意していた為、少々突然の事に戸惑い、午前中はずっとソワソワしていた。
将来的に在宅勤務に移るにあたって、ゆくゆく準備しようと思っていた事が急に押し寄せる。椅子がない、照明が暗い、窓を見れば、緑。あまりにも世界観が違いすぎる。

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私の実家はキラキラ世界だった。 「ここ」での表現を作るために。

私の実家はキラキラ世界だった。 「ここ」での表現を作るために。

現在、住んでいる家から然程遠くない場所に私の実家はある。
同じ県内、なんなら同じ市内だ。しかし、私は畑をしたり、ヤギや鶏を飼いたい、という願望のため、今まで住んでいた実家とはまた異なる土地に引っ越したのだ。

GWという事もあり、たまには実家でゆっくりしようと昨日から帰省(最早帰省という距離感でもないが)していた。今朝は天気予報の通り、快晴。実家から見える外の景色を見ると、何ともキラキラしていた。

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新生活から1ヵ月、「感じる事」を思い出すGW。

新生活から1ヵ月、「感じる事」を思い出すGW。

4月の下旬、家族や知人、色んな人から「会社はどう?」「新生活は慣れた?」と聞かれる。また、会社では入社して1ヵ月の振り返りのような時間もあった。
私は至って幸せであった。新居も特別困った事などは発生せず着々と環境に定着し、居心地の良さを構築していっている。仕事も特別嫌な事やしんどい事はあまりない。強いて言うなら、最寄駅から新居までの帰り道が暗くて怖い、それぐらいだ。

ただ幸せ、それ以上でもそれ以

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贈り物をもらう

贈り物をもらう

土曜日、ゆったりと朝ごはんの準備を行っていると、宅急便が届いた。

大学院の同級生二人から、それぞれ就職祝いとギフトが送られてきたのだ。

就職祝いとして頂いたサラダの本とお塩。きっと私が一人暮らしを始めた事や、畑で野菜を育てようとしている事を思って、プレゼントしてくれたのだろう。少しづつ料理を作り始めた私であったが、何故かまだ塩を持っていなかった事に前の日の晩に気付いた事を知っていたかのようなプ

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雨読の土曜日、料理の楽しみを知る

雨読の土曜日、料理の楽しみを知る

この土日は特に予定もなかった。どこかに出掛ける気分でもなかった為、土日で畑作業を進めようと考えていた。金曜日、会社でお昼ご飯を食べていると、同期の子から「明日は一日雨だって」と言われた。

最初は雨なら畑作業が出来ないではないか、と感じてしまった。しかし、私は自然に抗うことは出来ても、支配することは出来ない。大人しく土曜日は晴耕雨読を実践しようと考えた。

土曜日、朝から近所に住む知り合いに車を出

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アイスをどうやって購入するのか問題。都市と田舎の生活について考える。

アイスをどうやって購入するのか問題。都市と田舎の生活について考える。

会社に就職し、平日は毎日会社に行っている。かと言って土日は家でゆっくりしている訳でもない。むしろ狂ったかのように外へ出掛けては遊んでいる。

昨年はほとんどを家で過ごし、とてもお家ライフを満喫した年だった。そのせいか体力はかなり落ちて、少し外に出ただけでもその日はぐっすり寝てしまうほどだった。
そんな感覚なので、外へ出掛けては次の日は休み、また出掛けては次の日は休む、というルーティーンが自ずと出来

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新居、新生活、新社会人。とにかく無理をしないこと。

新居、新生活、新社会人。とにかく無理をしないこと。

新社会人となり、毎朝7時には起きて会社に向かっている。夜の12時には眠たくて布団にすぐ入って寝てしまう生活に、きっと半年前の私は信じられないだろうと思う。

約1年前はほとんど家の中で過ごしていたのに、今の私は毎日駅までの片道約2キロの道中を自転車や徒歩で通っている。つい最近、会社の同期と会社の最寄り駅まで小走りで走ったのだが、全然平気だった私の様子に同期は「毎日歩いているから体力が付いたんだね」

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