下書きしたまま忘れていた「居場所」の記事 今、私の居場所ってどこなんだろうな この世からいなくなってしまうかもしれないなんて、居場所どころかこの世に居ることがで…
百日紅は、夏の桜なのだと聞いた。 真夏なのに、桜のような柔らかな桃色に 蚊取線香の香りが漂ってくるような あの日の縁側に戻れるような そんな気がする。 夏の空は…
空が暗かった。 それなのに、あたり一面の建物が 黄金色に光っていた。 それは、おもちゃのように華奢で、 おとぎの国のように豪華で この世のものではないような そ…
Psycho le cemu のLive Tour「RESISTANCE~領域拡大~」 HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ–4へ行ってきた。 久しぶりのスタンディングLIVE 爆音と、 サイリウムの光が揺れるたび …
久しぶりに芝居を観た。 劇団 喜劇のヒロイン 新宿遊歩道公演「仕事中御免」 若いパワーの交錯が眩しい。 仕事って何? 生きるって何のため? 死ぬってどんな意味?…
「あの日に帰りたい」 あの日に 帰れたら いいのにね
道に落ちてる小さな赤ちゃんの靴下のかたっぽ 公園の垣根の下に隠してあるゴムボール 雨に濡れた青い三輪車 毛糸のボンボンが付いた小さい三角帽子 夜道を走るロードス…
あの日、カフェを出てから 笑顔のひよりが、じゃあね、と、駅へと歩き出した。 駅の方向にくるりと勢いよく向いたひよりの長い髪が、揺れて半回転した。 それからだんだ…
中学2年生まで父の仕事のの都合で各地を転居してばかりだったから、 故郷と呼べるところが無い。 だから結局一番長く住んでいるこの街が、 私のふるさと。 若者たちは…
幼い頃の想い出は、口の中に飴玉を放りこんだよう。 甘く懐かしく丸く優しく、溶け出す香りの中に、 苦い何かが混ざっていて 苦いとこだけを吐き出そうとしても、そうは…
七夕の短冊は、 いつだって、人々の吐息でできていて 風に揺れる願い事を見ていると せつなくて胸が苦しい。 「かよちゃんが回復しますように!」 夏の夕焼けの向こう…
めざましのアラーム音を、 KAT-TUNの「僕らの街で」にしてみた。 イントロで目が覚めて、そのとき少しだけ泣きそうになる。 本当は声をあげて泣きたいことばかりなんだけ…
月丘菜奈
2024年7月21日 19:38
下書きしたまま忘れていた「居場所」の記事今、私の居場所ってどこなんだろうなこの世からいなくなってしまうかもしれないなんて、居場所どころかこの世に居ることができなくなるなんて、全然思わずに突っ走り続けた、がんの闘病期間。その時、大切なメッセージを受け取った場所が、マギーズ東京でした。あのころ、SNSで出会った仲間たちはみんなお空の向こうに引っ越してしまった。また、いつか会おうね。きっ
2022年8月12日 01:06
百日紅は、夏の桜なのだと聞いた。真夏なのに、桜のような柔らかな桃色に蚊取線香の香りが漂ってくるようなあの日の縁側に戻れるようなそんな気がする。夏の空は澄みきっていて、涙が出るほどの青さ。時代が巡って、もう戻れないところまで来てしまった。いったい今から何ができるのだろう。人生の最終章。それなのに、思い通りにならない日々とこんなはずじゃなかったのに、という後
2022年8月3日 05:47
空が暗かった。それなのに、あたり一面の建物が黄金色に光っていた。それは、おもちゃのように華奢で、おとぎの国のように豪華でこの世のものではないようなそんな風景。たそがれ、と入れると、「黄昏」に自動変換になるんだね。黄金の夕暮れ時だから、たそがれ、と呼ぶのだろうか。友人の訃報、親戚の重病、知人の危篤...........人生のたそがれ時は、なぜにこんなにも哀しい
2022年7月28日 00:43
Psycho le cemu のLiveTour「RESISTANCE~領域拡大~」HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ–4へ行ってきた。久しぶりのスタンディングLIVE爆音と、サイリウムの光が揺れるたびテンションが、あがっていく。Psycho le cemu に、心救われた夜でした。ありがとう、音楽ありがとう Psycho le cemuそして、美味しいニラ蕎麦、レ
2022年7月19日 00:52
久しぶりに芝居を観た。劇団 喜劇のヒロイン 新宿遊歩道公演「仕事中御免」若いパワーの交錯が眩しい。仕事って何?生きるって何のため? 死ぬってどんな意味?考えてたら、ふと涙が出そうだった。終演後、客出しのスタッフさんの笑顔が嬉しくて、それもまた泣きそうになった。こういう裏道、とても好き。この落書きを眺めながら、さっきの芝居に出て来た地獄について、考えこんでしまう。そ
2022年7月17日 00:13
「あの日に帰りたい」あの日に帰れたらいいのにね
2022年7月16日 23:43
道に落ちてる小さな赤ちゃんの靴下のかたっぽ公園の垣根の下に隠してあるゴムボール雨に濡れた青い三輪車毛糸のボンボンが付いた小さい三角帽子夜道を走るロードスイーパー都電の踏切の警告音雨の音と、水色の90センチのレインコート歩くとピカピカ踵が光る18センチのスニーカーキルティングのレッスンバックきかんしゃトーマスの主題歌ごめんね、本当にごめんね、もう、戻れないのに
2022年7月10日 15:10
あの日、カフェを出てから笑顔のひよりが、じゃあね、と、駅へと歩き出した。駅の方向にくるりと勢いよく向いたひよりの長い髪が、揺れて半回転した。それからだんだん小さくなっていく後ろ姿を私は見送りながらあぁ、もしかしたら、この子と、もうすぐ会えなくなる日が来るのかもしれない、でも、なにがあってもこの後ろ姿だけは忘れないな、って、そう思ったんだよ。もしも生まれ変わって、何百人、何千人
2022年7月7日 00:18
中学2年生まで父の仕事のの都合で各地を転居してばかりだったから、故郷と呼べるところが無い。だから結局一番長く住んでいるこの街が、私のふるさと。若者たちは、生まれ育った故郷のことを「地元」と呼ぶ。地元....しっくりくる言葉、そう、私の地元。この街で、たくさんの人とのふれあいがあって、数えきれないほどのできごとがあって、それが今では、全部が想い出。何年も何年もの間に、
2022年7月4日 21:48
幼い頃の想い出は、口の中に飴玉を放りこんだよう。甘く懐かしく丸く優しく、溶け出す香りの中に、苦い何かが混ざっていて苦いとこだけを吐き出そうとしても、そうはいかない。今の私なら、おとなたちのそれぞれの複雑な感情にも、過ちにも、いきすぎた思いにも、少しは寄り添えたかもしれないけれど子どもだった私には、どうやったって無理だった。ラジオから流れてくる音楽はいつも昭和っぽい音
2022年7月2日 05:56
七夕の短冊は、いつだって、人々の吐息でできていて風に揺れる願い事を見ているとせつなくて胸が苦しい。「かよちゃんが回復しますように!」夏の夕焼けの向こうが、きっと、サンフランシスコ
2022年7月1日 14:28
めざましのアラーム音を、KAT-TUNの「僕らの街で」にしてみた。イントロで目が覚めて、そのとき少しだけ泣きそうになる。本当は声をあげて泣きたいことばかりなんだけど、泣けないままシャワーを浴びて、歯を磨いて、支度して、サプリメント飲んで、薄くメイクして、仕事に出かける。こんなにも暑いから、よけい涙なんか出ない。僕らの街で、出会った2人が、今も幸せだといいな。でもなぜ、
2022年7月1日 01:26