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脳みそジャーニー【26】 俄然やる気になる私

脳みそって、なんだろう。
脳みそって、「私」だよね。


見たことも会ったこともない「私の脳みそ」を意識するようになった私。

これまで脳みその存在に、一切気づかずに生きてきたんだなあ……。

私は今後、意識的に「自分の脳みそ」の存在に気づくべく、脳みそのことを「ミソちゃん」と名付け、呼んでやることにしました。

やっと、ご紹介できました

まずミソちゃんを、他の臓器と同じように考えてみることにしました。

例えば私たちは普段、食べ過ぎて胃が痛くなれば、胃の存在に気づきます。食事を減らして調整したりもします。

同じように便秘になれば、お腹が張って「腸の活動が今ひとつだな」と気づくことができ、食べ物に気を付けたりします。

でも、「今日は、脳の調子が今ひとつだな」「今日は、脳が痛いよね、ちょっと休ませようか」などとは考えたことがありません。

だいたい、不思議すぎませんか。
胃の痛みや、お腹な痛みは、「痛いですよ、疲れていますよ」と、「脳」がアラートを出して教えてくれているのに対して、「脳」はいったい誰から教えてもらえばいいんでしょうか(笑)

脳だって、疲労するのに。
「脳疲労」という言葉もありますよね。

でも、気づけないんですよ。
「胃が痛い」のような信号をくれないから!!


だから、私が「疲れたなあ」と思うとき、それは「カラダ」が疲れているのであって、「脳みそが疲れてるな、ちょっと休ませる必要がありそうだ」などとは、まさか考えたもありませんでした。

実はカラダの疲労感さえも、脳みそからの指令であり、「本当の肉体的疲労」とは、異なる場合も少なくないのだとか。
カラダ自身は、実はまだ頑張れる力が残っているが、ミソちゃんそのものが疲れていて、「今日はもう動けない」と思う日がある。
そんな知識は私を驚かせました。

そしてミソちゃんは、私が眠り、意識を失っているときでさえ、あちこちメンテナンスしながら、活動したり調整したりしながら、私を守ってくれているということにも気づいていませんでした。
24時間、休みなく働いてくれているんですよね。
心臓みたいに。


そもそも「私の思考=脳みそ」によるものなので、「脳みそ=私自身」が、「脳」のことを考える……などとぶつぶつ考えていると、「ミソちゃん」は、いつのまにか私の前から姿を消してしまうのです。

脳みその不思議


「いるのに、いない」。

どういうこと?

これが最初の「ミソちゃん」への認識でした。


これまでの人生において、人よりも、いつもなんか疲れているような気がしていた私は、「子供のころ、自律神経失調症と言われたし。体力もないし、そういう体質だから」「性格的にもネガティブで、エネルギーないし」と半ばあきらめモードで暮らしてきました。

でも、脳の使い方を変えたら、少しは改善されたりするのかな?
だとしたらスゴイ!
私は、ワクワクしてきました。

まずは、これまで意図せずやってきてしまった「ネガティブ脳の筋トレ」を一旦脇に置き、「ポジティブ脳の筋トレ」を始めてみたいな……とそんなことを思いつつも、何をいったいどうすればいいのか皆目わかりません。

やり方が、一切、わからない……。
細く弱いポジティブ回路を、どうやって強化したらいいのだろう……。

連日、のめり込むように、脳関連の本を読み進める私。
しかし、「知っている」のと「実際にやる」のとでは、大きく違う……。

あたりまえですが、本を読んで知識を詰めただけでは、私自身に何の変化も起きないのです。
実際の行動って、難しい……。

ミソちゃん! 
どうにかするから、待ってておくれ!
絶対、どうにかするから!!
(……などと、無理やりポジティブに考えてみる私なのでした)

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