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神奈川県在住都内勤務のアラフィフ、配偶者、娘(高校生)、息子(中学生)と暮らしてます。…

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神奈川県在住都内勤務のアラフィフ、配偶者、娘(高校生)、息子(中学生)と暮らしてます。趣味は読書、映画鑑賞、そして沖釣り始めました! 子供達が親離れする中で自分の時間ができたことから趣味(お金のかからない)を充実させていきます。

記事一覧

<本と映画の答え合わせ(第16~20回)>「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」、「日の名残り」、「嵐が丘」、「スタンド・バイ…

(第16回)アンドロイドは電気羊の夢を見るか【本】 〇タイトル:アンドロイドは電気羊の夢を見るか 〇作者:フィリップ・K・ディック 〇感想:  ・登場人物が多いうえ誰…

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3日前
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<本と映画の答え合わせ>第19回「スタンド・バイ・ミー」

【本】 〇タイトル:スタンド・バイ・ミー 〇作者:スティーヴン・キング 〇感想:  ・「かつて少年だった父親より息子へ」、どこかで聞いたようなセリフをふと思い出し、…

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10日前
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<本と映画の答え合わせ>第18回「嵐が丘」

【本】 〇タイトル:嵐が丘 〇作者:エミリー・ブロンテ 〇感想:  ・1800年代前半(日本では江戸時代)に女性作家がこのような作品をおそらく20代で書き上げたことに驚愕…

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2週間前
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<時々小旅行(第1回【浦賀編】)>

 慌ただしい日々の生活に追われていると、時々現実逃避したくなりませんか。そんな時私は1人で気兼ねなくふらっと思いついたところに出かけます。時々ですが、、 出発 6…

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3週間前
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<本と映画の答え合わせ>第17回「日の名残り」

【本】 〇タイトル:日の名残り 〇作者:カズオイシグロ 〇感想:  ・第2次世界大戦前のイギリスの執事、現在の自分とは決して接点のない存在を本を読むことでその誇り、…

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1か月前
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<本と映画の答え合わせ>第16回「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」

【本】 〇タイトル:アンドロイドは電気羊の夢を見るか 〇作者:フィリップ・K・ディック 〇感想:  ・登場人物が多いうえ誰がアンドロイドで誰が人間かややこしい、また…

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1か月前
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<本と映画の答え合わせ(第11~15回)>「グレート・ギャッツビー」、「変身」、「ガープの世界」、「悪童日記」、「すべての美…

(第11回)グレート・ギャッツビー【本】 〇タイトル:グレート・ギャッツビー 〇作者:スコット・フィッツジェラルド 〇感想:  ・言い回し、例えが洗練されていて素敵…

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1か月前
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<本と映画の答え合わせ>第14回「悪童日記」

【本】 〇タイトル:悪童日記 〇作者:アゴタ・クリストフ 〇感想:  ・最後のシーンが予測を遥かに上回り恐れ入った  ・双子には感情がない、つまり、感情を持たないよ…

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1か月前
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<本と映画の答え合わせ>第13回「ガープの世界」

【本】 〇タイトル:ガープの世界 〇作者:ジョン・アービング 〇感想:  ・思いもよらないストーリー展開、特にガープの誕生に関しては想像を超える  ・過激な内容、強…

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1か月前
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<本と映画の答え合わせ>第12回「変身」

【本】 〇タイトル:変身 〇作者:フランツ・カフカ 〇感想:  ・目覚めたら虫の姿といわれてもどのような虫なのか、その時点で不思議な世界  ・虫として扱われ切ない、…

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2か月前
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<本と映画の答え合わせ>第11回「グレート・ギャッツビー」

【本】 〇タイトル:グレート・ギャッツビー 〇作者:スコット・フィッツジェラルド 〇感想:  ・言い回し、例えが洗練されていて素敵。特に「寄せては返す波のように」の…

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2か月前
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<時々沖釣り(第1回)>

「映画の答え合わせ」とは別に去年から始めた沖釣りについて、堅苦しい感じにならないように日記風に公開していきます。 きっかけ 7歳下の従兄弟がそもそも沖釣りを趣味…

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2か月前
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<本と映画の答え合わせ(第6~10回)>「ザリガニの鳴くところ」、「エデンの東」、「オリバーツイスト」、「老人と海」、「オ…

(第6回)ザリガニの鳴くところ【本】 〇タイトル:ザリガニの鳴くところ 〇作者:ディーリア・オーエンズ 〇感想:  ・600ページを超えるが展開が気になり、時間があれ…

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2か月前
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<本と映画の答え合わせ>第9回「老人と海」

【本】 〇タイトル:老人と海 〇作者:アーネスト・ヘミングウェイ 〇感想:  ・2回目の読了。前回30年ほど前に初めて読んだときと比べ受け止め方は殆ど変わらない  ・一…

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3か月前

<本と映画の答え合わせ>第8回「オリバーツイスト」

【本】 〇タイトル:オリバーツイスト 〇作者:チャールズ・ディケンズ 〇感想:  ・ディケンズの作品は起承転結がしっかりと構成されており、勧善懲悪が根底にある。この…

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3か月前

<本と映画の答え合わせ>第7回「エデンの東」

【本】 〇タイトル:エデンの東 〇作者:ジョン・スタインベック 〇感想:  ・カインとアベルがモチーフであるが自分はキリスト教徒でもないことからピンとこない。一方、…

kapiさん
3か月前
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<本と映画の答え合わせ(第16~20回)>「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」、「日の名残り」、「嵐が丘」、「スタンド・バイ・ミー」、「ソラリス」

<本と映画の答え合わせ(第16~20回)>「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」、「日の名残り」、「嵐が丘」、「スタンド・バイ・ミー」、「ソラリス」


(第16回)アンドロイドは電気羊の夢を見るか【本】
〇タイトル:アンドロイドは電気羊の夢を見るか
〇作者:フィリップ・K・ディック
〇感想:
 ・登場人物が多いうえ誰がアンドロイドで誰が人間かややこしい、また、本物そっくりの電気動物、逃亡したアンドロイドを廃棄する賞金稼ぎなどの前提条件について理解し、慣れるのに苦労する
 ・ただし、その世界観を理解すれば名声通りのSF作品であると思う
 ・主人公

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<本と映画の答え合わせ>第19回「スタンド・バイ・ミー」

<本と映画の答え合わせ>第19回「スタンド・バイ・ミー」

【本】
〇タイトル:スタンド・バイ・ミー
〇作者:スティーヴン・キング
〇感想:
 ・「かつて少年だった父親より息子へ」、どこかで聞いたようなセリフをふと思い出し、自分が現在幸いにもちょうどその状況にあることに気づき読み始めた
 ・スティーブン・キングの作品を初めて読んだが、堅苦しくなく、読みやすい。作者の豊かな想像力およびそれをスラスラと文章化できる能力が羨ましい
 ・自分の場合もそうであるが、

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<本と映画の答え合わせ>第18回「嵐が丘」

<本と映画の答え合わせ>第18回「嵐が丘」

【本】
〇タイトル:嵐が丘
〇作者:エミリー・ブロンテ
〇感想:
 ・1800年代前半(日本では江戸時代)に女性作家がこのような作品をおそらく20代で書き上げたことに驚愕
 ・狭い親族間でここまで泥沼化する関係は信じられないが、物語として読者にとっては目が離せなくなってしまう
 ・語り手が間借り人(ロックウッド)、家政婦(ネリー)、手紙の書き主と適宜変わり、また、時代も3世代に亘るので前半は分かり

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<時々小旅行(第1回【浦賀編】)>

<時々小旅行(第1回【浦賀編】)>

 慌ただしい日々の生活に追われていると、時々現実逃避したくなりませんか。そんな時私は1人で気兼ねなくふらっと思いついたところに出かけます。時々ですが、、

出発 6月20日(木)曇り、有給休暇を取得できたので近郊に1人で小旅行に行きます。
 本日の目的地は「浦賀」。何故かというと、株式を所有する京浜急行電鉄から株主優待として乗車券が届いたからです。

 せっかくだから電車(京急)でできる限り遠く、

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<本と映画の答え合わせ>第17回「日の名残り」

<本と映画の答え合わせ>第17回「日の名残り」

【本】
〇タイトル:日の名残り
〇作者:カズオイシグロ
〇感想:
 ・第2次世界大戦前のイギリスの執事、現在の自分とは決して接点のない存在を本を読むことでその誇り、思いが伝わり親近感すら湧いてくる
 ・読書の素晴らしさとは時代、国、言語を越えて登場人物と触れ合い、作者の頭の中を感じることができることとあらためて感じた
 ・主人を笑わせるためにジョークを練習するなどスティーブンスのいつまでも変わらな

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<本と映画の答え合わせ>第16回「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」

<本と映画の答え合わせ>第16回「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」

【本】
〇タイトル:アンドロイドは電気羊の夢を見るか
〇作者:フィリップ・K・ディック
〇感想:
 ・登場人物が多いうえ誰がアンドロイドで誰が人間かややこしい、また、本物そっくりの電気動物、逃亡したアンドロイドを廃棄する賞金稼ぎなどの前提条件について理解し、慣れるのに苦労する
 ・ただし、その世界観を理解すれば名声通りのSF作品であると思う
 ・主人公リックが派手な任務を遂行する(アンドロイドと闘

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<本と映画の答え合わせ(第11~15回)>「グレート・ギャッツビー」、「変身」、「ガープの世界」、「悪童日記」、「すべての美しい馬」

<本と映画の答え合わせ(第11~15回)>「グレート・ギャッツビー」、「変身」、「ガープの世界」、「悪童日記」、「すべての美しい馬」



(第11回)グレート・ギャッツビー【本】
〇タイトル:グレート・ギャッツビー
〇作者:スコット・フィッツジェラルド
〇感想:
 ・言い回し、例えが洗練されていて素敵。特に「寄せては返す波のように」の表現が印象に残った
 ・話の展開、内容に魅せられた一方で、一読しただけでは登場人物の関係、時代の流れがよく分からなかった
 ・ギャッツビーが他の女性に目を向ければよいだけの話。一方でデイジーにこだわ

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<本と映画の答え合わせ>第14回「悪童日記」

<本と映画の答え合わせ>第14回「悪童日記」

【本】
〇タイトル:悪童日記
〇作者:アゴタ・クリストフ
〇感想:
 ・最後のシーンが予測を遥かに上回り恐れ入った
 ・双子には感情がない、つまり、感情を持たないように自分たちで鍛え上げたと言える。これも戦時下およびその後の不安定期における共産圏の小国を生き抜くために必要とされる生き方、逞しさと納得した
 ・戦争がもたらす現実、例えば、幼いうちから目の当たりにする親族の死、死と隣り合わせの日々そし

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<本と映画の答え合わせ>第13回「ガープの世界」

<本と映画の答え合わせ>第13回「ガープの世界」

【本】
〇タイトル:ガープの世界
〇作者:ジョン・アービング
〇感想:
 ・思いもよらないストーリー展開、特にガープの誕生に関しては想像を超える
 ・過激な内容、強烈な表現が垣間見られる、また、ウーマン・リブが根底をなしている
 ・本作品の中でガープが書いた作中作である「ベンセンヘイバーの世界」は凄まじい内容。作品の主人公が描く物語を読むという経験は初めてのことで斬新であったうえ、その内容が強烈す

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<本と映画の答え合わせ>第12回「変身」

<本と映画の答え合わせ>第12回「変身」

【本】
〇タイトル:変身
〇作者:フランツ・カフカ
〇感想:
 ・目覚めたら虫の姿といわれてもどのような虫なのか、その時点で不思議な世界
 ・虫として扱われ切ない、これもカフカの心情、メッセージなのかと思いは膨らむ
 ・カフカの作品は一言でいうと「不思議」。言いたいこと、メッセージがよくわからないけれども読み進めてしまう
 ・本人の作品ではないが「絶望名人カフカの人生論」はカフカの生涯、人格等につ

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<本と映画の答え合わせ>第11回「グレート・ギャッツビー」

<本と映画の答え合わせ>第11回「グレート・ギャッツビー」

【本】
〇タイトル:グレート・ギャッツビー
〇作者:スコット・フィッツジェラルド
〇感想:
 ・言い回し、例えが洗練されていて素敵。特に「寄せては返す波のように」の表現が印象に残った
 ・話の展開、内容に魅せられた一方で、一読しただけでは登場人物の関係、時代の流れがよく分からなかった
 ・ギャッツビーが他の女性に目を向ければよいだけの話。一方でデイジーにこだわり続けたギャツビーの生き方にも戦地に赴

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<時々沖釣り(第1回)>

<時々沖釣り(第1回)>

「映画の答え合わせ」とは別に去年から始めた沖釣りについて、堅苦しい感じにならないように日記風に公開していきます。

きっかけ 7歳下の従兄弟がそもそも沖釣りを趣味としており、誘われたことからスタート。従前から親族一同が集合する際に彼が釣ってきた魚を捌いて提供しており、これがまた新鮮でとても美味しい。そんなことから自分も調達に加わることにしました。
 昨年は沖釣りに春と秋に各1回参加、まだまだ初心者

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<本と映画の答え合わせ(第6~10回)>「ザリガニの鳴くところ」、「エデンの東」、「オリバーツイスト」、「老人と海」、「オリエント急行殺人事件」

<本と映画の答え合わせ(第6~10回)>「ザリガニの鳴くところ」、「エデンの東」、「オリバーツイスト」、「老人と海」、「オリエント急行殺人事件」



(第6回)ザリガニの鳴くところ【本】
〇タイトル:ザリガニの鳴くところ
〇作者:ディーリア・オーエンズ
〇感想:
 ・600ページを超えるが展開が気になり、時間があれば読みたくなる。ページをめくる手が止まらない
 ・2つの時代(シーン)を混ぜて話が進む。複雑になりすぎず読みやすい
 ・読んでいる途中で真相が気になり、先に結末に目を通さないようにするかなりの努力が必要
 ・法廷の場面では検察、弁

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<本と映画の答え合わせ>第9回「老人と海」

<本と映画の答え合わせ>第9回「老人と海」

【本】
〇タイトル:老人と海
〇作者:アーネスト・ヘミングウェイ
〇感想:
 ・2回目の読了。前回30年ほど前に初めて読んだときと比べ受け止め方は殆ど変わらない
 ・一方でアメリカ、キューバの地理、メジャーリーグの選手等に詳しくなったことからジョー・ディマジオが誰なのか、舟がどのあたりを漂っているのか見当がついた
 ・個別には老人の誇りと不屈の闘志とカジキに対する敬意、サメの襲来が意味する不条理そ

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<本と映画の答え合わせ>第8回「オリバーツイスト」

<本と映画の答え合わせ>第8回「オリバーツイスト」

【本】
〇タイトル:オリバーツイスト
〇作者:チャールズ・ディケンズ
〇感想:
 ・ディケンズの作品は起承転結がしっかりと構成されており、勧善懲悪が根底にある。このため、分かりやすく、読みやすい
 ・一方で本作品は登場人物の関係が複雑で理解できない
 ・フェイギンの描かれ方、設定から当時のユダヤ人の置かれていた立場が窺い知れる。キリスト教徒とユダヤ教徒、今日のガザの問題も宗教的背景を知ると知らない

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<本と映画の答え合わせ>第7回「エデンの東」

<本と映画の答え合わせ>第7回「エデンの東」

【本】
〇タイトル:エデンの東
〇作者:ジョン・スタインベック
〇感想:
 ・カインとアベルがモチーフであるが自分はキリスト教徒でもないことからピンとこない。一方、同じ東洋人であるリーが偏見にもかかわらず重要な役割を果たしていることが印象に残る
 ・スタインベックの素朴であり力強い文体によってアメリカ西部の自然の過酷さが伝わる
〇評価:○

【映画】
〇エデンの東(1955年)
〇監督、主演:エリ

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