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<時々小旅行(第1回【浦賀編】)>
慌ただしい日々の生活に追われていると、時々現実逃避したくなりませんか。そんな時私は1人で気兼ねなくふらっと思いついたところに出かけます。時々ですが、、
出発
6月20日(木)曇り、有給休暇を取得できたので近郊に1人で小旅行に行きます。
本日の目的地は「浦賀」。何故かというと、株式を所有する京浜急行電鉄から株主優待として乗車券が届いたからです。
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せっかくだから電車(京急)でできる限り遠く、また、行ったことがない場所に、ということで検討した結果、浦賀が浮かびました。浦賀と言えばペリー来航の地、周辺を散策して横須賀美術館を訪れます。
10時に出発。堀ノ内駅で快速特急から普通に乗り換え、11時半に浦賀に到着。駅周辺は大きな商業施設もなく、予想以上にこじんまりとしていて緑が多い。
目の前の海の右側の道を進みます。歩くこと10分、曇りなのに暑い。日本の6月の暑さと自分の体力を忘れてました。。歩き回ることに身の危険を感じ始めたタイミングで運良くダイソーを発見し、グッズを購入します。それは「日傘」。念願の日傘おじさんデビューです。日傘があるとないとでは大違い、男の人が日傘を使っても変な目で見られない時代がきた(と思われる)のは嬉しいことです。
浦賀の渡し
引き続き歩を進めると視界の左側、運河から何か近づいてきます。
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今回の目的の1つである浦賀の渡しの渡し船です。乗り遅れないよう、右側に建つ(本来訪れる予定の)西叶神社を横目に船着き場に急ぎます。
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ポンポン船は思っていたより小さく、対岸まで1、2分で到着します。短い時間ですが、途中東京湾を望むことができますし、潮風を顔に受け、非日常感が高まります。
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東叶神社
対岸に到着してすぐに東叶神社があり、参拝します。平日ということもありほとんど人はいませんが、立派な神社です。
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渡し船に乗って東西の叶神社にお参りすると願いが叶うとのこと、今回西叶神社はお参りできませんでしたが、東叶神社でいろいろと祈願しました。
観音崎灯台
次の目的地は観音崎灯台。予定では海沿いに歩いて行くつもりでしたが、暑さと距離を踏まえ躊躇なく変更。バスに乗るために内陸の県道を目指します。
ところが県道までが上り坂でなかなかきつい。半島はこういう地形ですよね。なんとかバス停に辿り着き観音崎行きのバスに乗ります。いざ乗車ですが、今度は前から乗るのか後ろから乗るのか分からない、初めて訪れる場所の公共交通機関で戸惑うのは遠く離れた海外でも近場の日本でも変わらないことを実感します。
終点で降りると海沿いに県立観音崎公園が広がります。波の音を聞いているといろいろなことから開放された感じがします。
休日は混むんだろうなと思いながら続いて崖の上にある灯台を目指します。灯台に続く小道に入るや否や気温が1、2度下がり、海景色から一転うっそうと茂る森林の小道を進みます。マイナスイオンを浴びてうぐいすの鳴き声に癒されていると後方で何やらカサコソ聞こえてくるのでその方向をよく見るとリスがいました。日帰りの小旅行でも充分に自然を感じられます。
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観音崎灯台に到着。受付を済ませてから資料室で少し休んで灯台に登ります。曇り空でしたが展望台からは東京湾が一望でき、行き来する船は大型から小型、タンカー、客船とけっこう多い。灯台をはじめ海上のルールに基づいて船が行き交っていることをあらためて思い起こします。
横須賀美術館
次の目的地である横須賀美術館までは灯台から歩いて20分ほど。途中観音崎京急ホテルはラビスタ観音崎テラスに変わっていました。現在は共立リゾートが運営しているんですね。
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以前、この付近を車で通ったことはありますが、実際にこの美術館に入館するのは初めて。レストランのテラスでは多くの方が食事をしながらお喋りをして午後のひと時を満喫していました。美術館の目の前に広がる海景色は一望の価値ありです。
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こちらが印象に残った1枚です。作者の谷内六郎さんは、観音崎公園にほど近い場所にアトリエを構え、「週刊新潮」の表紙絵等を描いていたとのこと。今日自分の足で回って見てきた「浦賀」が実によく表現されており、すごく親しみを覚えました。
帰宅
現地で美味しい新鮮な海の幸を食するというまた別の目的は、お店が見つからない、やっと見つけても混んでいたことから達成できませんでしたが、明日(金曜日)はまた会社があるので早めに帰路につきます(もちろん、帰り道も優待乗車券を利用)。
話は変わりますが自宅近くの商業施設に美味しいお寿司屋さんがあります。手頃な値段で旬のネタのお寿司を食べることができるので人気があり、土、日曜日はすごい行列です。なかなか入店できないのですが、今回は平日夕刻なので並ぶことなく入店できました。程よい疲労感を感じながらいただくビール、日本酒、お寿司は最高です。幸せな気分となり本日の小旅行の締めとしました。
感想
最後に今回の感想、気づいたことを次回に向けて箇条書きで記します。また平日休みが取れたらふらっと出かけたいですね。
今回のルートでは、まったくペリーが出てきませんでした。また、平日であったためか、インバウンドの方を目にすることはありませんでした。浦賀はまだ海外向け観光ガイドに載っていないということでしょうか。
平日の昼間ということもあり、高齢化社会を身に染みて感じました。ダイソーではセルフレジしかないのにおじいちゃん、おばあちゃんが使いこなせないので店員が手取り足取り教えて、逆に大行列。また、バスを利用する多くの高齢者を目にしました。このようなアップダウンの激しい土地では車が必ず必要ですが運転できない人も多くいます(幼い子供を連れた南米系の母親達もバスで目にしました)。日本でも特に地方においてライドシェアを普及させていく仕組みづくりを本格的に進める必要があると感じました。
1人旅は他人数で出かけるときと違い、気ままに自分のペースで臨機応変に行動できるので楽です。一方ですべて自己責任になるので見知らぬ土地では戻れなくならないよう、状況を把握し、的確に判断する必要があります。登山、海外旅行ほどではないですが、小旅行でもこの緊張感を味わうことができます。
観音崎灯台の敷地で「まむしに注意」の看板を目にしました。都会から少し離れた場所なのにまむしまで出るなんてびっくり。これも野生動物の生息地拡大の1つかもしれません。
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