<本と映画の答え合わせ>第7回「エデンの東」
【本】
〇タイトル:エデンの東
〇作者:ジョン・スタインベック
〇感想:
・カインとアベルがモチーフであるが自分はキリスト教徒でもないことからピンとこない。一方、同じ東洋人であるリーが偏見にもかかわらず重要な役割を果たしていることが印象に残る
・スタインベックの素朴であり力強い文体によってアメリカ西部の自然の過酷さが伝わる
〇評価:○
【映画】
〇エデンの東(1955年)
〇監督、主演:エリア・カザン監督、ジェームス・ディーン
〇感想:
・キャルをジェームズ・ディーンが演じ、本(原作)の一部分を映画化。原作が3世代に亘る非常に長いストーリーであるため、このように当時1番勢いのある俳優を起用し、名作の1部分に焦点を当てて映画化したことに異論はない
・原作で見られた宗教的要素は感じられない
・若くして亡くなったジェームズ・ディーンを映像で観ることができる貴重な作品
〇評価:△
【総合】
〇感想:
・スタインベックの「怒りの葡萄」に触発されて本作品にも触れたが、長編大作であるものの印象は薄い
・そもそも自分が聖書に詳しくないため登場人物の誰が何を表し、意味するのか全く考えが及ばないからであろう
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