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<本と映画の答え合わせ>第8回「オリバーツイスト」

【本】
〇タイトル:オリバーツイスト
〇作者:チャールズ・ディケンズ
〇感想:
 ・ディケンズの作品は起承転結がしっかりと構成されており、勧善懲悪が根底にある。このため、分かりやすく、読みやすい
 ・一方で本作品は登場人物の関係が複雑で理解できない
 ・フェイギンの描かれ方、設定から当時のユダヤ人の置かれていた立場が窺い知れる。キリスト教徒とユダヤ教徒、今日のガザの問題も宗教的背景を知ると知らないとでは捉え方が違うものになるのであろう
〇評価:○

【映画等】
〇オリバーツイスト(2007年)
〇監督、主演等:イギリスのテレビドラマ(BCC版)
〇感想:
 ・本(原作)を忠実に再現している。当時のロンドンの状況、人々の服装、慣習等が伝わり興味深い
 ・フェイギンが本(原作)に比べて好人物に描かれている。当時のキリスト教とユダヤ教の対立を知るとともに、改宗を断り極刑になるフェイギンが1番印象に残った
〇評価:○

【総合】
〇感想:
 ・善人と悪人が明確に区別できる
 ・登場人物の関係が分からない。ネットで関係図を調べて初めて理解できた
 ・本を読んで映画を観ても登場人物の関係がつかめなかった。結末はハッピーエンドなので深いことは考えずに、本、映画等それぞれを楽しむのがよい

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