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簡単【鏡の瞑想】のコツ #20220421

こんにちは、瞑想歴30年、氣功師/瞑想家のネオショウムニンです。
前回に引き続き、鏡の瞑想についてお話していきます。(2022/4/12のインスタライブでは、実際に瞑想しています。)

今回は、鏡の瞑想をする際のコツについて。

1. 瞑想中に目が乾かないようにするコツ

鏡の瞑想をやる時に一番良い、目の開け方があります。 上まぶたには力を入れないで、目の下側を開けるんですね。普段使わない筋肉なので最初は難しいかもしれませんが、慣れるとすぐできるようになります。

〈やり方〉
①目を閉じた時に、ぐっと力が入ってないかを確認します。
②下まぶたを開けていきます。その時に、これまでの習慣で上まぶたがくっと開いてしまったら、また目を閉じて上まぶたの力を抜きながら下まぶたを開けていきます。(最初は斜め下だけが見えて、いつまでも目が開かないかもしれません。そのまま下まぶたを開けようとしてみてください。)
③そのまま下まぶたをしっかりじわじわと、開けていきます。
④上まぶたの力をずっと緩めたまま下まぶたが開いていくと、上まぶたが自然に開いてきます。
⑤上まぶたが自然に止まります。その形が自分の本来の目の形です。

この自然と止まったときの目の形をアーモンドアイといいます。上下がしっかり開いて、バランス良くアーモンドの形になる。頭蓋骨の形は人類共通なので、おそらく全員がアーモンドアイになります。オールシングアイとも言って、力が抜けて脳が見ようとするフィルターが外れていくと、目の前の情報を全て受け取れるようになっていきます。

目が乾燥するのは、まぶたに力が入り、目の機能が下がることが原因です。力が抜けていると、 体が乾燥状態になる前に調整が起きる。瞬きですね。上まぶたの力を抜くためには、最初に閉じている段階から、 力を入れないことがとても大切です。上まぶたが自然な瞬きができて、乾燥しなくなっていきます。 

2. 途中で目をつぶってしまう…これはいいの?

頑張って目を開けていなくても大丈夫です。目を閉じたくなったら閉じてもいいんですけれど、開けてる方が面白いので、閉じるのはあんまり選ばないですね。目が大きくなったり小さくなったり、薄めになったりすることはあります。そんなに気にしなくていいです。というのも、全ての情報を必ずしも目の光を通して受け取っているとは限らないからです。私たちの感覚器官は中枢が松果体にあって、そこで情報を受け取っているんですね。目と脳はダイレクトに繋がっていて、光を受け取るのが目なのですが、光だけでない情報を受け取るようになると、目が開いてても閉じていても、同じものが見えるようになります。

3. 見え方にとらわれて意識が元に戻ってしまう時はどうする?

一度戻ったらまた入る、戻ったらまた入る、っていうのをしつこく繰り返してみてください。100回くらい繰り返すと、安定します。

やっぱり最初は、意識の状態が揺らいでいます。本当にこっちに行っていいのかな?別の世界を見ても大丈夫かな?と思っている自分がブレーキをかけたり、見たくないものが見えるかもしれないと恐れが生じたりして、戻ってくることも結構ある。恒常性維持機能(ホメオスタシス)によって自分の身を守ろうとします。それでもしつこく行くことを繰り返していると、脳がそっちの方にどうやらそっちに行きたいんだな、そっちの世界を探検したいんだなと認識し始めます。そうすると、積極的に入っていくようになり、安定感が出てきます。

4. 体の力を抜くことがとにかく大事

鏡の瞑想は目を開けてやるので、面白いものが見えてくると前のめりになりがちです。しっかりと首を上半身に乗せて、肩を開いて。胸は張らずに、必ず背中を緩めます。ふっと力が抜けた状態がベストです。

インスタライブの後半では、誘導しながら鏡の瞑想をやっているので、よかったら見てみてくださいね。

体の力が抜ければ抜けるほど、 体験が豊かになっていきます。鏡を見ていても何も変化がないと感じる方は、どうやったら体の力が抜けるのか?と意識してやってみてください。

5. 重要なのは、ふ〜ん。

顔が2つに見えたり全体が白く光ったり、いろんな見え方をしますが、脳のロックが外れてきたなと受け取るくらいで固執しないほうがいいですね。入ってきた色々な情報が脳の中で組み合わさっていくので、あ、こんなふうに世界が見えることもあるんだな〜と楽しんでいきます。遊園地の鏡の部屋みたいですね。

重要なのは、ふ〜ん。他の人の体験に対しても、へえ。っていう、それだけなんです。 瞑想の世界での体験は、その瞬間の自分にとってプレシャスなものです。何かに比べて良いとか低いとかはないんです。出てきたものをありのまま受け取ることがものすごく、ものすごく、ものすごく重要です。

最終的にこういう体験は、目覚める時には全て手放すんです。何か面白い体験をすると、それにしがみついてしまうことは結構あります。それだけで10年かかってる人とかもいるんですよね。私も手放すのに結構時間がかかりました。私はワンネスの体験などが本当に自分の人生を変えてしまったので、至高体験のように思ってしまった時期がありました。最終的に7年ぐらいでどっちでもいいやっていうふうになったんですけれど、当時ふーんって思えていたら、もっともっと自分自身の豊かな世界が広がったんじゃないかなと思います。


今日は、鏡の瞑想で豊かな体験をするためのコツをお伝えしました。力を抜くことがとても重要なのですが、骨格が自分本来の姿に沿っているかどうかも大きく関わってきます。古傷やこれまで受けてきた精神的ストレス、普段の視線などによってテンション(緊張)がかかっていると、なかなか瞑想で打破するのが難しいということがあります。その場合は施術で骨をダイレクトに動かして、新しく筋肉を作ってしまった方が何倍も早いことがあるんですね。私自身、骨格を整える施術を20年以上やってきたので、そこで得た知見や知恵をお伝えしていこうと思います。



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