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エッセイ

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#恋愛

幸せでいるために嘘をついてね

幸せでいるために嘘をついてね

「わたしのことを大切に思うなら、嘘をついてね。たとえあなたが浮気をして、わたしが気づいて問い詰めたとしても、わたしと別れたくないなら絶対に認めないで」

これはわたしが常日頃から彼に口酸っぱく言っていることだ。彼の浮気を疑ってるとか、ふたりの間に何か問題があるわけじゃない。そんなことする人じゃないのは知っている。彼の会社にはわたしより素敵な人がたくさんいることも、そんな人たちと連日飲み会に行ってい

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7年前の恋愛に叱られた日

ふと、いつもと違う音楽が聴きたくなって、Apple musicを開いた。For youの画面を少しスクロールしたところに、そのアルバムは現れた。

電車の中でこのアルバムを聞いていたらなんだかいても経ってもいられなくなって、家に帰ってこうしてnoteを書いている。

nano.RIPEは当時付き合っていたアイツから教えてもらって、好きになったアーティスト。
ヘビメタとアニメとネトゲが好きなアイツと

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「先生、歯列矯正をしてもキスできますか?」

「先生、歯列矯正をしてもキスできますか?」

なーんて、歯医者さんに聞けたら悩まなくて済んだのだけれど。馬鹿みたいな話のように聞こえるかもしれないけれど。それでもわたしにはとても深刻な問題だった。

歯列矯正(ワイヤー)をすることになって、痛いとか大好きなカレーが食べれないとか歯磨きが大変とか、まあとにかく心配なことはたくさんあったのだけれど、実は「キスできるかどうか」がとても気がかりだった。

だってわたしと彼にとってキスは、大切なコミュニ

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永遠も一瞬も、同じこと。

彼と付き合って6年目になることを話すと、よく聞かれることがある。

「どうやったらそんなに長く付き合うことができるの?」

今まではなんとなく、一人の時間を大切にすることかな、とか、ちゃんと好きって言うことかな、とかそれっぽいことを答えていた。

たぶんそれも間違いではないけれど、どこか自分自身、腑に落ちないところがあって。

だって長く付き合い続ける理由とかコツとか、そんなことを考えたことなんて

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謝っても足りないのなら、謝ることをやめればいい。

謝っても足りないのなら、謝ることをやめればいい。

ここ一年ほどの、主に彼に対しての嫉妬やヒステリックは本当に酷いものだった。

彼がテレビの芸能人を褒めただけで泣き出したり、ちょっと連絡がないだけで別れてしまいたくなったり、「大嫌い!」と怒鳴って電話を切ったこともある。

もともとそんな性格ではなかったから、わたしはわたしのことが本当にわからなくなり、このままならいつか彼に愛想を尽かされてしまう、こんなに迷惑をかけるなら別れたほうがいいのではない

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半分このわたしたち。

半分このわたしたち。

朝、わたしのアラームで、彼のほうが先に目を覚ました。朝と夢の間をさまようわたしをよそに、少し暑かったのか、彼が窓を開ける。梅雨特有の冷たくて湿った空気が部屋に流れこんでくると、彼は再び眠りについた。そうか、彼は今日休みと言っていたなあと、ぼんやりした意識のなか思う。

だんだん少し寒くなって、寝ている彼の腕の中に潜り込んだ。わたしは寒がりで、彼は暑がり。そんな彼の腕の中は案の定、ほかほかに暖かくて

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友だち未満。

友だち未満。

今日はとても珍しい夢をみた。

昔付き合っていた彼と、再会した夢。

わたしは友だちだか知り合いだかのアパートにきていて、2階にある部屋の玄関の前でずっとその人を待っていた。
するとアパートの下の道路に、自転車がひとつ止まって。
視線を感じて下をみると、自転車に乗っていたのはその彼だった。

話を聞くと、どうやらその彼はわたしの友だちの部屋の、隣の隣に住んでいるらしい。
アパートの廊下で、どこから

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14歳の教室。

14歳の教室。

すれ違った瞬間が、永遠に感じられるような恋だった。

もしも、恋を選ぶことができるのなら。好きになる人を選べるというのなら、わたしは決して彼を好きにはならなかっただろう。

彼はわたしの親友であるMに、恋をしていたのだから。

叶わないことなんてわかっていたのに、崖の上から滑り落ちるように、気づいたらその恋の淵に立っていた。
彼は毎日まいにち、Mと話すために教室に通っていた。側から見れば、彼がMの

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