なつこん

なつこんです。フルタイム会社員。同級生の夫、男の子2人(8歳、5歳)と暮らしています。

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なつこんです。フルタイム会社員。同級生の夫、男の子2人(8歳、5歳)と暮らしています。

マガジン

  • がんになっても生きていく 私が子宮頸がんになった話

  • 不器用な育児

    2人の子どもの親になったが、いまだに子どもと上手く遊べない。しかし子育ては待ったなし!毎日自分と子どもの最適解を考える日々。

  • なつこんの「出産・産後もろもろ」

    出産て命がけ! 初めての出産・産後・育児もろもろの記録です。

  • 私なりのWHOMEE愛を語る

    40手前でコスメブランドWHOMEEにハマる。私の日々を支えてくれるWHOMEEに感謝と愛を込めて語ります。

  • 子育てしながら宅建取ろう!

    2020年に子育てしながら宅建試験に合格!当時子ども達は4歳と2歳。どうやって時間を作る? 主に心構えを中心に合格までの道のりをお伝えします。

記事一覧

歯の健康は身体の健康だ

子どもの頃、祖母に「自分で治せない身体のパーツはきちんと医者にかからないといけない」と言われた。その教えを守り、私は特に歯の健康には気をつけている。そのわりに、…

なつこん
2週間前
1

私が子宮頸がんになった話 vol.20 ひと区切り

私の最後の生理は、奇しくも自分の誕生日に始まった。 湯船に浸かりながら、自分が母親の胎内にいるイメージを思い浮かべてみた。女性は胎児の時既に卵の元になる細胞が入…

なつこん
1か月前
5

私が子宮頸がんになった話 vol.19 乳がん疑いで引っかかる

実はここ1か月ほど、またもメンタルが死にかけていた。というのは、子宮頸がん後のCTで乳房のしこりを指摘され、今度は乳がんの検査諸々を受けていたからだ。 結論として…

なつこん
1か月前
6

私が子宮頸がんになった話 vol.18 お金のはなし

病気の治療にはお金がかかる。でも、過剰に恐れることはない。利用できるものがいくつかある。 ・高額療養費制度(公的医療保険に加入しているだれでも) ・傷病手当金(…

なつこん
2か月前
8

私が子宮頸がんになった話 vol.17 子ども達への伝え方

がんになったことを子ども達にどう伝えるか? すぐには答えが出なかった。 子どもは当時小2と4歳。小学生にだけ伝えるのが良いのか? 子どもに言ったら他の父兄にも伝わる…

なつこん
4か月前
11

私が子宮頸がんになった話 vol.16 術後に改めたコト・購入したモノ

ここからは、手術後に改めたコトや新しく購入したモノなどを書いていく。 ◾︎改めたこと とにかくストレスを溜めない 予定を詰めすぎない 疲れたら休む 適度な運動と…

なつこん
4か月前
1

私が子宮頸がんになった話 【有料】番外編 ”おしも”の話

ここまで読んで頂きありがとうございます。 婦人科検診から手術までの流れがある程度わかってもらえたのではと思う。書いてあることは全て本当だが、少々省いている部分も…

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なつこん
5か月前
1

私が子宮頸がんになった話 vol.15 退院、そしてその後

術後5日目の午後、ようやく残尿が3回連続50ml未満を達成した。お通じも少しずつ始まった。退院の条件に達したので、最短で帰れる翌々日での退院をお願いした。元々は5泊6日…

なつこん
5か月前
2

私が子宮頸がんになった話 vol.14 看護師とのコミュニケーション

今日は、話題を変えてとのコミュニケーションについて書いてみたい。 私は人とコミュニケーションを取るのが上手な方ではない。自分の言いたいことや思っていることを、そ…

なつこん
6か月前
4

私が子宮頸がんになった話 vol.13 術後3日-5日目

霧が晴れるように、気分がすっきりしてきた。 肩はまだ痛いが背中の痛みはなくなった。起き上がって歩けるようになり、水分や食事も少しずつ摂れるようになった。人間の身…

なつこん
6か月前
9

私が子宮頸がんになった話 vol.12 入院②地獄の2日目

術後2日目。術後から寝かされている枕のない真っ平なベッドから、看護師さんの補助で起きてみた。クラっとくる。そのまま少し休んで、立ってみた。途端に吐き気に襲われる…

なつこん
6か月前
4

私が子宮頸がんになった話 vol.11 入院②

2回目の入院当日。前回より長く、今度は1週間ほどの入院だ。手術は翌日。まずは病室について看護師さんより説明を聞き、着いて早々に下剤を飲む。身長、体重の計測、手術す…

なつこん
6か月前
6

私が子宮頸がんになった話 vol.10 術式の決定

2度目の入院話の前に手術方法は最終的にどれを選択したのかについて触れたいと思う。 開腹手術か腹腔鏡か。その前に子宮は取るか取らないか。かなり重要な選択だ。取ると…

なつこん
7か月前
5

私が子宮頸がんになった話 vol.9 PET-CT

以前、MRIでは骨盤周辺の病変を調べたが、PET-CTではがんが全身に転移していないかを調べた。私の場合、がんがまだ初期で、医師から「がんと診断されたからには一応受ける…

なつこん
7か月前
14

私が子宮頚がんになった話 vol.8 親しい人からがんと告げられたら

親しい友人からがんだと告げられたとき、あなたはなんと言葉をかけるだろう。 私は、自分にがんの疑いがあり、検査を受け始めた頃から家族の他、職場の人全員に病名と状況…

なつこん
7か月前
9

私が子宮頸がんになった話 vol.7 告知

さて来た、告知日。 ところで、私は今回のことで1度も誰かに付き添って病院へ来てもらったことがない。病院の待合いには、パートナーや親御さんと来ている人もいる。今回…

なつこん
7か月前
6
歯の健康は身体の健康だ

歯の健康は身体の健康だ

子どもの頃、祖母に「自分で治せない身体のパーツはきちんと医者にかからないといけない」と言われた。その教えを守り、私は特に歯の健康には気をつけている。そのわりに、むし歯になりやすい。

昔、地元の歯医者で治療してもらった箇所にいつまでも違和感が残っていた。なぜか春頃になると特に痛みを感じ、なんだか身体の調子もイマイチな気がした。その原因は、むし歯の根元まで薬が行き渡っておらず、菌が繁殖して膿が溜まり

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私が子宮頸がんになった話  vol.20 ひと区切り

私が子宮頸がんになった話 vol.20 ひと区切り

私の最後の生理は、奇しくも自分の誕生日に始まった。

湯船に浸かりながら、自分が母親の胎内にいるイメージを思い浮かべてみた。女性は胎児の時既に卵の元になる細胞が入っているという。
今後卵は、卵巣から飛び出しても行き先の子宮がないので、しばらく浮遊して体内に吸収されて行くらしい。
毎月の生理で酷使され、子どもを育て、二度もメスを入れられ(帝王切開)、病気になって取り出されてしまう私の子宮。42年間本

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私が子宮頸がんになった話  vol.19 乳がん疑いで引っかかる

私が子宮頸がんになった話 vol.19 乳がん疑いで引っかかる

実はここ1か月ほど、またもメンタルが死にかけていた。というのは、子宮頸がん後のCTで乳房のしこりを指摘され、今度は乳がんの検査諸々を受けていたからだ。

結論としては乳がんではなかった。

婦人科の担当医からは「おそらく大丈夫だと思うけど、念の為調べてもらって」とのことだったが、不安に襲われた。
昨年の子宮頸がんの手術を受ける直前の人間ドック(他院で受けた)で、若干右胸がしこりがあるような気がして

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私が子宮頸がんになった話  vol.18 お金のはなし

私が子宮頸がんになった話 vol.18 お金のはなし

病気の治療にはお金がかかる。でも、過剰に恐れることはない。利用できるものがいくつかある。

・高額療養費制度(公的医療保険に加入しているだれでも)
・傷病手当金(健康保険組合に加入している場合)
・医療保険(任意の医療保険に加入している場合)

私の場合、精密検査、入院・手術2回治療終了まで約20万円ほどかかった。
今後も定期的に検査・診察代はかかっていくが、一区切りでこのくらい。

高額医療費制

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私が子宮頸がんになった話 vol.17 子ども達への伝え方

私が子宮頸がんになった話 vol.17 子ども達への伝え方

がんになったことを子ども達にどう伝えるか?
すぐには答えが出なかった。

子どもは当時小2と4歳。小学生にだけ伝えるのが良いのか? 子どもに言ったら他の父兄にも伝わるのではないか? 婦人科検診の大事さを友人や知人に伝えていきたいが、それにはまず自分の治療が落ち着いてからにしたい、などと考えていた。

がんと診断された後、どう伝えたら良いのか分からず「ママは病気で入院することになった」とだけ伝えてい

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私が子宮頸がんになった話 vol.16 術後に改めたコト・購入したモノ

私が子宮頸がんになった話 vol.16 術後に改めたコト・購入したモノ

ここからは、手術後に改めたコトや新しく購入したモノなどを書いていく。

◾︎改めたこと

とにかくストレスを溜めない

予定を詰めすぎない

疲れたら休む

適度な運動と食事管理

がんになる前、仕事のストレスがピークで本当に辛かったので、仕事はそこそこの評価でいいから自分の生活を守ろうと決めた。また、リンパ浮腫対策として、太ると内側からリンパ液の流れを圧迫するとのことなので、適度に動いてなるべく

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私が子宮頸がんになった話 【有料】番外編 ”おしも”の話

私が子宮頸がんになった話 【有料】番外編 ”おしも”の話

ここまで読んで頂きありがとうございます。

婦人科検診から手術までの流れがある程度わかってもらえたのではと思う。書いてあることは全て本当だが、少々省いている部分もある。それは、入院中の”おしも”の話だ。綺麗な話ではないので、今回は有料にさせてください。需要があるかは不明だが、これも現実なんだと言うことを知ってもらえたらと思う。そして、これから万が一私と同じような手術を受けるとして、こういうことがあ

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私が子宮頸がんになった話 vol.15 退院、そしてその後

私が子宮頸がんになった話 vol.15 退院、そしてその後

術後5日目の午後、ようやく残尿が3回連続50ml未満を達成した。お通じも少しずつ始まった。退院の条件に達したので、最短で帰れる翌々日での退院をお願いした。元々は5泊6日の入院予定だったが、術後、執刀医からさくっと入院延長を告げられた。自分から希望しなければさらに延びそうだったので、そこは強めにお願いした。看護師から抜き打ちで行われる”リンパ浮腫クイズ”も、もらった資料を再確認して回答できるようにし

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私が子宮頸がんになった話 vol.14 看護師とのコミュニケーション

私が子宮頸がんになった話 vol.14 看護師とのコミュニケーション

今日は、話題を変えてとのコミュニケーションについて書いてみたい。

私は人とコミュニケーションを取るのが上手な方ではない。自分の言いたいことや思っていることを、その場で上手に説明するのが苦手だ。その点、文章は時間をかけて頭を整理しながら書けるので良い。

ちょっとした風邪で病院にかかるのであれば、多少会話が上手くいかなくても、診察で出ている症状をもとに薬を処方してもらうぐらいなのでまだマシだが、今

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私が子宮頸がんになった話  vol.13 術後3日-5日目

私が子宮頸がんになった話 vol.13 術後3日-5日目

霧が晴れるように、気分がすっきりしてきた。

肩はまだ痛いが背中の痛みはなくなった。起き上がって歩けるようになり、水分や食事も少しずつ摂れるようになった。人間の身体ってすごい。前日の医師の予言(?)は本当だったのだ。

この日は執刀医から、今回の手術がどうだったかという説明を受ける時間があった。説明は手術中の写真を見せてもらいながらだった。まず、最初の尿管ステントの設置に手間取り手術が長時間に及ん

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私が子宮頸がんになった話 vol.12 入院②地獄の2日目

私が子宮頸がんになった話 vol.12 入院②地獄の2日目

術後2日目。術後から寝かされている枕のない真っ平なベッドから、看護師さんの補助で起きてみた。クラっとくる。そのまま少し休んで、立ってみた。途端に吐き気に襲われる。看護師さんから受け取った袋に戻してしまう。少し休んで再び立って歩こうとしたものの、吐き気が酷くて動けない。
「今はここまでにしておきましょう」と言われ、ベッドに横になる。結局その日は、時間を変えて再度同じことをしても状況が変わらず、寝てい

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私が子宮頸がんになった話 vol.11 入院②

私が子宮頸がんになった話 vol.11 入院②

2回目の入院当日。前回より長く、今度は1週間ほどの入院だ。手術は翌日。まずは病室について看護師さんより説明を聞き、着いて早々に下剤を飲む。身長、体重の計測、手術する際の麻酔についての説明動画とリンパ浮腫の予防と軽減についての動画を視聴…となかなかやることの多い1日だ。昼食後は麻酔科医の説明を受けに行き、脚のサイズを測る練習をし(リンパ浮腫予防のため今も継続している)、採血した。それから夕方にはおへ

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私が子宮頸がんになった話 vol.10 術式の決定

私が子宮頸がんになった話 vol.10 術式の決定

2度目の入院話の前に手術方法は最終的にどれを選択したのかについて触れたいと思う。

開腹手術か腹腔鏡か。その前に子宮は取るか取らないか。かなり重要な選択だ。取ると子どもが完全に産めなくなる、取らなければ転移の可能性があるーー

私は「摘出」一択だった。迷いなく選べたのは、子どもが2人いてこれ以上望んでいなかったから。「そうは言っても万が一できたら嬉しい3人目」という考えが正直なきにしもあらずだった

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私が子宮頸がんになった話 vol.9 PET-CT

私が子宮頸がんになった話 vol.9 PET-CT

以前、MRIでは骨盤周辺の病変を調べたが、PET-CTではがんが全身に転移していないかを調べた。私の場合、がんがまだ初期で、医師から「がんと診断されたからには一応受ける決まりなので」という言い方をされていたので、「全身に転移してたらどうしよう!!!」という絶望感はなかったものの、可能性はゼロではないと思うと色々考えたくなるので、努めて”無”で当日を迎えた。

それよりPET-CTを受けるにあたっ

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私が子宮頚がんになった話 vol.8 親しい人からがんと告げられたら

私が子宮頚がんになった話 vol.8 親しい人からがんと告げられたら

親しい友人からがんだと告げられたとき、あなたはなんと言葉をかけるだろう。

私は、自分にがんの疑いがあり、検査を受け始めた頃から家族の他、職場の人全員に病名と状況を伝えた。これから通院や入院で休む可能性があるので事前に知らせておかなければならなかったし、特に女性には、必ず定期的に検診を受けて欲しいという思いがあり、男性にも配偶者や女性の家族にも検診を受けるよう言って欲しかったからだ。

皆、それぞ

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私が子宮頸がんになった話 vol.7 告知

私が子宮頸がんになった話 vol.7 告知

さて来た、告知日。

ところで、私は今回のことで1度も誰かに付き添って病院へ来てもらったことがない。病院の待合いには、パートナーや親御さんと来ている人もいる。今回はさすがに夫に付き添ってもらおうかなぁと考えたが、結局止めた。自分の体のことは自分で聞こうと思った。子宮の話を夫に聞いてもらっても、やはりなかなか実感してもらうのは難しそうだし、母にわざわざ来てもらうほどでもない。覚悟は決まっていて、しっ

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