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私が子宮頸がんになった話 vol.20 ひと区切り

私の最後の生理は、奇しくも自分の誕生日に始まった。

湯船に浸かりながら、自分が母親の胎内にいるイメージを思い浮かべてみた。女性は胎児の時既に卵の元になる細胞が入っているという。
今後卵は、卵巣から飛び出しても行き先の子宮がないので、しばらく浮遊して体内に吸収されて行くらしい。
毎月の生理で酷使され、子どもを育て、二度もメスを入れられ(帝王切開)、病気になって取り出されてしまう私の子宮。42年間本当にお疲れ様。そして、ありがとう。あなたのおかげで私はお母さんになれたよ。私は自分の下腹部に手を当て、心の中で呟いた。

子宮頸がんは、ステージ1期でも子宮摘出が視野に入る大変な病気だ。「自分は大丈夫」「自分のことより家族の健康が心配」と自分の身体をないがしろにしていると私みたいになる。

がんになったら人生は終わりではない。がんになっても生きていく。生きていける。だから婦人科検診を軽視せず、必ず定期的に受けて残りの人生を楽しんで欲しい。お互いに。

今後は引き続き、その後の経過、リンパ浮腫防止グッズで試して良かったものなど、引き続き発信を続けていくつもりだ。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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