見出し画像

私が子宮頸がんになった話 vol.19 乳がん疑いで引っかかる


実はここ1か月ほど、またもメンタルが死にかけていた。というのは、子宮頸がん後のCTで乳房のしこりを指摘され、今度は乳がんの検査諸々を受けていたからだ。

結論としては乳がんではなかった。

婦人科の担当医からは「おそらく大丈夫だと思うけど、念の為調べてもらって」とのことだったが、不安に襲われた。
昨年の子宮頸がんの手術を受ける直前の人間ドック(他院で受けた)で、若干右胸がしこりがあるような気がして医師に訊ねたところ、「がんではない。乳腺が大きいからだと思う」と言われていた箇所だったからだ。そのときも「大丈夫」と言われたけど、半年以上経って指摘されるとなると、もしかしたら…という思いになった。

不安半分で腫瘍内科を受診した。ここでも医師から「おそらく大丈夫だと思うけど、念の為」とマンモグラフィーと超音波検査を受けた。
これで終わる! と思ってたらまさかの「若干グレー」で経過観察か針生検を提案され、「この際だからはっきりさせたい」と針生検(針を胸に刺して組織を採る検査)を受けた。

検査当日。簡易ベッドに寝かされ、医師が超音波で場所を特定し、消毒後すぐに局所麻酔を打った。胸の表面から奥まで薬が入る。わりと痛い。麻酔が効いてきたところで、「棒が入ってくるような感じがします」と声かけがあり、太めの注射器が、たしかに棒のような感覚でずぶりと入ってきた。麻酔しているが鈍痛がする。3箇所くらい組織を採った後、ガーゼを厚手に重ね、止血のためのテープを胸に貼り付けて終了。かかった時間は20分ほどだった。

痛み止めを出してもらい、帰宅。痛み止めは麻酔が切れてきた頃痛みを感じて一度か二度服用した。それより、止血用で貼っていた強めのテープを貼り続けていたところ、翌朝テープを剥がす時に皮膚まで剥がれ、泣きをみた。そういえば、この固定用のテープらずっと貼りすぎないでと言われてた。こういうことかー(涙)!!

色々と余計に痛い思いをしたが、結果はがんではなく、辛さはふっとんだ。診断は乳腺症(簡単にいうとイボのようなものができていたらしい)で、特に治療はしないとのことだった。

私はつくづく自分の身体を思った。

子どもを育み育てた子宮を失い、子どもを育てるために酷使した乳房にも辛い思いをさせてしまった。身体よ、もう本当に本当にお疲れ様!!!
これからは100パー自分のために使うし、精一杯労わるから、これからも何卒よろしくお願いします。

身体が求めていることって何だろう。なんだか身の回りを整理するときが来た気がしている。

サポートありがとうございます!  より良い情報を発信できるよう、頂いたお金は大切に使わせていただきます。