地元も好き、旅も好き
わが家の目の前には、桜の木があります。
毎年きれいな花をつけてくれて、春になる度にこころをなごませてくれる存在です。
そんな桜をながめていたら、去年のちょうど今ごろのことが思い出されました。
半月ほどかけて関西の桜をめぐる旅に出て、いろんな場所のいろんな桜を観ることができたのですが、
https://note.com/natchang/n/n78e218707d6a
その体験を経ていま感じているのは
「うちの前のこの桜がいちばん好きかも」
という想いです。
桜そのものには優劣はなくて、ひとつひとつの木はどれも素晴らしいのです。
だけど、
自分がいつもいる場所のこんな近くで咲いていてくれること、
ドアや窓を開けるたびに美しいピンク色が目に入ってくること、
遠くまで行かなくてもすぐそこにだって素晴らしいものがあるってこと、
そんなこんなが加わった上で、この桜がいちばん好きだなぁと感じるんだろうな…と思います。
今日は長い距離を歩いて久しぶりに地元をいろいろと探索したのですが、
長いこと住んでいても行ったことない場所もたくさんあってそれがおもしろかったし、知っている場所の素敵さを再発見することもできて、
「わたし、いいところに住んでいるんだなぁ…」
と、あらためてうれしくなったのでした。
その一方で、
今週末から大好きなハワイへ行ってくるのですが、
「近くにこんないいものがあると知っているのに、それでも旅へ出たくなるこの気持ちはいったいなんなのだろう…」
と思ったりもして笑、
人の心とは何とも不思議なものです。
旅したいと思うとき、
『見るべきもの・向き合うべきものから逃げているだけじゃない?』
と感じることもあるのですが、今回のはそうじゃないと思っています。
それは、家の前の桜が「お前がいる場所は素晴らしいところだ」と教えてくれて、それをわかった上で出かけるからです。
目の前にあるもののありがたさに気づかないまま遠くばかり見て何かを探し回るのと、
「ここも素敵だけど、それでも見たいものがある」から行く旅は違うんじゃないかなと思って。
そんなわけで、家の目の前にある桜も楽しみつつ、大好きな場所へと行ってきます🧳
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