マガジンのカバー画像

メタバースでよりよく生きる方法

28
メタバース(cluster)での生き方について書いた記事を入れているマガジンです。主に創作とコミュニケーションについて
運営しているクリエイター

記事一覧

clusterのスーパーロイヤルユーザーは何人いる? サービス成長に有効な指標を考える

clusterのスーパーロイヤルユーザーは何人いる? サービス成長に有効な指標を考える

僕が利用しているメタバースプラットフォームのclusterを運営するクラスター社が、なんと2022年7月7日(木)に7周年を迎えました。

まったくめでたいことで、メタバースのプラットフォームを運営しているスタートアップが7周年とはすさまじいことです。何度も資金調達をしながら、ここに至るまでに大きな方向転換もしつつ、それでも「バーチャル」という軸をぶらさずに戦ってきたことは最上の尊敬に値します。

もっとみる
clusterの艦隊戦ゲーム『Feindliche Flotte』が面白すぎて、メタバースから始まるeスポーツの可能性さえ感じる

clusterの艦隊戦ゲーム『Feindliche Flotte』が面白すぎて、メタバースから始まるeスポーツの可能性さえ感じる

この1か月半、clusterにある艦隊戦ゲーム『Feindliche Flotte』を継続的にプレイしています。

1隻の戦艦を艦長(1人)と砲手(1人か2人)で操作し、相手チームを全滅させたら勝利という対戦ゲームで、これがまあ面白い!

何が面白いかというと、2隻対2隻や3隻対3隻で対戦することがほとんどなんですが、チーム内で戦術とコミュニケーションを駆使しないと勝てないこと、そして「もっとああ

もっとみる
clusterのDJイベントで初めて自分の曲を流したら、みんなが踊ってくれて感極まった

clusterのDJイベントで初めて自分の曲を流したら、みんなが踊ってくれて感極まった

6月26日(日)にclusterで「パリピ銭湯」という音楽を流して踊るイベントがあって、DJとして出演しました。

バーチャルでのDJ自体は何度もやったことがあってもはや慣れたものですが、その日だけはかなり心持ちが違いました。

始まる前から気が気でなく、奇妙な緊張感が背中を覆い……なぜかアバター姿で脚を動かすため(フルトラッキング用)のベースステーションが壊れ、ヘッドセットが認識されなくなり、開

もっとみる
clusterでのバーチャル生活をもっと楽しむためのプロジェクト志向

clusterでのバーチャル生活をもっと楽しむためのプロジェクト志向

だいたい何でもそうですが、人生に必須でないことは目的や目標がないとあっという間に飽きます。

clusterも同じです。メタバースやWeb3がホットでclusterも多少の恩恵を受けて新規ユーザーが増えているかもしれませんが、結局は生活に必須ではないので飽きる人や1回だけ使って離脱する人が続出しています(これは僕の観測範囲で実態とは異なる可能性があるのでご注意を)。

皆さんはどうでしょうか、cl

もっとみる
頑なに創り始めなかったclusterの友達がついにものを創った

頑なに創り始めなかったclusterの友達がついにものを創った

最近、メタバースプラットフォームのclusterにいる僕の友達で、「この人は自分から何か創ろうとはしないだろうな」「この人は創らないことがアイデンティティになってるな」と感じていた人たちが、続々といろいろ創り始めています。

本当に、これ以上ないと言いたいくらいにすばらしいことです。

たしかに、clusterにはアバターやワールド、オブジェクトを始めとした創作をしている人がたくさんいます。そして

もっとみる
メタバース、クリエイターエコノミー、暗号通貨――あるいは不思議のWeb3

メタバース、クリエイターエコノミー、暗号通貨――あるいは不思議のWeb3

まともな人のメタバース論ではたいていクリエイターエコノミーの重要性が述べられていて、ときにNFTや暗号通貨などブロックチェーンも有効活用できると言われます。

しかし、現状ないし実際にはこの3つの概念・技術は無関係で、それぞれ独立して文化経済圏を形成することができます。

だとすると、これらはいったいなぜ同じまな板に載せられることが多いのか? それぞれの関係性について、Web3みたいなものを語って

もっとみる
コミュニティと治安維持とルール設計、バーチャル空間で快適さを保つためのワールド運営ガイド

コミュニティと治安維持とルール設計、バーチャル空間で快適さを保つためのワールド運営ガイド

あなたが中心にいる居場所やコミュニティを快適に保ち、そこにいる大切な人たちを守るのは誰か?

それはあなた自身をもってほかにいません。このことはリアル空間でもバーチャル空間でも同じです。

ということで、今回はメタバースのワールドを持っている人のために、ワールドの利用におけるルール設計の重要性と必要性、またその具体的な方法について、僕がclusterで運営している幸甚亭を例に書いていきます(内容自

もっとみる
メタバース、うたかたの夢、人の縁

メタバース、うたかたの夢、人の縁

世間からすれば非日常的でも本人からすると日常的な出来事は、「わざわざ書くまでもない」と思ってしまって記事にするのが難しい。

僕のいまのclusterを中心とするメタバース活動、通称「メタ活」はまさにそんな感じで、VRChatなど他サービスがメインであれ同じような心理状態の人も少なくないでしょう。

世間でどれほど騒がれていても、それがいつもの生活の一部であるがゆえに、何を書いて伝えればいいのか分

もっとみる
クリエイターにとっての稼ぎ場と遊び場のメタバース

クリエイターにとっての稼ぎ場と遊び場のメタバース

最近ちょっと面白いツイートを見かけました。

実力やファンがついて稼ぎたいクリエイターは稼ぎ場としてのYouTubeに進出して活躍し、収益度外視で面白いことをしたいクリエイターは遊び場としてのニコニコ動画で好き勝手やっている(ので場として再燃しつつある)、という感じ。

同時に、クリエイターエコノミーという言葉も普及しつつあります。推進者はあらゆるクリエイターがより収益を得やすくすることを共通目的

もっとみる
アバター同士のコミュニケーションでは空気を読むのが難しい

アバター同士のコミュニケーションでは空気を読むのが難しい

メタバースといえばビジネスや技術、創作が大きなテーマになりがちですが、僕の関心事はもうずっとコミュニケーションです。

1年以上clusterにいて感じるのは、みんないろんなことを話題にしながらも、嫌な思いをしたり悩んだりするきっかけの多くが人間関係、コミュニケーションの問題にぶつかったときです。

無意識からの情報の欠落
問題自体はclusterないしメタバースの外、つまり生身のコミュニケーショ

もっとみる
clusterで運営しているカジノ「幸甚亭」へようこそ

clusterで運営しているカジノ「幸甚亭」へようこそ

皆さん、ごきげんよう。メタバースのclusterで幸甚亭を運営している謎部えむと申します。ここでは幸甚亭が持つカジノの一面を紹介します。

幸甚亭はバーチャル空間のカジノです。ぱっとイメージが湧く人はそれほど多くないかもしれませんが、おそらく最も近いのはオンラインゲームの『ドラゴンクエストX』や『ファイナルファンタジーXIV』のカジノではないでしょうか。

いろんな人たちがやってきて、みんなで一緒

もっとみる
内向的で孤独も平気な自分がメタバースに出会って1年経って、どうなったか

内向的で孤独も平気な自分がメタバースに出会って1年経って、どうなったか

待っていたら何かが起こる。
我慢していたら察してもらえる。
その場にいれば気にかけてもらえる。

そんなことは一切まったくありえず、自分本位で都合のいい妄想にすぎないとすっかり理解していても、他者の視線が気になってしまい、誰かに変に思われたり迷惑をかけたりすることが怖くて自分から行動を起こせない人は、とにかく受け身の姿勢になりがちです。

2020年初頭という変わり目僕自身、長らくそんな感じで積極

もっとみる
ワールドに荒らしが来た! と思ったら元荒らしが撃退しようとした話

ワールドに荒らしが来た! と思ったら元荒らしが撃退しようとした話

バーチャルSNSのclusterで遊んでいると、たいていは平穏な時間が過ぎていくことが多いんですが、ほんのときどき事件というか、変なことが起きます。

僕が運営しているカジノ&バー「幸甚亭」でも稀に起こります。例えば、みんなでブラックジャックを楽しんでいるときに邪魔をする「荒らし」が来て困っていたら、その場にいた「元荒らし」がそいつを撃退しようとした、とか。

元荒らしが荒らしと戦う光景
何が起き

もっとみる
突然お祭りが起こる可能性を秘めたリビングルーム、というバーチャルSNSの魅力

突然お祭りが起こる可能性を秘めたリビングルーム、というバーチャルSNSの魅力

バーチャルSNSの魅力を言葉で表現するのがとても難しく、いったいどう伝えればいいのか頭を悩ませてきました。

さらにバーチャルSNSの価値を企業が投資や協賛をしたくなる合理的な(=利益に繋がる)数字として表現するのはもっと難しく、いまのところ僕にはお手上げです。

ところが魅力に関しては、めちゃくちゃ腑に落ちた表現に出くわしました。いわく、「バーチャルSNSの魅力は、リビングルームにいる感覚なのに

もっとみる