中田裕二「ランナー」MVが最高で、映画「CURE」が観たくなってしまった話。
トキです。
ファンでライブもよく行かせていただいている、中田裕二さんの新曲が先週発表になりました。
「ランナー」
5月発売予定のアルバム、「sanctuary」にも収録予定の同曲。
ラップテイストで単なる艶っぽさとはまたひと味違う、気怠さだったり“中田裕二”感たっぷりの楽曲。
椿屋四重奏の「NIGHT LIFE」をほんのり感じさせるも、更に深さを増している印象。
MVではアンニュイな様子で佇む中田さんを見る事ができる。
踊るように揺れ動くシーツの様な白い布に阻まれたその先に、中田さんは居る。
こちらを見据える視線は儚くも鋭い。
布に重ねられる手や街、楽曲を数値化したオブジェクト。MVを構築する記号的なそれらは、コントラスト強めに彼を包み、時には見る側の視界を阻み、我々はその狭間に彼を観る。
そして走り書きのような細い手書きのフォントで「ランナー」と書き加えたところでこのMVは締めくくられる。
屋上であることは確か。しかし設定の不明瞭さが見ている側の心をざわりと撫でるようで。
「不可解であることの美しさ」をまざまざと見せつけられているようだった。
屋上、シーツ、その組み合わせが脳内で繋がった時に出た答えは病院だった。
※大変急で申し訳ありませんが、たぬきの妄想作文に少々お付き合い下さいませ。
カメラを自分の目線と捉えて観ると、まるで自分が中
田さんを追いかけて、追いかけて、追いかけて。ついにこの屋上で探し当てたような感覚すらあった。まるで自分が刑事で、中田さんは不可解な犯行を重ねる魅力的な犯人のような。刑事である自分だけが辿り着いた答えの先にこの屋上、そして彼がいた。
きっとこのシーンは映画なりドラマなり、ストーリーの終盤だろう。
病院の屋上に逃げ込んだ中田(さん)は、刑事が来るのをわかっていた。
もしかしたら、それでも捕まらない自信があるのかもしれない。それとも捕まるならこの刑事にとでも思ったのだろうか。
その場合、刑事は女性では在りたくない。
もっと無骨で…演技派…
そう、例えば役所広司さんのような…!!!
そしてそんな不可解な美しさと刑事、役所広司を兼ね備えた作品がこちら。
黒沢清監督「CURE 」
https://www.amazon.co.jp/dp/B00WJGIIOS/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_u8lKCbEDRBNPY
内容紹介
憎悪は睡眠で覚醒する。
残忍な手口の連続殺人が発生する。
それぞれの加害者はその場で逮捕されるが、動機もなく、その手口以外の共通点は全くなかった。
事件に疑問を抱いた高部刑事(役所広司)は、それぞれの事件を関連づけて捜査を始める。
しかし、事態は思わぬ方向へ進む。
監督・脚本:黒沢 清
出演:役所広司 萩原聖人 うじきつよし 中川安奈
この作品に出てくる記憶障害のある青年、間宮(萩原聖人)と刑事の高部(役所広司)を、MVを観ながら思い出していたのでした。
間宮もまた、不可解な美しさを持った青年なんです。
ついにはAmazonPrimeでレンタルして見返してしまいました。
若い萩原聖人の不可解な言動と、甘い顔がアンバランスで、それがとても美しくて。
作中で、間宮の決まり文句があるんです。
二人きりの時にだけ言う、
「俺の声、聞こえる…? あんたの話を聞かせてよ…」
最高に素敵です。
間宮も、この作品に関しても不可解でしかなくて、ただそれが最高に美しいです。
たぶん、たぶんですけど。
中田裕二さんにキュンと来ちゃう人は、間宮はハマると思います。
中田裕二さんを知らなくても、ヤンデレキャラにキュンと来ちゃう人にはオススメ。
僕はどっちもキュンキュンです(断言)
CURE、初見が過去作品の上映を行っている早稲田松竹座での上映で、その後もTSUTAYAやらAmazonPrimeやらでレンタルして観てるので、そろそろDVDを買っても良いかもしれない。
意外と定期的に観ている作品な気がします。
そしてCUREを観たあとにもう一度MVを観ると、
良い。すごく良い。
もう、アレです。
映画をリメイクして、その主題歌を中田裕二さんにしましょう。
高部刑事を長谷川博己、間宮は佐藤健にしましょう。
そうしましょう。(急)
中田裕二「ランナー」、映画「CURE」どちらもめちゃくちゃオススメです。
興味がある方は、ぜひ。
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