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ななび(もりやまたかひろ)
2016年6月23日 23:59
生後一年半弱で、ことばを話しはじめるわたしたちは、大人になると、自分が魔法使いだったことすら忘れてしまう。ことばは人をそだて、人を傷つけ、それから人をしあわせにもする。とてつもなく巨大なちからだ。だけどこわがる必要はない。本当に唱えたい魔法は、きっとえらべる。
2016年5月9日 17:36
置かれた場所で咲きなさい。それを聞いたとき、子供ながらにおもいました。私はカゴの中の鳥なのだなあーと。でも大人になったいま、私のこころがさけぶのです。咲くことにかわりはないけれど、置かれる場所をえらぶことはできる。私は花でも鳥でも風月でもないのだから。
2016年4月24日 00:05
誰かが私のためだけに作ってくれた。そういう夕飯が食べたい。カップラーメンをすすると、おなかがすく。どうしてだろう?と思っていたけれど、ようやく分かった。時間効率じゃないの。どれくらい手間暇掛かったか、あなたのことを考えたか。愛情とは、時間の密度なのですね。
2016年4月25日 00:24
あなたの文章が、"スキ"です。たくさんの皆さんのそれが私には"Welcome to the World."と、きこえてしまいました。
2016年4月26日 00:02
ある日突然文章が書けなくなり、しばらくつらい想いをしていた数年前。見かねて、先生は言いました。『何を書くか』より、『誰に伝えたいか』。自分を吐露するよりも先に、考えるべきことですよ。それからいつも、私は足りないあたまをつかいます。想像します、文章の向こう岸を。
2016年4月27日 22:09
つたえたい想いがあります。想像し、苦悩しけしてはまた書き、繰り返し。私にとっての文章とは、そういう存在でした。ついさいきん「読んでると、話を聴いてくれてるようだ」と目の前で友人に泣かれ書くことであなたの話も聴けたらな、といま、言葉をならべています。
2016年4月29日 19:07
旅行というのは、おきゃくさんでいられる自由がゆるされる時間です。住むというのは、じぶんで生きていく、と決めることでしょう。話をすれば、その人がほんとうに外国に住んでいたかどうか、すぐ、わかります。
2016年5月6日 23:40
「将来のゆめはなあに?」と幼いころに訊かれたことをおぼえています。なぜだか、その問いにしっくりこなかったことも。数ある『しごと』という選択肢のなかに、『わたし』は入っていなかった。そのとき感じた、胸のもやもや。わたしはけっして、忘れるものですか。