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にっきのようなもの

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2020年9月の記事一覧

そのため息に終わりはあるのか

最近、ため息をつくことが多くなってきた。

朝、昼、晩。

時間帯を問わず、無意識のうちにため息がこぼれる。口から吐くため息に限らず、鼻から息を抜くため息もつく。

『ため息をつくと寿命が縮む』『ため息をつくと幸せが逃げる』という迷信は小さい頃からよく耳にしていた。もしそれが本当なら、今頃私は死んでいるに違いない。そのぐらいため息をついている自覚がある。

しかし、どうしようもないものはどうしよう

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波のようにゆらゆらと

波のようにゆらゆらと

調子が良い時もあれば悪い時もある。

いつも右斜め上に上がり続けるわけではないのが人間。

ある時に上がって、またある時を境に緩やかに下がっていくか、なにかのタイミングでがくっと下がる。そしてまた元に戻っていく。

体の調子が良くない。精神的に追い詰められている。集中を邪魔するなにかが起きてうまく集中できない。壁にぶつかっていてうまくいかなくなってしまった。単純に物事の調子が悪い日。調子が出ない要

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至福の昼寝

至福の昼寝

連休中の昼寝に勝る至福の時間はなかなかないかもしれない。

1日だけの休みとか、連休の最後の日に昼寝をして夕方に目が覚めると、「あぁ、休みが終わってしまう . . . 」と時間を無駄にしたかのような喪失感がついてまわるけど、連休中であればなぜか至福のひと時に感じられるから不思議だ。

次の日も休みだからという安心感があるのもそうだろうし、まだ陽が昇っている間に眠りにつける、普段はできない贅沢ができ

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隙間時間にあえて何もせずに過ごす勇気

隙間時間にあえて何もせずに過ごす勇気

「あっ、しまった。本持ってこなかった...」

電車やバスでの移動時間がそれなりにある時の暇つぶしに本を持っていきたいタイプだけど、今日は準備に追われるあまり、本を忘れてきてしまった。

最近は首を下に向けてスマホばかりいじって過ごす、ということはなるべくしないようにしている。そこで、代わりに隙間時間を久しぶりの読書の時間に充てようかと思ったそばから、本を置いてきてしまったのである。

でも直後に

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駄文続きであったとしても。それでも続けてゆく。

駄文続きであったとしても。それでも続けてゆく。

それでも、続けてゆく。

最近の私は、朝の30分、間に合わない時は家を出てからさらに30分程度の時間で記事を書くチャレンジを続けている。書く予定の記事のテーマとだいたいのアイディアが前日までに浮かべばまだいいけど、そうでなければほぼ即興で書いている。(浮かんでも書けない日はある)

noteを始めた当初から100日目ぐらいまではまだ時間の融通が利いたので、立て込んでいる時でなければ半日ぐらいかけて

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短く、濃く、美しく。

短く、濃く、美しく。

秋の訪れを感じられるようになってきた。

早朝と、夕方から夜にかけては鈴虫やコオロギの鳴き声が聞こえるようになった他、秋の匂いを運ぶ涼しい風も感じられるようになった。

『春』『夏』『秋』『冬』。

どの季節にもそれぞれの良さがあって好きだけど、「一番好きな季節は?」と訊かれたら、私は迷うことなく『秋』と答える。

春と夏が開放感を促す『動の季節』とするなら、秋と冬は哀愁をはじめとする、内側の感情

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なにかを得るために手放す別のなにか

なにかを得るために手放す別のなにか

あるものを手放すことに決めた。

それは"モノ"というより"場所"といったほうがいいかもしれないけど、合わない場所に居続けようとするストレスが、頭痛となって、疲労となって、胃酸となって、時に悪夢となって、幾度となく私に訴えてきた。

もう潮時だろうか。

他の人にとっては「最高」と言えるような場所であっても、私にとっては最悪の、地獄のような場所。

なぜ私だけこうも馴染めないのだろうかとずっと答え

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