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駄文続きであったとしても。それでも続けてゆく。


それでも、続けてゆく。


最近の私は、朝の30分、間に合わない時は家を出てからさらに30分程度の時間で記事を書くチャレンジを続けている。書く予定の記事のテーマとだいたいのアイディアが前日までに浮かべばまだいいけど、そうでなければほぼ即興で書いている。(浮かんでも書けない日はある)


noteを始めた当初から100日目ぐらいまではまだ時間の融通が利いたので、立て込んでいる時でなければ半日ぐらいかけてじっくり書くことができた。

しかし今は状況が変わって、朝ぐらいしかじっくりnoteに充てられる時間が取れない。しかも、朝の準備が終わった後の自由時間。おおよそ30~40分だ。

その気になれば夜にもできないことはないけど、いかんせん夜は疲れがどうしても勝ってしまうので、夜に無理に書くことはせずに、読むことと構想を練ることに充てている。


家を出るまでに間に合わなければ出先で書くこともあるけど、「できれば家を出るまでの30分の間に書き切りたい」と思いながらいつも書いているので、noteを始めた当初とは大きく異なる『時間を決めて書く』というチャレンジのもとで今は書いていることになる。


もちろん、数日に1回の更新とか、気が向いた時に投稿できる不定期更新のnoterさんたちと比べれば、記事ひとつひとつの質はその分落ちる。毎日投稿をしていて、さらに時間を決めて書いている時点で、記事に充てられる時間がそもそも違うのだから、それもそうだ。

なかには毎日投稿をしているのに記事がとてもよくまとまっているnoterさんたちもいるけど、単純にその人たちには遠く及ばないことを私自身が感じ取っている。持って生まれてきたものが違うか、文章に触れてきた時間が違うのだろう。


楽譜通りにきっちりと演奏するように、時間をかけて緻密に練られた文章。これを『クラシック』だとするなら、即興で書いている今の私の文章は『ジャズ』だ。ジャズはその時のフィーリングで演奏の仕方が変わる。楽譜なんてあってないようなものだとばかりに即興で繰り広げるソロパート。


限られた材料を限られた時間のなかでいかに膨らませるか。

あるいは、ある一定の質を満たした文章を即興で書くことができるか。

これが今の私に課せられたチャレンジだ。


新しいチャレンジである一方で、もう少しじっくりと時間をかけて記事の質を高めたいと思う私自身も確かにいる。実際、投稿している記事の質が落ちていることを書いている本人が感じているからだ。

できることなら私もじっくりと時間をかけたい。でも毎日投稿というチャレンジを自分に課しておきながら、他のnoterさんたちと同じように時間もかけたいというのは欲張りなのかもしれない。

今の私が鍛えるべきは、限られた時間のなかで、ある一定の質の記事を書き切る力だ。つまり、スピードに慣れさせている段階。

私自身、スピード至上主義ではなく、むしろ質を丁寧に高めたいと思うタイプなので、求めている側と正反対の場所にいることになる。けれども、スピードに慣れてからあえてスピードを落とすと、ひとつひとつの所作がより丁寧になることはあなたも経験がないだろうか。そう、私の狙いはそこにある。

すべては、より丁寧に、より質の高い文章を書けるようになるために。そのために今の私が必要だと感じている経験だ。そんなものは必要ないという人もいるかもしれないけど、何事も経験するに限る。必要なかったという結論に後で行き着いたのであればそれはそれで収穫だ。


正直に言って、今の私が投稿している文章の多くは『駄文』かもしれない。実際、あまり反応がよくないことは肌で感じている。ただの駄文を日記用のノートに書いて、それをそのまま投稿しているようなものだ。時間をかけて無駄を削ぎ落した、洗練された文章とは程遠い出来と言われても仕方がない。

狙いを定めて一撃必殺を決めるスナイパーに対して、今の私は手数で攻めるマシンガンだ。書いているテーマも様々で、よく言えば幅広く、悪く言えばファンがつきにくい(篩にかけられるという利点はある)。

「こんなどうでもいい文章を読みたいんじゃないんだよ」と思っている人もいることだろう。もっと私にうまく書ける力があればもっとなにかが変わったのかもしれないけど、「あなたの文章が好きだから読むよ」と、駄文に付き合ってくれている人もいる。私はそういう人たちを大事にしたい。人の心は移ろいゆくものだし、いつかは別れが訪れるものだけど、少なくとも、残ってくれている間は。

note全体で見たら取るに足らない文章かもしれないし、"伸びない"記事ばかりかもしれない。

それでも、『駄文でもいいから投稿すること』『そして続けること』とnote公式が言っているように、どんな文章でも、自分の内面を表現したものを投稿し続けることに意味があるのではないか。

それこそ、ノートに日記を書くように。


だから私は今日も、明日も、これからも、続けられるまで書き続ける。

いつかは遠くに行けると信じて。

届くべき人に届くと信じて。


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